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2019/02/18

試合レポート

■レッドロケッツ応援記  ~2/16 対岡山シーガルズ戦 壮絶なラリー合戦もフルセットで屈す~

 昨年11月から新たに始まったVリーグの2018/19シーズンも、V・レギュラーラウンドはいよいよ残り2試合。前節まで3連勝と、ここに来て勢いが出てきたレッドロケッツは16日、イースタンカンファレンス1位を目指して岡山シーガルズと対戦した。
 ウエスタンカンファレンスに属する岡山は、前節こそ敗れたものの、1月12日から7連勝を飾り、一時は絶望的だったファイナル8進出の可能性が再び浮上していた。しかも岡山にとってはホームゲーム。観客の大多数を味方につけており、モチベーションは極めて高かった。



 「岡山さんとやるときは毎回、タフなゲームになるというのを覚悟して挑んでいる」
 金子監督の言葉通り、この日もフルセットに及び、第3セットまですべてのセットがデュースにもつれ込む大熱戦となった。そうした中、レッドロケッツは25-27、29-31と、いきなり2セットを落とし、窮地に立たされてしまう。
 そこまでの戦いぶりは決して悪い内容ではなかった。第1セットは柳田が先制点を挙げたのを皮切りに、6-5までにアタッカーの5人全員が得点。3点のリードを許しても、焦らずに食らいついた。17-19の場面でリリーフサーバーとして入った篠原がサーブで崩し、島村の3連続得点で一気に逆転。荒谷がブロックで続いて流れを引き寄せたかに見えた。第2セットも序盤に1-5と苦しんだにもかかわらず、早い段階で立て直し、セット半ば以降は互角の戦いを演じている。



 しかし、いずれも岡山がデュースの末にセット奪取に成功する。大野は「相手のトスが速く、レフトからの攻撃に対応しきれなかった」ことを苦戦の要因の1つに挙げた。古賀は「岡山さんが粘り強いディフェンスをしてくるチームだというのはわかっていた」と語ったが、ラリーにおける相手の集中力はいつにも増して凄まじく、「絶対にボールを落とさない」という気迫は、ときにレッドロケッツを上回ることもあった。
 それでも、チームに悲観するようなムードはなかったと島村は言う。
 「1、2セットを取られても、選手の中にはフルセットに持ち込んで勝てるというイメージがありました。そういう雰囲気がみんなの言葉や表情にも表れていたので、まだまだ行けるという感じでした」
 「素直に打っていくと決められない。もうひと工夫していこうと話して臨んだ」(古賀)という第3セット、柳田のサーブから大野のダイレクトスパイク、荒谷のブロックで12-8。山口の意表を突くツーアタックで16-13と、2回目のテクニカルタイムアウトまではレッドロケッツペースでスコアが推移する。18-15から逆転されて追い込まれると、ジップアリーナ岡山に駆けつけたサポーターから「NEC、ここでしっかり切ろう!」「ここからだぞー!」という檄が飛んだ。



 そこからは再び激しい点の取り合いとなり、またしてもデュースに突入したが、レッドロケッツは3回あった相手のマッチポイントをしのぎ、最後は33-31。ここ一番で島村のブロード攻撃とブロックが炸裂し、一矢報いた。
 第4セットは柳田や荒谷のバックアタック、古賀のフェイントなど、多彩な攻撃が決まるも、終盤まで両チームともに一歩も譲らなかった。19-18で相手スパイクにブロックタッチがあったとされた判定に対し、金子監督がすかさずチャレンジを要求。この成功で20-18としてから岩﨑の好守を柳田がうまく得点し、古賀もバックアタックで続いて一気に駆け抜けた。25-20でこのセットを取った時点ではセットタイながら、主導権は完全にレッドロケッツが握っていた。
 だが、雌雄を決する第5セットは終始、岡山がリズムをつかみ、レッドロケッツは一度も追いつくことができないまま、12-15であえなく敗戦となった。



