ドイツナショナルチーム親善試合レポート

  info_category1.gif2010/10/29



オリンピックと肩を並べるバレーボール界のビッグタイトル「世界バレー2010」が10月29日より開幕した。その世界バレーにヨーロッパ代表として来日したドイツナショナルチームはNECにて直前合宿を行い、10月25日にはNEC玉川事業場体育館にて親善試合を行った。NEC従業員や地元関係者ら約650人を超える人達が両チームに熱い声援を送った。 
 
あと一歩で4強入りに手が届かなかった昨シーズンから約7ヶ月、レッドロケッツはその間さらなる高みを目指して厳しいトレーニングを積んできたのである。自分たちの今の力が一体どれほどのものなのか。それを確かめるには、世界ランキング第15位のドイツチームはこれ以上ない相手といってよかった。
更には当日、ドイツチームが5セットをフルに戦う試合形式を臨んできたのだ。
 
  

180cm以上の長身選手をズラリと揃えたドイツは、圧倒的な高さと持ち前のパワーでレッドロケッツに襲いかかる。レッドロケッツも負けじと多彩な攻撃バリエーションで攻め立てる。第1、2セットともに中盤までは互角の展開をみせるが、レッドロケッツは後半に高さのあるブロックとサーブに苦しめられ思うように動けないままセットを奪われる。第3、4セットに入るとレッドロケッツはドイツチームの鋭いスパイクに反応し、レシーブから素早い攻撃で得点を重ねていく。コートに立つ選手はボールを床に落とすまいとする懸命のレシーブでつなぎ、レッドロケッツらしい粘りのあるプレーを見せていく。途中交代でコートに入った選手も、会場を埋めた観客の声援を力に変えながら好プレーでチームを勢いづけた。会場は、熱いラリーの応酬が続き、パワフルで華麗なドイツと、速さと組織力のレッドロケッツとの戦いに、観衆は試合に釘付けとなり会場を去るものはほとんどいなかった。そして、試合が終了すると大勢の観客が両チームへの健闘をたたえ、今後の活躍に惜しみない拍手を贈り親善試合は終了した。しかし、レッドロケッツの選手はバレーボール競技の世界に引き分けはないことを知っている。観客が去った体育館では、最後まで相手を苦しめながら勝利を勝ち取ることが出来なかった結果に、悔しさをにじませていた。
 


今回の親善試合を終えると「世界バレー2010」に出場している全日本代表の井野選手と新戦力のブラジル代表となったガライ選手が11月中旬チームに合流する。全員が終結した新生NECレッドロケッツには旋風を巻き起こす予感を感じ、今シーズンの4強入りからの頂点に期待したい。そのためには、残された約1ヶ月で最後の課題をしっかりと克服し、「やるべきことはすべてやった」と思える状態でVプレミアリーグ開幕戦のコートに立つことがベストとなる。
11月27日、新潟県リージョンプラザ上越での岡山シーガルズ戦が、新生レッドロケッツのお披露目のゲームとなる。     
 

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