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2019/06/24

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金子監督×山内美咲新キャプテン対談

2シーズン目を迎えた金子監督と、今季からキャプテンに就任した山内選手。キャプテン抜擢の理由と、これから目指すべきバレーボールのスタイルとは。同じ東海大学の先輩、後輩でもある2人が語る本音トークです。



――金子監督にとって2シーズン目を迎えました。新キャプテンに山内選手を選んだ理由を教えて下さい
金子 昨シーズンは僕も1年目で、これまで山田前監督が残したものをベースとしてやっていこう、という考えが強くありました。その中で、キャプテンとして柳田が非常にチームをよくまとめて頑張ってくれていたのですが、新たな風を吹かせたい、という意味で新しいキャプテンを選出しました。昨シーズン、捻挫して試合に出られない時も外で何か力になろうという部分は見えていましたし、ベンチにいてもコートの中にいる仲間に対しての声かけ、客観的にチームを見られている印象が強くあったのが美咲でした。僕が怒っても「大丈夫でしょう」と流してくれるでしょうし、いろいろと期待しています。

――山内選手は「キャプテン」と言われた時にどんな心境でしたか?
山内 はじめは「え? 私ですか」という感じでビックリしました。まさかそういうふうに見られていると思わなかったので、驚きました。学生時代やアンダーカテゴリーの代表チームではキャプテンをやらせてもらった経験もあるのですが、規模が違います。試合に出させてもらう機会は多くありましたが、チームとして結果が残せていたわけではなく、自分に自信を持てていませんでした。自分ではキャプテンになることなど全然考えていなかったので、すぐに返事はできませんでしたし、キャプテンになって引っ張って行けるのか、周りがついてきてくれるのか、不安はありましたが、少し時間をもらい、徐々にイメージができたので、「今はこういう時なんだ」と思って引き受けることにしました。
金子 自分ではそう思っていたのかもしれないけれど、美咲の良さは誰に対しても媚びずにいい距離感で接すること。練習中は何を考えているのかわからないような時もあるけれど(笑)、すごく冷静に全体を見ていると思う。僕としてはたとえば怒られた時に「怒られた」という結果だけでなく、そこに至るまでの経緯として考えてほしい。あれが理由だったから、次はここを注意して同じことをしないようにしよう、と監督の意図も理解して、選手が向かうべき方向を示してくれる選手がキャプテンとしてふさわしい存在だと思ったので、美咲にやってほしいな、と。年上、年下、関係なくいろいろな人とコミュニケーションを取れる選手だし、困った時に人が来やすい。自分からアクションを起こそうとしたらなかなか言葉が出てこないタイプかもしれないけれど、元気がない子にはスッとそばにいくとか、自然に動ける。そういう面に期待しています。
山内 面と向かって言われることがないので、照れますね(笑)。私も不安はありますが、キャプテン経験のあるサキさんやジョンさんがいてくれるので、その面では何も心配ないと思っています。気を遣わずに「こうしたいと思うんですけど、どう思いますか」と聞きにいくと、いつも「それもいいね」と受け入れてくれて、そこにプラスして意見してくれるので相談しやすいです。



――監督とキャプテン、密にコミュニケーションを取る立場として、山内選手から金子監督に改めて聞いておきたい、言っておきたいことなどありますか?
山内 緊張しますね(笑)。でも昨シーズン、金子さんが監督になって1年目、大きく大胆に出ず、結構慎重に行くタイプなんだな、というのが意外でした。先ほど仰っていた通り、1年目にガラッと変えるのではなく、山田さんが築いたものをベースに、というのがあったからなのか、と思いますが、変えるべきところはもっと大胆に変える人なのかな、とイメージしていたので慎重さにびっくりしました(笑)。
金子 たとえば? どういうところでもっと大胆に行くと思っていた?
山内 たとえば試合2セット先取されたらメンバーをガラッと全員入れ替えるとか、とにかく攻めるから全員ジャンプサーブに変える、とか、それぐらい割り切って大胆なことをしそうなイメージでした。
金子 俺はヨーロッパ型だから(笑)
山内 そうなんですか?(笑)
金子 いや、それは冗談だけど、正直に言えば、プランとしては開幕を勝って最初に走れたのでこのまま勢いに乗るかな、と思った。そうなったらいろいろ仕掛けることもできるけれど、そこで立ち止まってしまったので、後半は葛藤だったかな。そこで何をしたらいいか、山田さんは粘り強くやってきた、という印象が強かったので、ここで何かを仕掛けるのではなく今は我慢強くやろう、と。もちろん頭の中には全部変えようか、という発想もあったけれど、そこで変えた時に崩れないためのベースがない。動くならこれからだと思っているし、そういう意味では2シーズン目の今季はもっと自分の色を出して行くと選手みんなにも話したよね。根本はディフェンス、それは絶対に重要視するところであるのは変わらず、並行してサマーリーグまでは基本技術を徹底しようとか、いろいろ考えているよ。もちろん細かくは言わないけどね(笑)。
山内 言わないんですか(笑)
金子 そこは様子を見ながらだよ。



