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NEWSNECレッドロケッツ ニュース

2019/10/28

試合レポート

レッドロケッツ応援記 ~10/27 対ヴィクトリーナ姫路 福島に「勇気」を。そしてバレーボールに「感謝」の心で今季初の連勝~

 開催をも危ぶまれるほど、台風19号で大きな被害を受けた福島・郡山。試合前から「今バレーボールができることに感謝して、福島の人に少しでも勇気を与えられるような試合をしよう」と誓い合い、レッドロケッツの選手たちはコートに立った。



 開幕戦はデンソーに敗れはしたが、2戦目の日立にストレート勝ちを収め、続く第3戦。曽我、山田といった若手選手を積極的に起用するのと同様に、金子監督はスターティングセッターにルーキーの澤田を起用した。
 対する姫路は、今季V1初昇格を果たした相手であり、未勝利とはいえVリーグ経験者も豊富、力と勢いのあるチームであるのは間違いない。金子監督が「相手はチャレンジャーとしてぶつかってくると思っていたので、自分たちもそれ以上のチャレンジャー精神で戦おうと思っていた」と言う。
 しかし、序盤から「何が何でも初勝利を挙げたい」とサーブで攻めて来る姫路に対し、レッドロケッツはミスが続き、流れをつかめぬまま連続失点。サーブレシーブでストレスがかかっていた山内に代えてトムシャを、曽我に代えて柳田を投入し、攻撃型布陣でリズムを変えようと試みたが20-25で第1セットは姫路に取られてしまう。
 波に乗る姫路は第2セットも5-8と先行。苦しい状況を強いられたが、ここで流れを引き寄せたのがエースの古賀だった。



 6-8から的確にターゲットを狙ったサーブで姫路の守備を崩し、攻撃が単調になったところをブロック、レシーブで切り返し、自らバックアタックを決め13-8と一気に形勢逆転。サーブレシーブで狙われながらも、途中出場の柳田が「自分がコートに入るのは苦しい時なので、何か変化を生み出すために大きな声で声掛けをしたり、コミュニケーションを取り合う機会を増やす。少しでも流れを変えるために自分が発信源になれれば、と心がけていた」と言うように、サーブで崩されてもブロックで仕留め、攻撃につなげる、まさに全員が助け合う粘りのバレーを展開。ミスが目立ち始めた姫路に対し、古賀のサーブ以降、主導権を握ったレッドロケッツが逆転の末、25-18で第2セットを奪取した。
 流れをつかんだレッドロケッツは、リベロの小島を中心にしたディフェンスからリズムに乗り、第3セットも先行。ここで、チームをさらに勢いづかせるべく、コート内でリーダーシップを発揮したのが古賀だ。
攻撃型布陣にしたことでサーブレシーブやディフェンス面の負担が増えていたが、積極的にトスを呼び込み、後衛からも攻撃に入り次々バックアタックを決める。実は同学年でもある澤田が「どんな状況でも決めてくれるので心強かった」と言うように、古賀のサーブ、スパイクでレッドロケッツが得点を重ね、要所はトムシャ、柳田が攻撃力を発揮。25-17で第3セットも連取した。



 サーブで攻められリズムを失った第1セットとは異なり、サーブで攻めたことで主導権を握ったレッドロケッツは、勝利まであと1セットと迫った第4セットも攻め続けた。特に「自ら突破口を開こう、と練習中からいいサーブを打っていた」と金子監督も賞賛した古賀の活躍が光り、第4セットも終始レッドロケッツが優勢。点差を縮めようと放たれる姫路の強打も小島が次々拾い、チャンスを広げると、途中交代の荒谷がブロックを決め、遂にマッチポイント。最後も小島のレシーブからつないだボールを古賀が決め、25-18、セットカウント3-1で試合を制し、今季初の連勝を飾った。



 スターティングメンバー、途中出場の選手に限らず、全員がそれぞれの役割を果たした2勝目。特にこの勝利を「自信になった」というのは古賀だ。なかなか本調子が出ず、苦しんでいたが、澤田のトスワークやセッターとしての度胸にも助けられた、と笑う。
「ラリー中はセッターがサインを出す中で、どこかスパイカーに遠慮しているように感じました。組みたてはすごくいいから、『スパイカーを気にせず、どんどんサインを出していいよ』と言ったら、うまくはまった。(澤田選手は)ボールの下に入るのがすごく速いし、たとえコンビミスをしたとしても『私、ミスしました?』という変わらぬ顔でいてくれるので(笑)、スパイカーにとってはありがたい。すごく助けられました」



 次週は東京・大田でホームゲームに臨み、再びヴィクトリーナ姫路と対戦する。互いに期間が短い中での再戦となるが、金子監督は「鍛えられているし、プロチームとして、全員で戦う姿勢は学ぶべき点が多かった」と敬意を述べたうえで、力強く言った。
「我々NECも多くのOB、OGが築いてくれた歴史があり、長年V1のレベルで戦ってきた自負はある。相手の勢いに負けないで戦いたいですし、大田区も台風の被害があった中、その場所でプレーし、僕らが何を伝えられるか。今日以上のパフォーマンスで戦って行きたいです」
 今季初の連勝を力に、レッドロケッツはひたすら前へ突き進む。






■Hot Topic 澤田由佳
 小さい、というのを言い訳にしたくないし、弱みにもしたくない。背で負けていたって、セッターとして負けない要素があればいいんだ。ずっと、そう思いながら戦ってきた。
 常に素早くボールの下に入る運動量と、そこからの攻撃展開。サイド一辺倒、エース一辺倒ではなく、ミドル、ライト、バックアタックと引き出しは多彩。金子監督は、ルーキーセッターを2戦目からスタメンに抜擢した理由をこう明かす。
「トスワークはもちろんですが、ブロックもいい。それは彼女が常に相手を見て、どう対応されるのが嫌か、ということを考えているから、トスだけでなく自分がブロックに跳ぶ時も駆け引きができるんです。パッと見れば小さいセッターと思われるかもしれませんが、あのブロックを打ち抜くのは容易ではない。大きさだけが有利ではないと、彼女のブロックが証明するはずです」
 試合序盤は緊張したけれど、常に表情は変わらず、「相手のディフェンスに対して攻撃展開を変えられたのはよかった」と澤田は言い、何より、大学時代を過ごした東北の地で連勝を収められたことは、大きな財産だ。
「台風で大きな被害を受けた中でも、応援に来て下さる方々いる。その感謝を忘れてはいけないし、相手もすごくうまいセッターだったので。そこで自分の強みを通せて、勝てたことは次につながる自信になりました」
 小さな体に闘志を秘めて。ルーキーセッターが、大きな一歩を踏み出した。
 

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NEC
レッドロケッツ

NECレッドロケッツ

3

vs

25 - 18
30 - 28
25 - 20
-
-
0

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2019/11/09 15:00

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