レッドロケッツ新戦力 フェルナンダ ガライ ロドリゲス インタビュー

  info_category3.gif2010/12/09




ブラジル代表として世界バレーを戦い、リーグ開幕直前でのチーム合流となった今季の期待の星、ガライ・フェルナンダ選手。 チーム合流直後から、選手とのコミュニケーションを積極的に取り、そして練習ではコンビネーションにフォーカスして取組み、自身初となるV・プレミアリーグ開幕を迎えた。
ここまで3週間をレッドロケッツとして過ごし、そしてリーグ戦4試合を経験したガライ選手へ、インタビューを行なった。

 
―レッドロケッツにはだいぶ慣れてきましたか?率直な感想を教えてください。
チームに合流した時はとてもあたたかく歓迎されました。スタッフも選手も私の合流をとても楽しみにしてくれていたので、馴染みやすかったのだと思います。最初はチームとうまくコミュニケーションが取れるかが不安でしたが、最近ではコートで少しずつ会話もできるようになりました。今後はもっと意思疎通ができるようになると思うので、よりチームに馴染めると確信しています。
 
―バレーを始めたきっかけは?
私の家族は全員がスポーツをしていて、父親はバスケットボール選手、母親はバレーボール選手でした。父は私にもバスケットボールをやってほしかったようですが、3人の兄弟はみんなバスケットボールをしていたし、母が私に「バスケットは男の子のスポーツだから」と反対したのでバレーボールを選んで(笑)、11歳の時に地元のバレーボールクラブへ入りました。
 
―ここまでのバレー遍歴を教えて下さい?
最初はセンタープレーヤーでした。2000年にジュニアの代表に入ったのですが、身長も高くなかったし、試合を見に来たシニア代表の監督から「レフトにコンバートさせたほうがいい」と言われたんです。代表の監督が言うことは聞かなきゃと思って(笑)、レフトにコンバートしました。当時は1つ上の世代が主力だったのであまり試合出場の機会はなかったのですが、自分たちと同世代が主力のユース代表に選ばれてからは、ファビアナ・クラウジノ、ダニエル・リンス、アデニジア・シルバ、タイーザ・メネセスなど、今のブラジル代表にいるメンバーと一緒にプレーしていました。ブラジルはジュニア、ユースで代表経験を積んだ選手がシニア代表になります。ナショナルチームのベースは年代ごとに築かれるシステムができていますが、バレーで目立つ選手になるとすぐにトップクラブから声がかかるので、どうしても教育が後回しになってしまうので代表選手の中でも高校を卒業していない選手も何人かいます。日本は教育と強化が両立されてとてもいいと思います。

 

―クラブチームでプレーするようになったのはいつからですか?
18歳の時から4年間、ブラジルのミナスでプレーをしました。07-08シーズンまでプレーしてから、08-09シーズンから2年間はピニエロスでプレーしていました。
 
―ナショナルチームのトップチームに入ったのはいつですか?
パナアメリカンゲームやファイナル4のような規模の大会に選ばれたことはありましたが、世界選手権のように国際的に大きな規模の大会に出場したのは今回が初めてです。
 
―世界バレーはガライ選手にとってどんな経験でしたか?
国際大会に出場することはプロ選手のキャリアの中でとても貴重な体験です。今後も出場する機会があるかは分かりませんので、この世界バレーは一生忘れません。

―日本に来るのは初めてですか?
初めてです。
 
―日本に対するイメージは?
文化の違いは大きいと思いますが、日本は先進国で何でもきっちりしている国というイメージがあります。技術も教育もしっかりしているし、世界の最先端を行きながら、昔の文化も大事にしている国だと思います。私の友人が読書好きで、日本の文化や歴史、サムライの本が好きでその影響を受けて、私も日本の歴史や文化に興味を持ったので、日本にいる間に学ぶ機会があればいいなと思います。
 
―行ってみたいところは?
ディズニーランド!(笑)。


 
―来日前に日本語学校へ行ったとうかがいました。期間はどのぐらいですか?
本当はもっと前に来日してチームに合流するはずだったので、その前に最低限の言葉は勉強しようと思っていたのですが、世界選手権の直前に急遽代表へ呼ばれたので、それからは勉強する時間がなくなってしまいました。日本語はスペイン語や英語と違って、テレビや音楽で日常的に触れる機会がないのでとても難しい言語ですが、来る前に勉強しようと思って、ずっと日本語の挨拶の練習していました。覚えたことはしっかり暗記したので「コンニチハ」「ヨロシクオネガイシマス」は言えました(笑)。
 
―日本人のアーティスト、アスリートで知っている人はいますか?
竹下選手です。彼女がバレーを始めた時は、きっと誰もが「代表になるような選手じゃないだろう」と思ったでしょう。身長の限界があった中で、それを超えてトップのセッターだと証明している素晴らしい選手だと思います。
 
―リーグは期間も長く、移動もあります。リラックス方法はありますか?
国を出ること自体が初めての経験なので、リラックス方法はまだ見つけられません。落ち着くまで、みつかるまではいろいろなことを試してみようと思います。
 
―日本のバレーに対してどんなイメージがありましたか?
守備がとても上手だという印象が強かったです。レシーブだけでなくスパイクの技術、テクニックが優れているという話も周りの選手からよく聞きました。日本人は世界に比べると小柄な選手が多いので、その分を技術で補うバレーをしていると聞いていたし、私も同じイメージを持っていました。
 
―これまで実際に対戦したことはありましたか?
ジュニアの世界選手権や、親善試合で対戦したことはありますが、シニア代表として大きな大会で対戦したことはありません。でも今まで対戦する機会があった中でも、とてもレシーブが上手で守備が堅いイメージを抱きました。
 
―実際にV・プレミアリーグを4試合戦ってみた感想や過去のイメージとの違いがあれば教えてください。
私がイメージしていた通りでした。V・プレミアリーグのチームはどこも攻撃が速く、レシーブ力も優れていて、レベルが高いです。
 
 

―得意なプレーは何ですか?
サイドアタッカーはすべてのプレーをこなさなければなりません。サーブも、スパイクも、サーブレシーブも、ブロックもするので、なるべく全部をうまくできる選手でありたいと思っています。その中で、得意なブロックとスパイクでチームに貢献したいです。
 
―レッドロケッツで期待されているのはどんな部分だと思いますか?
スパイクをガンガン打つことじゃないでしょうか(笑)。
 
―チームの一員として、リーグを戦ううえでの目標は?
チームに貢献したいけれど、バレーは1人で勝てるものではないのでまずはチームとして強いチームをつくりたいです。そしてもちろん最後に勝って、優勝してブラジルに帰りたいと思っています。
 
―応援する時は、どう呼べばいいですか?
名前はフェルナンダ・ガライで、シャツネームは日本人が発音しやすいように「ガライ」にしたので「ガライ」と呼んで下さい。ただの「ガライ」ではなく、試合でいつも目立つ「ガライ」、すごい「ガライ」になりたいです(笑)。
 
―ファンへのメッセージ
日本でプレーできることをとても嬉しく思います。自分が来たことでチームに新しい歴史をつくりたいと思っています。レッドロケッツは優勝経験のあるチームですが、自分が一緒にプレーをして勝利に貢献して、優勝して、勝者になって帰りたい。ファンのみなさんが喜べるような試合をしたいです。
 

インタビューの受け答えに親しみやすさや人の良さがにじみ出る、しかしコートに立てばチーム一頼りになるアタッカー、そんなガライ選手の活躍を観に、ぜひ会場へと足を運んでいただきたい。  

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