山内 実際私も、やり方は1つじゃないと思うし、選んだ策がハマっているようでハマっていない時に、それに固執する必要はないと思うタイプなんです。別のやり方で同じ結果を求める方法や、やり方はいくらでもあると思うので、それを試して行けばいいのに、と考えるタイプです。
金子 もちろんチームとしての約束事はある。でも自由にやればいいと思うよ。ブロックとディグの関係も大事だけれど、人間がやることだから臨機応変に変えることも必要だから。
山内 みんな大人だし、これまでずっと高いレベルでバレーボールを経験してきた人たちの集団なので、この1プレーに対して「自分はこう思った」というのがあるはずですよね。たとえば、他の人から見たらレシーブの位置で「どうしてそこにいたの?」と思われるかもしれないけれど、前で跳ぶミドルブロッカーのブロックが流れる傾向があるからこの位置に移動した、とか、ずっとライン側に打たれていたから少しライン側に寄って守った、とか。それでも同じコースを狙って来たらレシーブの位置でプレッシャーをかけてアウトにさせようとか、避けて真ん中に打って来たらそこを拾おう、とか駆け引きがある。だから、たとえ結果としてミスになったとしても「こう思って、こうしたけどダメだった」という理由があれば次につながるし、自分の技術向上、チームにとってもプラスになると思うんです。でも結果だけ見て、「何でそこにいたの? ここにいるっていう約束だよね」と理由を確認せずに責めるだけだと、「自分は間違っているんだ」と思って、新しい発想も消えてしまうかもしれないし、責任を押し付け合ってプレーが中途半端になってしまうかもしれない。うまく行かない時は、そういうことが起こりがちで、バレーボールは人と人のつながりの部分が大切だと思います。だからこれからはもっとお互い意見を出し合って聞く姿勢、伝える姿勢を持って、選手はもちろん、スタッフも一緒にみんなが何でも意見を出し合いながら生み出せる関係になっていきたいです。
金子 いろいろな発想があっていいと思うよ。極端な話、練習でも監督やコーチから「こうしなさい」と言われたことだけをやるのではなく、選手同士で打ち合うことで磨かれる技術もある。それが試合の中で「読み」という部分にもつながるだろうし、もっと積極的に「こうしたい」「こうしよう」と発信してほしいね。監督としてはやはり、楽しいバレーがしたいし、楽しいバレーをお見せしたいので、それも美咲には期待しています。



山内 バレーボールの楽しさは、相手との駆け引きがあるからこそだと思っています。レシーブの時にわざと動いて相手の狙いを外させようとするとか、序盤からサーブを後ろばかり狙っておいて、本当に点数を取りたい時は前に打つとか、真剣勝負だからこそ駆け引きができる。その1つ1つや、技術が上達することを楽しめるチームになれたらいいなと思います。
金子 選手が困った時には美咲が「こっちだよ!」と声をかけて、みんなが迷わず同じ方向へ進んでいくような集団になってほしい。無理して引っ張ってくれ、とは思わない。全員に対しても「全員がキャプテンだという気持ちを持ってほしい」と話しているので、キャプテンだから特別にやらなきゃ、という考えは持たずにそのまま自然にやってくれればいいよ。

――では最後に、改めて金子監督から山内選手に期待すること、そして山内選手から金子監督へ決意表明をお願いします
山内 金子監督体制で迎える2シーズン目、今季は大きく変化したい年なので、私の中では「新化」という言葉がチームにあっていると思います。お互いいろいろな個性を持っているからこそ、そこでいい化学反応を起こして、新しい風を吹かせたい。新しい文化を築いていける土台をつくるシーズンが今年だと思っているので、これまで築かれてきたNECのベース、文化にプラスして、新しい風を吹かせて、新しい文化をNECに残していきたいです。あと、金子さんは試合中にラインズマンへのアピールが強いので(笑)、審判も仲間にしてみんなで戦いましょう(笑)
金子 丁寧に「アウトですか、そう、アウトか」と聞いているだけだよ(笑)。コミュニケーションでしょ(笑)。でも今季はこれまでチームの中心でやってきてくれたキャリアのある選手が抜けて、チームにとって新しいシーズン。新たな時代をつくれる可能性があるし、このタイミングで新しい歴史をつくりたい。そこは期待しかないね。今シーズンは短期決戦なのでスタートダッシュに失敗すると、後半はプレッシャーのかかる試合が増える。勢いが必要だと思うので、そこは美咲にもリーダーシップを発揮してほしい。全体的に若いチームになって大変なこともあるかもしれないけれど、キャプテンが自分らしくやっているチームが一番いいチームだと思うので、1人の選手として、もちろん自分がレギュラーであり続けることは大切だけれど、そこにプラスして、チームのために力を貸してもらえたらと思います。期待しているので、一緒に頑張りましょう。
山内 ハイ、頑張ります。頑張りましょう!


 

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