レッドロケッツ応援記 1/16 対東レ戦~ホームの大声援に後押しされた7勝目!~

  info_category1.gif2011/01/17


▲応援席にうかぶNECの人文字

 真っ赤に染めたスタンドの、中央に浮かび上がる青字の「NEC」。今季初のホームゲームで、サポーターが勝利への願いを込めてつくった人文字が、選手たちの背を押した。
 チームの思いを、副キャプテンの杉山はこう代弁した。
「たくさんの応援に後押しされたし、支えてくれる人たちへの感謝を勝利で示したい。全員がそう思いながら戦っていました」
 
 5勝5敗のレッドロケッツが、今季初のホームゲームとなる1/15土曜日に対したのは6勝4敗と1勝差でリードするトヨタ車体クインシーズ。両チームにとって大事な一戦だが、敵将・葛和監督が「(NECは)ここというポイントをわかっていて、落とせない試合で確実に力を発揮してきた」と振り返ったように、年明け以降はなかなか勝ち星に恵まれずにいたレッドロケッツだったが、ホームゲームの声援に応える形で勢い、攻撃力、守備力のすべてで相手を上回り、前節のパイオニア戦に続いて連勝を飾った。



 迎えた東レ戦、1レグでは悔しいフルセット負けを喫した相手だけに、試合前にはコートでスタッフを含めた全員が円陣を組み、必勝を誓う。強い気持ちはプレーにもつながり、第1セットの序盤からガライの強打や、内藤、杉山のセンター線をうまく生かした攻撃でリードを重ねていく。
 東レ・菅野監督が「相手のスピードに対応できず、リズムが悪かった」と立ちあがりを振り返ったのに対し、レッドロケッツ・内藤キャプテンが「思い通りの展開、やろうとした組み立てでゲームを進めることができた」と言うように、第1セットは終始レッドロケッツがペースを握り、25-16と大差をつけて制する。第2セットも終盤まで競り合いが続いたが、21-21からレッドロケッツが抜け出し、杉山のレシーブから松浦(寛)のアンダートスを内田が豪快に決め切るなど、勝利への気迫を感じさせるプレーを随所に発揮、25-21で粘る東レを振り切る。



 このまま一気に走りたいレッドロケッツだが、エースの木村を中心に前人未到の三連覇を達成した東レもこのまま終わるはずがない。1、2セット目は崩れることのなかったサーブレシーブの返球率が乱れ始めると、レッドロケッツのコンビがやや単調になり、なかなか流れをつかめないまま15-25と第1セットとは逆に大差をつけられて失う。
 ここからどう戦うか。
真価を問われる厳しい状況下でも、選手たちは冷静だった。
山田監督が「タイムアウト中やセット間も、選手たちから常に声が出ていて、お互いを励まし合っていた。今までとは違う、確実に成長した姿があったのでここから盛り返せる確信がありました」と言うように、たとえスパイクが拾われても、小さなミスをしても、互いが互いを励まし合う。そして、そんな選手たちをスタンドから絶え間なく飛び続ける声援が、さらに後押しする。
21-21と終盤の拮抗した場面で、東レのピンチサーバー・小平の伸びのあるサーブを内田が返球できず、痛恨のサービスエースで21-22。ピンチを招く。しかしここでも選手たちは崩れることなく、追う展開の中でも懸命にボールをつなぎ、マークの厳しい中でもガライが躍動感のあるスパイクを立て続けに決め、24-24、勝敗の行方はジュースへともつれ込む。



 劣勢からチャンスを狙うレッドロケッツは、28-28の場面で内藤、松浦(寛)がレフトの木村を完全マークし、ブロックで効果的なワンタッチをとる。このチャンスボールをレフトから内田が決め、遂にレッドロケッツが逆転。さらに内田はライトからもスパイクを決め、30-29、レッドロケッツが2度目のマッチポイント。スパイクを打った内田がサーブへ。
「サーブで攻めて、絶対崩そうと思って今まで打っていた方向とは逆に打ちました」
 不意をつかれた形となり、内田のサーブが東レのコートに落ちる。高田が飛びこむも、返球はそのままアウトとなり、31-29。苦しんだ末に第4セットを制し、レッドロケッツが待望の7勝目を挙げた。内藤が笑顔で言った。
「苦しい試合ほど、東レは強い。それでも、3セット目を取られたところから立ち直って勝つことができた。1つの課題を克服することができました」
 この週末、日本列島を寒波が襲った。ただ1箇所、ホームの温かさに包まれていた町田だけを除いて。勝利の喜びと、声援の感謝を力に、レッドロケッツがさらに走り続ける。


                                               

取材・文:田中 夕子


 
 




今日は出だしから主導権を握りました。立ち上がりで勢いを保てた要因は?
全員が集中して1個1個のプレーが丁寧にできていました。サーブレシーブがいいからトスもいい、スパイカーもしっかり決めに行く。そのうえで、対策していたことがしっかりできていたので、自分たちのいい展開でスタートできたと思います。
 
―2セット目はもつれた中で一気に抜け出しました。今日のように大事な場面で抜け出せるときは何がうまくいっているのでしょうか?
紙一重の場面ですが、ああいう競った中でポイントやセットが取れないときは、ちょっとした部分で守りに入っていたり、少しでも「決まるかな」という思いがチームの中にあると勝ちきれません。でも今日の試合に関しては、チーム全員が常に強い気持ちを持ってプレーできていました。どんな状況でも逃げず、常に攻めて、1本1本のプレーができていたのでいい結果につながりました。
 
ホームゲームということも心強かったのではないですか?
たくさんの応援があったのが力になりました。ホームゲームに向けて、いろいろな人たちが準備を含めて今日に至るまでサポートしてくれたお陰なので、応援してくれる人や支えてくれる人たちに向けて、みんなで「恩返しをしたいね」という話をして試合に臨みました。いつも以上に「頑張ろう」という気持ちは強かったです。
 
ホームゲームで2連勝、勝因は何でしょう?
チームがまとまっていたことと、今日の東レに関しては、前回(1レグ)勝てる試合を落として悔しい負け方をした分、絶対に勝ちたかった。ホームゲームで対戦できるということで、全員の気合が違いました。
 
次節以降も厳しい戦いが続きます。意気込みをお願いします
今シーズンはどの試合も常に山場のような混戦なのですが、先週、リーグ中で時間がない中でも追い込んで詰めた練習ができて、いい結果が出たので、反省するところは反省して、勢いに乗って来週につなげていきたいと思います。
 
 

◆1月15日 対トヨタ車体戦イベント

  

  

◇バレー教室
   

  

  


◆1月16日 対東レ戦イベント

  

  

◇会員限定!ファン交流会
  

  

  

 

アーカイブ