レッドロケッツ応援記 1/30 対久光戦~サポーターの応援を力に変え、ホームとどろきで2連勝~

  info_category1.gif2011/01/31



 今季初のホームゲームとなった1月15、16日には、町田市立総合体育館でトヨタ車体クインシーズと東レアローズを撃破し、浮上のきっかけをつかんだ。迎えた今節の川崎市とどろきアリーナでは、29日の岡山シーガルズ戦で、山田監督が「あまり良い内容ではありませんでしたが…」と言いながらも、巧さのある難敵をセットカウント3-1で下した。この日の相手である久光製薬スプリングスとは、前節には相手のホーム神戸で対戦し、1-3で敗れている。
 同じルールのもとで戦う競技ながら、そこが自分たちのホームなのか否かで、試合の行方が左右されることは少なくない。とりわけレッドロケッツの選手たちは、「ホームゲーム」が持つ力を、私たちが思っている以上に強く感じているかもしれない。内藤が試合後、「(久光製薬に敗れた)先週から悔しい思いをしていた。どうにかしたいという気持ちでした」と語ったように、選手たちは胸の奥にリベンジの炎を熱くたぎらせ、サポーターの声援を背中に感じながらゲームに臨んでいった。



 いきなりサービスエースとブロックを決められたものの、松浦(寛)と内田のスパイクですぐに同点とし、最初のテクニカルタイムアウト以降は、レッドロケッツのペースで試合は推移した。松浦(寛)の強打とガライのバックアタックでリードを広げ、5点差から2点差に追い上げられれば、山田監督がすかさずタイムアウトを要求し、主導権を相手に握らせない。今季初スタメンとなった秋山がブロックを決めると、チームは俄然勢いを増し、第1セットは25-17でレッドロケッツがものにした。
「サーブで崩して、ブロックで的を絞りこむことがテーマでした」と山田監督は話したが、1週間前の敗戦の反省を生かした戦略は、第2セットに入ってますます効いてくる。杉山と秋山のブロックでリードし、自らのブロックで乗ってきた秋山は、内藤や杉山との抜群のコンビネーションを披露した。セット半ばに一旦逆転を許しながら、ガライのバックアタックや内田の片手ブロックなどで4連続得点し再逆転。さらに18-17からは内藤の2本のブロックを含む6連続得点で相手を振り切り、25-18でこのセットもレッドロケッツが奪った。
 赤地に青で「NEC」の人文字が作られたスタンドからは、歓声と拍手が鳴りやまない。会場には、選手とサポーターがまるで一体となって戦っている雰囲気が生まれつつあった。



 第3セットもレッドロケッツの集中力は途切れるどころか、さらに研ぎ澄まされていく。内藤の速攻とガライのブロックで2点を先制し、松浦(寛)はライトの角度のないところから鋭角にスパイクを決め切った。リベロ井野は身体を張ったディフェンスでボールをつなぎ、途中から投入された島村、滝口、澁澤らも、必死のプレーで起用した監督の期待に応えた。常に3、4点のリードを保ちながらの試合運びに、山田監督も「今日はほとんどやることがありませんでした。選手の集中力が高かったですし、ベンチで安心して見ていられました」と笑顔を覗かせるほどだった。内藤の速攻で長いラリーを制してマッチポイントを握ってから相手に粘られたものの、最後はガライがバックアタックを決めて25-23。前日まで9勝6敗と並んでいた久光製薬を完勝と言っていい内容で破り、レッドロケッツは10勝目を手にした。



 試合後のヒーローインタビューで、内藤が「いいゲームでした。自分たちのいい所が出せるようになっているので、もっともっと上を目指したい」と語れば、山田監督も「コートに立つ者がみんな持ち味を出してやってくれました」と選手たちを労った。次節は鹿児島で現在リーグ1位のJTマーヴェラス、2位・東レアローズとの対戦が待っている。天王山と言うにはまだ早いかもしれないが、4強入りのために極めて重要な2連戦になることは間違いない。 

(取材・文:小野哲史)








今季初、久しぶりのスタメンでしたが、いかがでしたか?
チーム状態が苦しい状況でしたので、私が戦うという気持ちを固めて試合に入りました。迷いがあったらプレーに出てしまうし、私が中途半端だったら他のアタッカーにも伝わってしまいますから。今日は気持ちだけで戦ったという感じです。

久しぶりのスタメンということを感じさせないプレーでチームを勝利に導きました。
アタッカーが呼んでくれたし、レシーバーもいいボールをたくさん返してくれたので、安心して思いきりプレーできました。みんなが助けてくれたし、気持ちが上がったところでまとまったのが良かったと思います。

秋山さん自身、ブロックも2本決めて見せ場を作りましたね。
あれは気合いです(笑)。自分でもビックリしました。

秋山さんのサーブのときに連続得点が多かった印象があります。
サーブに関しては相手が乱れてくれたので結果的に良かったです。コースを狙うというより、入れ!と思いながら打っていました。

今日の対久光製薬という部分では、どういう点を意識しましたか?
個人個人の能力では久光製薬さんの方が上だと思います。だからこそチームワーク、総力で戦うということを意識しました。あとは出だしで走ること。先にリードされてしまうと、相手に力がある分、私たちが追いつくのは難しくなると思ったので、今日は狙い通りにできました。

ホームゲームということで、サポーターの応援は届きましたか?
すごく力になりました。会社の方々や友達・親も来てくれたし、勝てて本当に良かったです。

―来週はJT、東レとの対戦になります。抱負をお願いします。
はじめから相手が強いと思って試合に入ると気持ちが引いてしまうので、自分たちがどう戦うかを意識したいです。どんなに強いチームでも穴はあると思うし、そこをしっかり攻めていければ、勝つチャンスは充分にあると思います。   




◆1月29日 対シーガルズ戦イベント

  

 

  

 

◇バレー教室
 

 


◆1月30日 対久光戦イベント
試合後はNECロケッツクラブ会員限定で、レッドロケッツの選手・スタッフと、「ファンとの交流会」が開催された。選手たちはいつも支えてくれるファンのみなさんに感謝の気持ちを込め、一緒に写真を撮ったり、サインを書いたりと、限られた時間ではあったが、楽しいひとときをともに過ごした。プレゼント抽選会も行われ、ファンのみなさんの笑顔によって、選手たちはこれからの戦いに向けた新たなパワーを蓄えたようだ。 
また試合間・セット間イベントや、アリーナ内外でも催しが行なわれ、賑やかな雰囲気に包まれたホームゲームとなった。
次のホームゲームも楽しいイベントがたくさん行なわれることだろう。試合だけでなくこのホームゲームならではの楽しみを味わいに、皆さんぜひ会場へ。
 
  

   

  

  

◇会員限定!ファン交流会
 

  

 

 

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