2016アジアクラブ選手権を戦って ~山田監督、岩﨑、大野、柳田、古賀選手から~

  info_category3.gif2016/09/20

 9月3日から11日までフィリピン・ビニャンにて開催された「2016アジアクラブ選手権」に日本代表チームとして16年ぶりにアジアに挑んだレッドロケッツは、みなさんの応援を力にし、見事、全勝優勝を果たし、初のアジアチャンピオンとなりました。
 本大会の総評とふり返りを山田晃豊監督より、また岩崎キャプテン、個人賞受賞した大野、柳田、古賀選手らからのコメントをお届けします。


◆選手からのメッセージはこちらから>>>
 

2016アジアクラブ選手権を戦って   監督 山田晃豊





 NECとして16年ぶりの出場となった2016アジアクラブ選手権は、夏場に取り組んできた練習の成果を測る絶好の機会。世界を経験し、後に狙うVリーグ制覇へのマイルストーンとすべく挑んだ。大きな技術課題としては3つ。オフェンス得点力の向上、パス・セットの精度向上、オフザボールを制すること。決勝まで7戦を戦うハードな大会であったが、スタートメンバー、途中出場メンバー、サポートメンバー、スタッフたち、それぞれが役割を果たし、NECとしては初のアジアチャンピオンとなった。
 
  リオ五輪を戦った島村は、Vリーグへ向けてのピーキングを考慮し、競技復帰へ向けてリハビリに奮闘する奥山と共に、コートの外からチームを力強くサポートした。チームキャプテンの岩崎は、優れた状況判断をコート内に行き渡らせ、ディフェンス面からゲームをコントロールした。近江は、島村に代わってゲームキャプテンを担い、勝負所の度にゲームの流れを動かす、強い存在感を発揮した。戦う覚悟を宿した古賀は、攻守の軸としてのプレースタイルに成長をみせ、大会MVPを受賞した。山口は、動じない安定感でアタッカーに安心感を与え、チームのオフェンス得点力を引き上げた。大野は、固いブロックとスピードに機動力を加えた攻撃で、拮抗した場面を打破し、ベストミドルブロッカー賞を受賞した。鳥越の安定したサーブレシーブ、ジャンプトスは、これまで磨いてきた全員攻撃を、繰り返し演出した。新加入の正は、準決勝のタイ戦において劣勢の状況で出場し、相手に傾いた流れを断ち切ろうと、献身的にプレーした。上野は、いつでもチームを助ける準備ができていたからこそ、決して多くはなかったチャンスでも、チームを鼓舞することができた。小山は、熱さを秘めて懸命に練習に打ち込み、懸命にプレーして、自信を宿した笑顔をみせた。家高は、決勝戦でも持ち味のパンチ力のあるアタックで、試合の流れを変えてみせた。佐川は、大会を通してスタートメンバーでの挑戦で、高いブロック効果を発揮し、攻撃では左腕の武器を活かした。柳田は、ほぼ固定で全試合を勇敢に戦い、小さな体でも国際舞台で勝負できることを、ベストオポジット賞受賞と共に証明した。篠原は、より献身的に、よりアタッカーの心を汲んでいくセッターになろうとしている。廣瀬は、新人として思い切り良くプレーし、貴重な経験を積んだ。選手たちは、正しい努力を積み重ね、自分<チームを大切にし、日々自律的に成長している。私はその姿に、チームという個人の集合体が持つ、限りない可能性について、改めて大きな希望を抱いた。


 
 そして、選手たちを支えるスタッフたちへの感謝を伝えたい。日々勝利のために、各々の能力を最大限に発揮するコーチたち、毎日朝早くから夜遅くまで、選手達が全力で競技に打ち込む環境を整えてくれている、トレーナー、マネージャー。スポットライトの当たらない、影の功労者たちに感謝を伝えたい。どの言葉を選んでも足りない気持ちを、行間に込めて。
 
 我々NECレッドロケッツは、今シーズンのVリーグ制覇に向けて、スローガンである“ONENESS~再び頂点へ~”のもと、チーム一丸で戦う。どんな状況下でも、メンバーひとりひとりの強い意志が、託された夢を叶えることを信じて。

 

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