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2019/11/25

試合レポート

■レッドロケッツ応援記  ~11/23 対JTマーヴェラス戦 アタッカー陣5人がふたケタ得点を挙げ、ホームとどろきで2連勝!~

 1日中冷たい雨が降り続き、首都圏の最高気温が12月中旬並みだった23日。しかし、川崎市とどろきアリーナで行われたホームゲームは、そんな寒さを吹き飛ばす熱い空気に包まれた。
「来週はホームで戦えるという地の利を生かして、もう一回、NECバレーを見つめ直して戦っていきたいです」
前週の茨城・日立大会で2連敗を喫した後、そう語っていた金子監督は、柳田を「オフェンスでチームに与える影響力が大きい。躍動感を出すために」今季初となるスタメンでレフトに配し、トムシャをオポジットで起用した。



 この日から始まった交流戦では、いきなりスターカンファレンス首位のJTマーヴェラスを迎え撃った。金子監督は「JTさんは粘り強さがあるし、攻撃力がある外国人のオポジットもいる。ですから、今週はブロックディフェンスを修正しようと重点的にやってきた」と話したが、その成果は立ち上がりから発揮された。
 第1セット、6-7から山田が2本、柳田も1本のブロックを決め、11-8とペースをつかむ。中盤に守備固めに入った佐藤は、直後のプレーで丁寧なトスを上げ、古賀が難しいハイセットながら、うまくワンタッチを取って得点に結びつけた。トムシャはチャンスボールを見逃さず、ダイレクトで叩き込んだ。20-16から追いつかれ、なんとなく嫌なムードが漂ったが、そこで送り込まれた曽我が2本のスパイクを決め、25-22で粘る相手を振り切った。
 第2セットは23-25で落としたものの、序盤から走られ、5-11とされた中でも諦めなかったのは、苦しい局面で「Go!Go!ROCKETS!」と大声援で鼓舞してくれたサポーターの存在があったからだろう。19-24から古賀の強打や澤田のポイントなどで1点差に追い上げ、簡単にセットを与えることはなかった。



 その姿勢が一気に爆発したのが、第3セットだった。トムシャのブロックで先制した後、「それまでみんなが流れを作ってくれた頑張りがあったから(自分も乗れた)」と、このセットはスタートから入った島村が速攻とワンレッグ攻撃を鮮やかに決める。柳田は「先週からトスの上げ方を少し変えてもらったらタイミングがはまり、踏み込めるようになった」というバックアタックが炸裂。山田は連続ブロックで、相手のポイントゲッターを封じ、「サーブの人が基準を取ってくれたりするので、自分だけの力ではありません」と、チームメイトのお膳立てを感謝した。
 大量11点のリードで2回目のテクニカルタイムアウトを終え、17-9の場面で披露されたプレーは圧巻だった。澤田が相手の強打を素早い反応でレシーブ。それが絶好のトスとなり、柳田がアタック動作からジャンプしたが、打つと見せかけて空中でトスに切り替えると、横から入ってきた島村が豪快に決め切った。



「行き当たりばったりではなく、練習のときからやっていたプレー」と柳田が言えば、島村も「柳田だったら上げてくるかもしれないと準備していた」と胸を張った。この2人での完成させたのは初めてだったが、レッドロケッツらしい以心伝心のコンビネーションで相手の守備を翻弄し、会場のサポーターを大いに盛り上げた。
 その後も攻撃の手を緩めなかったレッドロケッツは、島村のサービスエースや途中交代で入った曽我の2得点。さらには古賀のスパイクとブロックで、20-11から5連続得点を奪い、再びセットカウントでJTをリードした。
 大きな点差でセットを奪った次のセットは、どうしても気が緩んでしまいがちになる。だが、この日のレッドロケッツにはそうした隙も一切なかった。「来日から3ヶ月。NECのバレーにもだいぶ慣れ、これまでのチームで入ることが多かったライトだったので自信を持ってプレーできた」と語るトムシャが、第1、第3セットに続いて、第4セットでも最初の得点をマーク。相手も立て直してきたため、主導権を握ることはできなかったが、柳田や島村らが安定したプレーで得点を重ねていく。



 16-15の場面で、背後を狙われたボールをリベロの小島が好守でつなぎ、相手のスパイクミスを誘うと、セット終盤には山田の速攻とトムシャの強打で抜け出す。最後は柳田がきっちり決めて25-21とし、快勝劇を締めくくった。
 試合後、金子監督が「やってきたブロックディフェンスが機能した」と振り返ったように、この日のブロック決定本数はチーム全体で11本。直接の得点とはならなくても、ワンタッチでラリーにつなげた場面も多く見られた。「それができたのは、ホームゲームの空気感だったと思います。普段、持っているパフォーマンス以上のものを作ってくれたNECの会社関係者やサポーターのみなさんのおかげです」
 実際、翌24日のKUROBEアクアフェアリーズ戦でも、多数のサポーターの後押しもあって、レッドロケッツはセットカウント3-1で見事に勝利。2試合連続でアタッカー5人がふたケタ得点を挙げたところに、「特定の選手に頼らない」というチームの充実ぶりが見て取れる。
 KUROBE戦後のアフターマッチファンクションでは、選手とサポーターの交流の場が設けられ、両者の絆は今まで以上に深まった。コートで戦う者もスタンドで応援する者も、戦闘モードだった試合中とはうって変わり、そこかしこに溢れた温かい笑顔。今季最初で最後の川崎市とどろきアリーナでのホームゲームは、こうして最高の雰囲気で幕を閉じた。






■Hot Topic 島村春世
流れが悪かった第2セット途中から投入され、スタートから入った第3セットと第4セットで大爆発した。試合直後は「勝って良かったという一言だけが残って、内容はまだ整理できません」と満面の笑み。今季序盤はコンディション面で万全ではなく、コートに立つ時間も少なかっただけに、「試合に出られたことがとにかく嬉しかった」と、それまでの鬱憤を晴らすかのように躍動した。
 得意の速攻やワンレッグ攻撃で、アタック15打数中10本を決めて、66.7%のアタック決定率をマーク。相手を揺さぶるサーブに加え、サービス時のバックポジションでは軽快な動きで好レシーブも連発した。文句なしのVOM(V.LEAGUER of The MATCH)受賞だった。
 レッドロケッツ一筋の10年目。島村がコートに入ると、「安心感が生まれる」と柳田は話す。「島村先輩は多少トスが乱れても、柔軟な対応で決め切ってくれますし、ここで1点ほしい場面でも安定して決めてくれる。劣勢になっても不安にならない空気を作ってくれます」。この日の柳田は今季初スタメンで、やや緊張していたという。しかし、試合前のウォーミングアップで島村とペアになり、頼れる先輩との時間で「緊張がほぐれた」と振り返る。そのように若い選手を支えられるベテランがいるチームは強い。
 それでもJTマーヴェラス戦で大活躍だった島村に対し、金子監督は「もうちょっとできる。本人もそう言っていましたし、僕もそう信じています」と手放しで誉めることはなかった。「今日1試合良かったから終わりではなく、ずっと高いパフォーマンスを維持してほしいです」
 今後も厳しい戦いは続いていく。チームが苦しいとき、劣勢の場面でこそ、島村の存在感がひと際輝いてくる。
 
(取材・文:小野哲史)
 

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1

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18 - 25
25 - 18
21 - 25
-
3

岡山シーガルズ

2019/12/14 13:00

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