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2019/03/04

試合レポート

■レッドロケッツ応援記  ~3/2 対東レアローズ戦 セットカウント2-0から逆転許し、ファイナル8は黒星発進~

 春の足音が聞こえてきそうな3月の第1週、V・ファイナルステージ最初の関門となるファイナル8が幕を開けた。
 ファイナル8の順位決定方法を改めて確認しておくと、イースト、ウエストの各カンファレンスのV・レギュラーラウンド上位4チーム、計8チームによる1回戦総当たりを行う。それぞれの試合の獲得ポイントを加算し、最上位はそのまま4月のファイナル進出が決定。2位と3位が今月末に2戦方式で行うファイナル3へと駒を進めることになる。なお、V・レギュラーラウンドの順位で、あらかじめ1位に6点、2位に4点、3位に2点というポイントが付与され、イースタンカンファレンス1位通過のレッドロケッツは、6点を獲得した状態からファイナル、あるいはファイナル3を目指していく。



 ウエスト1位の久光製薬スプリングスとともに、レッドロケッツがスタートの時点で有利な位置にいるのは間違いない。しかし、付与ポイントが少ないチームほど、上位チーム相手に一泡吹かせてやろうと目論んでいる。手持ちのポイントが多いからと言って決して楽な戦いにならないのは、昨季までのファイナル6でも経験済みだった。
「今日からファイナル8ということで、ギアを上げて今週の練習に取り組んできた」
 そう語ったのは古賀だ。選手たちは「ここからが本当のスタート」と言わんばかりの気合いの入れようで、準備の段階から高いモチベーションを維持し、この日の東レアローズ戦に果敢に挑んだ。
「入りの部分は集中力もあって、競る場面も多かったけれど、しっかり取り切ることができた。先行する展開を自分たちで作るというレギュラーラウンドの課題については、力がついたなと感じられました」
 柳田の言葉通り、第1セットは立ち上がりに山内のスパイクや古賀のバックアタックで4連続得点。一旦は7-9とされたものの、島村の2連続サービスエースなどで再び4連続得点を挙げ、山内もスパイクとブロックで続いた。4点リードで2回目のテクニカルタイムアウトを終えた後、東レの猛攻に遭い、同点とされたが、逆転は許さない。終盤、古賀のスパイクが立て続けに決まって、25-23と最初のセットを競り勝った。



 第2セットも序盤に2-5とされながら、すぐに立て直した。中盤には山内の強打で追いつき、古賀のサービスエースでリードを奪う。そこからは、岩﨑を中心とした守備と、古賀、柳田の攻撃を軸に激しい点の取り合いを演じたが、デュースに入って抜け出したのはレッドロケッツだった。大野が鋭い速攻を突き刺すと、守備固めで送り込まれた小島が横っ飛びで拾ったボールを山内がきっちり決め切って、26-24。ここ一番での勝負強さが光った第1、第2セットの内容だった。
 しかし、ここから一気に試合を決めることができないのが、バレーボールの難しさであり、レッドロケッツがもっと貪欲に追求しなければならない「強さ」なのかもしれない。柳田は試合後、「良いリズムでできていた分、相手も対策してきて、そこで自分たちがミスを出してバタバタしてしまい、相手にリズムを持って行かれた」と語っている。
 ただ、第3セットこそ19-25で落としたものの、第4セットはレッドロケッツペースの時間帯の方が長かった。昨年12月2日以来、3ヶ月ぶりの出場となった廣瀬、そして高さのあるラーマットをスタートから起用し、その2人の活躍もあって中盤は完全に主導権を握った。岩﨑を中心とした粘り強い守備からラリーをものにし、8-8から17-13としたあたりでは、福岡市総合体育館に訪れたサポーターも「いいぞ、NEC。このまま行けー!」と、第2セットまでの元気が再び蘇りつつあった。