 「競り合いになったセットを取りきれなかったのが今日の敗因。レシーバーがディグできる範囲でのワンタッチボールだったらレシーバーの責任ですが、今日はブロックが弾かれるケースがたくさんあった。その本数を減らしていかないといけないと感じました」
 古賀はそう語り、悔しさをにじませた。ただ、金子監督は「一人ひとり、自覚と覚悟を持って戦ってくれた」と、2時間50分に及ぶ激戦を戦い抜いた選手を称える言葉も残している。
 「1、2セットともにああした流れで落とすことになりましたが、本来であればそこから奮起するのはなかなか難しい。それでも3セット目から選手たちが切り替えて頑張ってくれて、なんとか2セットを取れたことは、このリーグの中での成長の証だと思います」
 大野が「明日も試合があります。相手のことだけにならずに、自分たちのオフェンスをいかに決めていくかを考えてやっていきたい」と意気込んで臨んだ翌17日のKUROBEアクアフェアリーズ戦。レッドロケッツは相手の粘りに苦しめられながらも、セットカウント3-1で勝利し、貴重な3ポイントをつかんだ。この結果、11勝9敗(35ポイント)のレッドロケッツは、次週に1試合を残す2位の埼玉上尾メディックスに4ポイント差をつけ、イースタンカンファレンスの1位を確定させた。
 しかし、言うまでもなく、まだ目指す頂への途上に過ぎない。富士山にたとえるなら、五合目といったところだろうか。これから道は険しくなり、頂上に近づくほど傾斜は急になっていく。3月に幕を開けるV・ファイナルラウンド。本当の戦いは、ここから始まる。最高の景色は、厳しい坂道を登り切った者しか目にすることはできない。







■Hot Topic 上野香織 ~「自分のやるべきことをやるだけ」~
 最後にスタメン出場を飾った1月12日を最後に、ベンチスタートが続いている。前回、途中交代でプレーした今月3日の東レアローズ戦は、コートに立っていた時間はわずかだった。「今日は何もしていないので…」と上野本人が言うように、この日の岡山シーガルズ戦も、第1セットと第2セットの終盤にワンポイントブロッカーで入ったのみだ。
 ただ、第2セットの交代では、上野のブロックが相手にプレッシャーをかけ、スパイクミスを誘っている。自身の得点にはなっていないが、「何もしていない」ということはない。金子監督は上野を送り込んだ意図をこう語る。
 「高さのあるラーマットが入れば、ブロックの脅威は生まれると思いますが、(相手の攻撃が)そこに来るという保証はない。前半はストレート側を少しやられてたので、上野の器用さに期待して起用しました」
 今季はラーマットの加入により、ミドルブロッカーのポジション争いがさらに苛烈になっている。しかし、「自分のやるべきことをやるだけ」という考えはどんな状況でも変わらない。「他のみんなよりはパワーはありません。でも、状況判断をしたり、相手や周りをよく見て冷静にプレーする。そういう部分は自分の持ち味だと思っているので、そこはいつもみんなよりできるようにしていきたい」
 出場機会が減っても、コンディションは万全だったという。「ブロックだったりスパイクだったり、自分のやるべき仕事を練習しています」と、いつでも行ける準備はしている。岡山戦では第3セット以降、チームのブロックが「シャットアウトが出る場面はそれほどなかったですが、少しずつ形になっていた」(金子監督)ことから上野の出番はなかったが、試合中も常にウォームアップエリアで体を動かし、準備に抜かりはなかった。
 その心掛けが翌日のKUROBEアクアフェアリーズ戦で実を結ぶ。第1セット途中でラーマットに代わってコートに入ると、第2、第3セットはスタートからプレー。アタック本数は7本と少ない中で3点をマークし、チームの勝利に貢献した。
 V・ファイナルラウンドのファイナル8に向け、「どのチームも差がない。しっかり自分たちの持ち味やNECらしさを前面に出して勝ちにつなげていきたいです」と、チームの思いを代弁した上野。総力戦となる今後の戦いでも、「自分のやるべきことをやるだけ」という心境で静かに出番を待つ。
 
(取材・文:小野哲史)

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17 - 25
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3

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