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2019/10/21

試合レポート

~レッドロケッツ応援記 10/19 対デンソーエアリービーズ~ 2019-20シーズンが開幕。心を1つに。バレーボールで地元・川崎に勇気を!

ゲーム前のコートを彩る、色とりどりの鮮やかな光。
 光と音の融合をテーマに、見て、聞いて、感じて楽しい今季のホームゲームは「レッドロケッツ“フェス”」。いよいよ始まる今シーズンの戦いに向けて胸躍らせる一方で、この場に立てる感謝を噛みしめる、特別な試合。
 10月12日。猛烈な雨や風で大きな被害をもたらした台風19号は、レッドロケッツのホームタウンである川崎市も甚大な被害を受け、今なお、日常を取り戻すことができず、苦しんでいる人たちがいる。
 その人たちに向けて勇気を与えたい。金子監督は言った。
「選手たちには『台風で多くの方が被害にあわれている中でスポーツをやる意義を考えて行こう、NECの玉川事業場も大きな被害を受けている中、多くの方々がこの舞台を支えてくれていること、そして今ここに立つことができるのは、この歴史を築き上げ、支えてくれたOG、OBがいることを理解して戦って行こう』と話して、試合に臨みました」
 当たり前にできることが、決して当たり前ではない。その感謝を抱き、全員でつくりあげるホームゲーム。対戦したデンソーの川北監督も「川崎、NECのみなさまは台風の被害を受け、大変だった中で素晴らしい演出、ホームを盛り上げる雰囲気、尽力された皆さまに本当に感謝したいです。我々は幸運なことにバレーボールをやらせてもらっていますが、今でも大変な方がいらっしゃる。我々は常にベストを尽くす。それが大事だと思います」と感謝を述べた。


 
 特別な思いを持って、戦う開幕、そしてホームゲーム。
 それぞれ覚悟や決意を抱き臨む中、また格別な思いでこの試合に臨んだ選手もいる。この試合が初のVリーグ開幕戦、スターティングメンバーとしてコートに立ったミドルブロッカーの山田と、アウトサイドヒッターの曽我だ。
「あまり緊張しなかった」という曽我に対し、「とても緊張していた」と言う山田だが、試合開始早々、デンソーのミドルブロッカー・シニアードを1枚ブロック。2-0とチームを勢いづける。曽我もサーブで狙われながら安定したレシーブと、コースを打ち分け、相手ブロックをうまく使ったスパイクで得点、レッドロケッツでのデビュー戦で存在感を発揮する。



 しかし新戦力を加え、チーム力強化に励んだのはデンソーも同じ。シニアでの代表経験を持つ選手が揃う利点を生かし、安定感のあるプレーで得点を重ねるデンソーにリードを許し、苦しい展開が続く。
 だが、11-19と8点差をつけられた状況でチームを目覚めさせるようなスパイクを打ったのが、今季からキャプテンに就任した山内だ。自らサーブレシーブし、セッターに返したボールをレフトからズドン、と力を乗せたスパイクが決まり12-19。劣勢から流れを変えたい、というのはもちろんだが、山内にはその1本に込めた、また別の思いもあった。
「苦しい場面で1点取りきれる、流れを替えられる選手がいればいるほど安定したチームになると感じていますし、私自身もそこで入った時に流れを変えられる準備をしてきました。あの1本はそういう思いが出た1本だったと思うし、もっとこだわって、チームを救えるプレーがしたいです」



 序盤の連続失点が響き、15-25で第1セットは失ったが、山内の気迫あふれるプレーが起爆剤となり、第2セットはレッドロケッツも奮起。このセットから投入された柳田の鋭いスパイクや、諦めずにボールを追いかける姿勢が得点チャンスを呼び込み、古賀、上野、山内が決め22-23とデンソーを追いかける。しかし、あと一歩に迫ったところで柳田の攻撃が止められ、第2セットは22-25、僅差の末にデンソーが連取。第3セットはスタートから柳田に加え山内を起用し、逆転を狙ったが攻撃力で勝ったデンソーが14-25で制し、レッドロケッツはホームでの開幕戦を勝利で飾ることはできなかった。



 敗れた悔しさもさることながら、「やるべきことができなかった」と悔いを述べるのは曽我だ。
「試合前から『これだけやったのだから絶対勝ちきれる』という絶対的な自信を持って臨むことができなかった結果、出しきれずに負けてしまいました。まだ新人ですが、声を出したり喜ぶことはもちろん、自分はこうしたいとか、この悔しさを活かして、次の試合からはもっと積極的に勝つための雰囲気をつくっていきたいです」
 まだ始まったばかり。そう思ってはいても、ストレートで負けてしまった現実に、悔しさは募る。試合終了後、スタンドを埋めつくしたサポーターに向け、チームを代表して「みなさんの力を借りて絶対に勝つ、と思っていた試合で負けてしまって残念ですが、この悔しさをバネにチーム一丸となって戦います」と主将の山内は挨拶。そして、金子監督もこう述べた。
「台風の被害が大きい中でこの舞台を用意して下さった方々への思いも込め、選手はこの試合に臨んでくれたと思います。スポーツの世界である以上、結果を見れば、いい、悪いが出るのは仕方ないですが、これからいい結果を出せるように、チームが1つになって戦って行きたいです」



 今季もまた、長い戦いが始まる。いい時も、悪い時も悲観することはない。こんなにも多くの人たちが背中を押してくれている。苦しい時は、真っ赤に染まったスタンドを思い出し、その声を力に、一歩ずつ前へ進んで行こう。新たな戦いは始まったばかりだ。






■Hot Topic 山田二千華
 動きが硬くならないように、ふーっと息を吐き、深呼吸してコートに立つ。
 開始早々、1本目のブロックで得点。チームも自身も波に乗ったが、それでも浮かれぬように、緩まぬように、冷静に、自らの役割を果たそうと努めた。
「自分の武器であるサーブとブロックでチームにいい流れをつくりたいと思ってプレーしました。でも相手のミドルはブロックもスパイクもさらに上を行っていた。自分ももっとひとひねり、工夫が必要だと思いました」
 高校生の頃からアンダーカテゴリー日本代表として活躍。高さと腕の長さを活かしたブロックを強みに、今夏のアジア選手権では韓国、タイを破って金メダルを獲得。ベストミドルブロッカーを受賞した。高い打点から放たれる力強いスパイクも武器であるのだが、「もっとセッターとコミュニケーションを取って精度を上げたい」と話すように、まだまだ満足するわけにはいかない。
 2年目の今季、金子監督も「可能性ではなく、単純に今の力を評価した」と言うように期待を寄せており、チャンスをつかめば一気に飛躍を遂げるのは間違いない。
「全員が活かしあえるように、ミドルの自分もブロック、スパイクでの貢献はもちろん、サーブも攻めて前衛の選手がブロックしやすい状況をつくって勝利に貢献したいです」
 巡って来たチャンスをつかむべく、若きミドルブロッカーが活躍を誓う。
 

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NECレッドロケッツ

0

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17 - 25
16 - 25
-
-
3

デンソーエアリービーズ

2019/11/17 12:00

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