 ところが、レッドロケッツ側のスパイクミスに乗じた東レに一気に並ばれる。その後、山内や廣瀬が意地のスパイクを決め、古賀も脚をつらせながら懸命にプレーしたが、23-22から3連続失点を喫し、セットタイとされてしまった。
 2セット先取した後に2セット奪い返される展開は、先月3日に神戸で戦った東レ戦とまったく同じ。そのときは最終第5セットをもぎ取ったレッドロケッツに軍配が上がったが、この日は第5セット、4-4からの4連続失点が最後まで響いた。古賀に代わって入った柳田がサービスエースを放ち、大野もブロックで諦めない姿勢を見せたものの、あと1点が遠く、12-15と逃げ切られた。
 金子監督は、勝敗を分けたのは「サーブの差だった」と振り返る。
「東レさんはどういう状況でもプレッシャーのかかるサーブを打ってきて、うちのディフェンスにじわじわとストレスをかけていった。逆にうちは、取り切るまで攻め続けなければいけないところで甘さが出た。(サーブを含め、あらゆるプレーで)もっと勝負所で、苦しい状況であっても高いスキル能力を引き出せるような練習を取り組んでいかないと、やはりあと1点、2点は取れないと思います」



 フルセットによる敗戦で、ポイント1を加算したわけだが、「前半の戦いで3ポイント獲ることが大事と考えていたので、1ポイント獲っただけでは評価に値しない」とも言っている。
 古賀は「初戦を落としてしまったと捉えるか、あとまだ6試合あると捉えるかは自分たち次第。もう一回、細かい部分を修正して、来週は2連勝できるように練習から集中してやっていきたいです」と決意を新たにし、柳田も「(この日の課題は)中盤の集中力や最後まで取り切る決定力。私自身もチームのアタッカーも一人ひとりがもうひと工夫して、セッターを助けないといけない。今は下を向いている場合ではない」と、自らに言い聞かせるように力を込めた。
 次週からは土曜と日曜の連戦が3週連続で予定されている。自分を信じ、仲間を信じながら、1つでも多くの勝利を、そして1点でも多くのポイントを積み重ねていってほしい。







■Hot Topic 塚田しおり ~重要なファイナル8初戦で久々のスタメン出場~
 金子監督からスタメンで行くことを言い渡されたのは、前日のミーティングの場だったという。
 今季は開幕から6試合連続でスタメン出場を果たし、その間、4勝2敗とチームも上々のシーズン序盤だったが、以降はベンチを温める日が続いた。リーグ戦で最後にプレーしたのは、昨年12月8日。そこからV・レギュラーラウンドは10試合連続で出番がなかった。
「苦しかったけれど、やっともらえたチャンス。ファイナル8初戦でもあったので、気合いが入っていました」と、塚田は「最初は少し緊張した」と言いながらも、落ち着いて試合に入っていった。
 V・ファイナルステージの重要な初戦となる東レアローズ戦で、セッターを塚田に託した狙いを金子監督はこう語る。
 「セッターに限らず、どのポジションでも誰が出ても勝てるチームというのを目指して夏場からやってきました。そのなかでセッターは、塚田自身の良さであるサイドへのトスの精度に伸びる部分があったので、サイドアタッカー陣にもっとコース幅を持たせてあげたいという意図で起用した。それと彼女のサーブのブレイク率の高さにも期待しました」
 塚田自身も「サイドアタッカーに選択肢を減らさないようにして丁寧にトスを持って行く」と、指揮官の求める点をしっかりと理解しつつ、「高さのあるところからトスを上げられたり、ネット際のプレーは強みにしている」と、他のセッターにはない自分らしさもできるだけ発揮していきたいと考えていた。
 決して楽な展開ではなかったものの、2セットを先取し、塚田は手応えを感じていた。しかし、「3セット目からは自分たちのミスや引いたプレーが出てしまい、うまく回らなくなった」ことを悔やみ、「詰めが甘かった」と肩を落とした。
 とはいえ、コートでプレーできる喜びを改めて感じたに違いない。
「勝ち切る強さというか、1点取り切るまで、何が何でも食らいつくという気持ちの部分を考え直してやることと、個人としては、トス回しが単調になってアタッカーに任せきりになってしまうところがあったので、そこは改善していきたいです」
 V・レギュラーラウンドの後半は、セッターが山口頼みになっていた感がある。だが、塚田の存在感が増すと、チームとしても好守において厚みが出てくる。勝負のV・ファイナルステージで、その持ち味をいかんなく発揮してほしい。
(取材・文:小野哲史)
 

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3

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25 - 22
12 - 25
25 - 20
25 - 14
-
1

PFUブルーキャッツ

2019/12/08 15:00

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