NECレッドロケッツ・副キャプテンインタビュー

  info_category3.gif2010/07/26




―副キャプテン就任を伝えられたのはいつですか?

杉山 : 6月末ぐらいです。最近ですね。
秋山 : 私も最近です。監督に呼ばれて「今年も副キャプテンをやってほしい」と言われました。


―秋山選手は昨年に続いて2年目ですが、杉山選手はこれまで副キャプテンの経験は?
杉山 : 初めてです。アキが副キャプテンの先輩です(笑)。自分でも副キャプテンというのはまさかの展開だったので、監督に言われたときは思わず笑ってしまいました(笑)。


―副キャプテンに選ばれた理由を聞かせて下さい?
杉山 : 去年は育成に重点を置いていましたが、今年はしっかり結果を出しにいかなければならない状況です。中堅も抜けましたので、監督からは「ここでまたベテランの2人が副キャプテンとしてチームを見てやってくれないか」と言われました。
秋山 : 私も同じように監督から「今年は勝負の年」と言われていて、カナさん(内藤)、スギさんがキャプテン、副キャプテンになる中で私も2人と一緒になって若い選手たちを伸ばして欲しいと。あとはセッターとして自分個人の技術も上げるようにとも言われました。


―内藤選手、杉山選手ともにキャプテン経験があります。秋山選手は心強いのでは?

秋山 : お2人がいてくれて私自身はホッとしています(笑)。ただそうは言ってもキャプテン、副キャプテンと名前は違うけれど一緒にチームをつくっていく立場であるのは変わらないので、私もやるべきことは同じだと思っています。
杉山 : カナもバンブーでキャプテン経験があるとはいえ、NECでは2シーズン目だし、私のほうが長いので、カナ自身のサポートもしっかりしていかなきゃいけないなと。その辺の意識は確かにありますね。
秋山 : 私からすると、スギさんとカナさんの経験は勉強になることばかりです。安心していますが、甘え過ぎないように気をつけます。
杉山 : じゃあ厳しくいくよ(笑)。


―新しい体制になって変化したこと、話し合ったことなどありますか?
秋山 : 最近は今まで以上にミーティングの機会を増やしたり、話をしながら練習をするようになったかな、と思います。
杉山 : 確かに練習の中で「今日はどうだった?今度はどうしようか?」という話をよくしてますね。 
秋山 : 昨シーズン取組んできたことを着実に精度を高めるよう監督からも求められているので、新体制だからなにか大きく変えるというのではなく、気負わずに、でも昨シーズン以上に一つ一つのプレーにこだわって練習や試合に取組みたいと思います。


―現在のチーム状況はどのような感じでしょうか?

秋山 : 強化期です。トレーニングも技術的なことも限界を引き上げることがテーマです。週末に練習試合が入っているので、リーグと同じように週末は試合をしています。そこで出た反省を1週間の練習で改善して、その成果を週末の試合に出すという形です。去年は基礎練習だけをする時期もあったのですが、今は基礎練習もしながらチーム練習も入れる。去年とは全然違う感じがあります。


―去年のシーズンを終えて、強化しなければならないと感じた部分は?
杉山 : とにかく去年は波が激しくて、試合をやってみないとわからないという状態でした。フルセットも多くて、しかも全部のセットが拮抗しているのではなく、取られたセットと取ったセットの差が激しかったですね。
秋山 : 確かに。エンジンのかかりもいつも遅かったですね。
杉山 : そうなの。若いチームだからかもしれないけれど、悪い部分をもっと引き上げていかないと、優勝という目標は厳しいと思うので、そこは何とかしないと。誰でもいいとき、悪いときはあるけれど、その波を個人も、チームもなくしていかないといけないんじゃないかなというのが去年一番感じた部分ですね。ただ、取れたセットを振り返るといい特色も出せていて、波はあるけれど収穫もその分あったなと思います。リーグは長いので、大事なときに、ベストの力を出していけるようにするのがポイントだと思いますね。


―秋山選手も今季で4年目です。アタッカーの杉山選手から見て成長を感じる部分は?

杉山 : 1年目から主力、即戦力として試合に出てましたが、歳を追うごとにチームのことを考える立場に自然となっていったというか、成らざるを得ないところにいたから、どんどん自覚が出てきているなと感じます。セッターというポジションが一番周りを見ないといけないということもあってか、チームを見る目がすごく高くなりましたね。1年1年、どんどんチーム全体を見ることができてきている感じがします。


―では秋山さんにとっての杉山選手の存在は?

秋山 : 何でもカバーしてくれるし、ココというときに決めてくれる人です。勝負のときはどこのチームもレフトにエースがいて、そこに集めがちなのですが、それでも私はスギさんに決めてほしいと思ってトスを上げているし、決めてくれると思っています。
杉山 : 去年はBキャッチ(サーブレシーブがやや乱れた状態)からの攻撃の幅も増えたよね。割れて(セッターポジションが定位置から動いた状態)からのクイックも使えるようになったもんね(笑)。
秋山 : キャッチ(サーブレシーブ)で苦しんでいたので…。
杉山 : そのおかげで私たちのコンビも幅が広がったよね。
秋山 : そうですね。そのおかげということで(笑)
杉山 : ポジティブな発想が大事だよ(笑)


―では改めて、個人として、チームとして今シーズンの目標を聞かせて下さい
秋山 : チームとしては四強に入って優勝することが目標です。そのためにはスギさんも言ったように、波をなくさないと四強に入ることも難しいので、練習試合や普段の練習からリーグ戦を想定して、波をなくす、ミスを減らすことをやっていかなきゃいけないと思います。個人としては、自分自身も勝負する年にしないといけないと思っているので、技術的な課題以外にもチームの目標をみんなで達成するために自分ができることをどんどんやっていきたいと思います。
杉山 : 優勝はそう簡単にできるものではなくて、今をどれだけ頑張るかというのが一番優勝に近付いていくことだと思うんです。今や優勝経験のある選手はアヤコ(渡邊)と私だけになってしまっているので、優勝というものをみんなで味わいたいし、そのためには今この時期が一番大事で、今いるメンバーでどれだけ頑張れるかがすごく大事なので、どれだけみんなで本気で練習して、息を上げて苦しい練習をして鍛えられるか。その結果で優勝が現実味を帯びてくると思います。私自身も自分の満足いくプレーでチームに貢献していかなきゃいけない立場なので、しっかり鍛えて頑張ります。
秋山 : いつも頼りにしているので、今年もバリエーションを増やして頑張りましょう。
杉山 : 頑張ろう。私も頼りにしてます(笑)。私とカナがいるけど若手を一番近くで引っ張っていくのはアキだと思うし、去年より若返って、もうひと踏ん張りも、ふた頑張りもしなきゃいけないチーム状況だと思うので、同じ副キャプテンという立場で、力を合わせて頑張りましょう。
秋山 : オー(笑)。


取材:田中 夕子
JVL承認NECW-2010-T007

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