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2019/11/18

試合レポート

■レッドロケッツ応援記  ~11/17 対デンソーエアリービーズ戦 首位チームに完敗喫し、手痛い連敗で勝ち点を上積みできず~

 16日の岡山シーガルズ戦で、レッドロケッツは19-25、10-25、26-28のストレート負けを喫した。10月のリーグ開幕戦が台風の影響で延期になったため、今季初の顔合わせとなったが、相手の堅守の前にオフェンスが思うように機能せず、連勝は「5」でストップした。



 長期間のリーグ戦において重要なのは、負けたときに次戦以降に引きずらないことである。とくに週末の連戦が基本となるVリーグでは、土曜日に敗れた場合、翌日の日曜日までに切り替えなければならない。時間的なゆとりはない。しかも17日の相手は、ここまで7戦全勝でプレミアカンファレンスの首位をひた走るデンソーエアリービーズ。レッドロケッツにとっては難しい条件下で迎えた一戦だった。
 「岡山シーガルズさんとの敗戦から、もう一度、一人ひとりがボールをつなぐ意識を持ち、デンソーさんの攻撃力が高いということからサーブでしっかり攻めていこうと臨みました」
 キャプテンの山内がそう振り返ったように、第1セットは山田の速攻とトムシャのサービスエースが決まり、まずまずの立ち上がりを見せる。「クイックだけでなく、いろいろなところから攻撃できるのが自分の武器」と語る上野も速い攻撃から2点を奪った。



 しかし、6-6からの5連続失点で、流れが相手に傾いていく。金子監督がすかさずタイムを要求した後、山田の移動攻撃と古賀の連続スパイクで9-11と盛り返したが、そこから再びリードを広げられた。山内と澤田に代わって塚田と曽我が送り込まれたものの、相手のペースは変わらない。16-25で最初のセットを落とすと、第2セットも17-25。「サーブレシーブの面で我慢しきれず、相手の思うようなバレーをさせてしまった」(山内)ことに加え、上野は「昨日もそうでしたが、自チームの簡単な失点で、こちらに引き寄せられそうな流れを手放していた。まだまだ甘かった」と反省している。
 ただ、第2セットは3点リードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えるなど、相手を押し込む場面がなかったわけではない。澤田は第1セットの序盤や第2セットの半ばあたりまでは、たしかな手応えを感じていた。「昨日はシーガルズさんの粘りもあって、自分がアタッカーに打ち切らせることができませんでした。だから今日は1本1本丁寧に、アタッカーが打ち切れるトスを上げることを意識しました」



 第2セットの最初のポイントはサーブレシーブこそやや乱れたが、山内が思い切りのいいスパイクを突き刺した。上野と古賀は鮮やかなブロックで相手の攻撃をシャットアウト。しかし、良いリズムだったのは、リベロ小島の好守から山内が難しい二段トスを決め切り、11-8としたあたりまでだった。
 そこから一気に逆転を許すと、トムシャから柳田への交替も大きな効果を得られず、主導権を完全に相手に握られた。そんな中でも、古賀や上野はきっちり得点を挙げて存在感を示したが、相手のサーブの質や要所での決定力、サーブレシーブの安定性は、レッドロケッツを凌駕していた。
 第3セットも開始からいきなり4失点。最初のテクニカルタイムアウトでは6点差をつけられた。金子監督はここで「チームでは中堅で経験もある。なんとか空気を変えてほしかった」と、セッターの塚田を投入する。塚田も指揮官の意図を十分に理解し、「チームが悪い状況だったので、自分が少しでも雰囲気を変えられるように元気を出してプレーしようと。トスの面では、ライトからの攻撃があまり決まっていなかったので、(曽我)ハルナの機動力を生かしたい」と考えていた。



 実際、そこからレッドロケッツのペースが良くなった。柳田のスパイク、上野の速攻、山田のブロックの他、粘り強いラリーに持ち込み、相手のミスを誘発した。一挙に2点差まで追いすがり、曽我のワンレッグ攻撃も決まった。ただ、その後、13-16あたりまでは必死に食らいついたレッドロケッツも、デンソーの高い攻撃力の前に屈することになる。16-25。悔しいが、内容的にも「完敗」と認めざるを得ない。
 試合後、今日の良かったところを聞かれた山内は、「すぐには思いつきません」と肩を落とし、反省ばかりを口にした。金子監督も「すべてが悪いプレーではなかった。でも、通用したプレーがあれば、もっと善戦できた」と厳しい表情を崩さなかった。
 それでもまた数日が経てば、次の戦いがやって来る。選手たちは悔しい思いを新たなエネルギーにしようと、努めてポジティブな言葉を口にする。
「5連勝の後の2連敗と、自分たちで波を途切れさせてしまったので、また来週から自分たちでしっかり取り戻していきたいです」(上野)
「私たちが目指すところに到達するには、サーブレシーブの精度をもっと上げないときついですし、その場しのぎの攻撃やプレーでは、リーグ戦を通して成長していくことはできません。長い目で見たときに、一人ひとりが地力をつけていくような取り組みをみんなで考えながらやっていきたいです」(山内)



 次節の23、24日は、川崎市とどろきアリーナでは今季初となるホームゲーム。スターカンファレンスとの交流戦が始まり、プレミアカンファレンスとはまた違った特徴を持った強敵との対戦が続く。改めて今季のチームスローガン『Connect~新・信・真・心~』の意味を考え、自分たちを信じて突き進んでほしい。 





■Hot Topic 曽我啓菜
 ルーキーながら今季は初戦から4戦連続でスタメンに名を連ね、チームに新風を吹き込んでいる。日立大会での2戦はいずれも途中からの出場だったが、16日の岡山シーガルズ戦では8得点。47.1%という高いアタック決定率をマークした。
 主戦場はライト。自身の持ち味について、「自分の気持ちが入ってゾーンに入ったときは、誰にも止められないぐらい何でも決まります」と頼もしい。そのために「毎日の練習や試合前のアップをしっかりやって、モチベーションを高めている」と話す。
 この日のデンソーエアリービーズ戦でも、苦しい第3セットに得意のブロード攻撃を含め、貴重な2点をもぎ取った。8回の機会があったサーブレシーブも無難にこなしている。得点後は喜びを身体いっぱいに表したが、金子監督はそうした曽我の「スキルに表れない貢献度」を高く評価する。「どんな形でも1点は1点。決めたときにうれしいという表現をしてくれましたが、今のウチに欠けているのはそういう部分もあると感じています」
 今年7月にミドルブロッカーの山田とともにU20世界選手権に出場。世界一に輝き、自身もベストアウトサイドヒッターに選出された。その経験があるから「Vリーグの舞台で緊張するようなことはない」という一方で、同時に「細かいプレーや粘り強さなど、海外のチームに通用したことが日本人相手に通用しないことも多い」とVリーグのレベルの高さも感じている。
 「NECはライトがカギになると思っています。その軸になれるようにもっともっと頑張りたいです」と曽根。チーム唯一の〝21世紀生まれ〟は、ルーキーらしい快活さや大胆さだけでなく、冷静に先を見据えることのできるメンタリティも併せ持つ。
 
(取材・文:小野哲史)

 

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V.LEAGUE

2019/12/21 16:00

ジップアリーナ岡山(岡山県総合グラウンド体育館)

vs デンソーエアリービーズ

RESULT

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V.LEAGUE

NEC
レッドロケッツ

NECレッドロケッツ

1

vs

20 - 25
18 - 25
25 - 18
21 - 25
-
3

岡山シーガルズ

2019/12/14 13:00

大田区総合体育館

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