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2019/12/23

試合レポート

レッドロケッツ応援記 ~12/22 対日立リヴァーレ 2点差のストレート勝ちを制しファイナル8進出決定~

 どの試合もすべて、負けられない試合であることに代わりはない。だが、勝てばファイナル8進出が決まるこの一戦は、その中でも特に、負けられない一戦。なぜなら、対する日立リヴァーレもファイナル8進出に向け、レッドロケッツ以上に負けられない状況であり、より捨て身でぶつかってくるのは目に見えている。
 だが、だからこそ前夜の試合を終えた後のミーティングで、金子監督が選手に求めたのは結果ではない。
「1本やられてもくよくよしないで、次の一本に向けて切り替える。1人1人が強い“覚悟”を持って臨もう」



 大事な試合の立ち上がり。まず気を吐いたのが古賀だ。終盤に差し掛かったレギュラーラウンド、ここまでの反省を生かし「試合の入りが悪いと負けることが多いので、スタートが大切だと思っていた」と言うように、1本目の日立の攻撃を自らブロック。続けて2本目もレシーブから切り返したボールをレフトから決め2-0。連続得点から始まる最高のスタートダッシュを見せた。
 しかし、序盤にリードしたからといって安心できる状況ではない。日立も強打で応戦し、中盤に逆転。負けられない試合で、追う展開。プレッシャーを感じてもおかしくない状況なのだが、ここで抜群の度胸を発揮したのがルーキーの曽我だ。
「負ける気がしなかった」と言うように、ラリー中も常に足を止めずに攻撃準備へ入り、なおかつ味方がスパイクを打つ際はブロックフォローに入る。落ちた、と思うボールを何度もフォローで曽我がつなげ、長いラリーを制し、再びレッドロケッツが波に乗った。



 高校時代に全国制覇を成し遂げるなど、多くの場数も踏んでおり勝負強さも抜群。とはいえ、Vリーグという新たなステージの大事な一戦で平常心を保つことができた理由は、また別の経験が力になった、と曽我は言う。
「開幕の頃は試合に出るチャンスをもらったのに、そこからなかなか出られず、すごく悔しかったです。特に自分が出ている状況で負けることが多いのに対して、自分が出ていない試合で勝つのも悔しかった。今までそういう経験をしたことがなかったので、すごく苦しかったけれど、先輩からそういう時でも腐らず前を見る大切さを教えてもらった。だから、コートの中で自分のやるべきことをやって、1人でも多く軸があればそれだけチームとしても強くなれると思っていたので、とにかく声を出そうと思っていました。今までだったら相手に2点、3点とリードされたら先のことを考えて不安になっていたけれど、経験が力になって、動じなかった。たとえ相手にリードされても“大丈夫”と余裕が持って戦うことができました」



 ルーキーがチームにもたらした活力に後押しされ、ベテランの島村も奮起した。シーズン当初は試合出場機会が限られていたが、中盤からコートに立つ時間が増え、日立戦でも得意のブロード攻撃で得点を叩き出す。「声を出してくれる若い選手たちがいっぱいいるので、私もそこに乗せてもらった」と後輩からの刺激を力にしたこと明かし、なおかつ数々の経験を活かし、何を心がけていたか。
「とにかく楽しむことを意識しました。前日の負け方が悔しかったし、何もできず、何を変えるべきかと考えた時に以前、一緒にプレーをした先輩が言った『試合はフェスティバルだよ!』という言葉を思い出しました。淡泊な試合をしても自分たちが楽しくないし、自分たちが楽しくなければ見ている人も楽しくない。会場が盛り上がるような力を出せるように、思いきり攻撃に入る、声を出す、と心がけたら最後まで楽しく試合ができました」



 全員が積極的に攻撃参加する姿勢を見せる中、島村もスピードを生かした攻撃だけでなく、少し高めのトスをライトから打ったり、コート幅をいっぱいに使った攻撃で貢献。第1セットの中盤から、常に拮抗した苦しい展開が続いた試合ではあったが、要所で古賀、柳田、曽我、島村、さらには途中出場の上野と、アタッカー陣が次々多彩な攻撃を展開。最後は曽我からのトスを柳田が続けて決め、最後は25-23。第1セットは26-24、第2セットは28-26とすべて2点差の接戦を制したレッドロケッツがストレートで勝利を収め、ファイナル8進出を決めた。



 まだまだここは通過点。とはいえ、レギュラーラウンド4試合を残した状況でファイナル8進出が決まったことは、チームにとって先を見据えるうえでも大きなプラスであるのは間違いない。金子監督が言った。
「いいところでもったいないミスが出たり、まだまだ課題はたくさんあります。でもここでファイナル8が決められたのは1つの区切りなので、メンバーを固定するばかりでなく、課題克服も見据え、勝つべき相手にしっかり勝ち方を見つける。ここまで負けている相手ともう一度戦う機会があることも、チームにとっては大きな要素だと思っています」
 年内は残り2試合。ファイナルラウンドへ向け、さらに加速するためにもファイナル8進出で喜んでいる場合ではない。課題と収穫、どちらも糧として新たな年に向け、さらに強くなるために。レッドロケッツは戦い続ける。




■Hot Topic 古賀紗理那選手
 上がって来たトスは全部決める。それがエースとしての役目だ。
 大事な試合の立ち上がり。「いつも以上に集中しようと思っていた」という出だしのブロック、スパイクでの先制点。さらには長いラリーを制するスパイクや、苦しい場面でチームから「打ってくれ!」と託されるトス。
「自分にトスが上がってくるとリズムが取りやすいので、どんな状況でも『絶対に点を取りに行こう』と思っていました。相手も勢いをぶつけてくると思っていたので、絶対それに負けないように。相手以上に声を出して、プレーだけでなく声でもプレッシャーをかけようと最後まで意識していました」
 スパイクが決まらなくても、たとえブロックで止められても絶対に下を向かない。むしろ表情を変えないよう意識し、劣勢でも声を出し続けた。
「チームとして、どんな相手にも負けたくないと思うのはもちろんですが、個人的に、日本代表で戦う選手が相手にいると『絶対負けたくない』と思いすぎて、空回りしてしまうことがありました。同じことをいつまでも繰り返したらダメだと思ったので、今日は大事な試合だからこそ熱くなりすぎずにコントロールする。『負けたくない』と熱くなるばかりでなく、『どうやって点を取るか』と意識し続けたことで、常に落ち着いてプレーできた。自分個人としても、チームとしても、今日は大きな自信になる1勝でした」
 苦しい時こそ託され、そこで決めるのが自分の役目。どんな相手にもひるまずに自らの役割を全うする。最後に勝って、「私がエースだ」と胸を張るために。
 

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V.LEAGUE ファイナルラウンド

NEC
レッドロケッツ

NECレッドロケッツ

2

vs

20 - 25
25 - 16
25 - 23
23 - 25
12 - 15
3

埼玉上尾メディックス

2020/01/19 15:00

船橋アリーナ

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