2010/11V・プレミアリーグを終えて~個人賞受賞3選手(内藤・井野・ガライ選手)インタビュー~

  2011/04/28



◆ 内藤香菜子選手:ブロック賞
(初受賞) ◆
―ブロック賞初受賞の感想は?

Vリーグ公式記録によると今シーズンは最初から調子がよかったらしいのですが、私自身はチーム独自の分析データしか見ないので帳票(公式記録)は見ていなくて、自分の成績をわかっていませんでした。だんだん試合を重ねるにつれて、周りから「今日もカナさん1位ですよ」とか言われるようになって、「そんなに上なの?」みたいな感じで驚いて(笑)。終盤になってきてから、スギちゃんに「ここまで来たんだからわかってる?1位をキープしていかないとダメだからね!」とか言われて、初めて自分でも「いけるの?」と思ったんです。ブロックでポイントを取ることは難しいし、望んで取れることじゃないので「ブロックで点を取ってやろう」という意識はしていません。空回りしてもいけないし、いつも通りやるだけだなと思った結果がこのような形になったことは嬉しく思います。
 
―ブロックが好調だった要因は何でしょう?
特に何かを変えたわけではありませんが、去年のリーグは手術をした直後だったこともあって、ブロック練習を始められたのが開幕1カ月前になってからでした。去年よりも手首が回復したこと、体の状態がよかったというのは要因になったと思います。
 
―ブロックに対して、特に意識していることは何ですか?
第一に、ブロックの効果を出したいという気持ちが強いです。今までもずっとそういう意識を持って取り組んできました。たとえば「ここに賭けて、ここでブロックポイントを取ってやろう」というよりも、私の場合は「全部の攻撃に反応しよう」という考え方です。相手のセッターのトスを読んで、出たボールは全部ワンタッチで取ってやろうと思っています。派手なブロックポイントを取るのも大きな仕事ではありますが、確実にすべての攻撃でワンタッチを取ったほうがセンターとしては仕事をしたという感触があるし、その中で少しでもポイントが取れればいいと思ってきた結果がこうしてつながってよかったです。
 
―最終的には杉山選手と1、2位のフィニッシュでした
そうですね。もしも抜かれていたらどうだったんだろう(笑)。でもそれはチームにとっては素晴らしくいいことだと思います。チームのブロック力を高めるために、姉さんたちがしっかり頑張らないといけませんね(笑)。
 


 
◆ 井野亜季子選手:レシーブ賞(初受賞)・サーブレシーブ賞(4年ぶり3回目) ◆
―三度目のサーブレシーブ賞、レシーブ賞初受賞の感想は?

今年はリーグで使用するボールが変わって、全体的にサーブレシーブの返球率が上がっていたので、なぜ自分が1位なのかわかりませんでした。途中まではあえてランキング(公式記録)を見ないようにしていたので気付きませんでしたが、サーブレシーブ賞が取れてホッとしました。
 
―あえてランキングを見ずにいた理由は何ですか?
最初は「まだ1レグだから左右されないように」と思っていました。でも周りからも「1位だね」と言われるようになったり、自分でも徐々に意識してしまいましたね。ただ、4レグに入ってからはそれがプレッシャーで、精神的にきつかったです。普段は家族にバレーの話をすることはあまりないのですが、レギュラーラウンドの終盤になってから、一度だけ母親に連絡しました。メールで「もし個人タイトルが取れなくてもいいかな?」と入れたら「ケガでもしたの?」と返ってきたんです。「そういうわけじゃなくて元気だけど、精神的にしんどいんだよね」と送ったんです。その時は本当に、サーブレシーブのことが頭から離れず、振り払いたくても振り払えませんでした。そういう気持ちを「乗り越えられない」と母親に伝えたくて。たぶんその時の私は「別にいいよ、それがすべてじゃないから」と言われるのを待っていたと思うんです。でも母からは「リーグの中で今、サーブレシーブのランキングが1番なのはあなたしかいないんだから、そのプレッシャーを受けるのも、1番にいるあなたしかいない。だからとことん背負いなさい」と送られてきたんです。でも不思議とそれで気持ちが楽になって、何とかレギュラーラウンドを乗り越えることができました。
 
―苦しかった分、ホッとしたという印象?
そうですね。今までの中で一番ホッとしました。
 
―これまでの受賞時との違いは?
高卒1年目で取った時はわけがわからず、賞があることすら知りませんでした。2回目は海外に行く前にタイトルを取ることが重要だと思った中で取れて安心しました。昨シーズンは最後にメンタルが崩れて2位だったので、周りの評価を気にするわけではないですが、今年こうやって賞を取れて証明できた部分もあるだろうし…。数字で出るのはあまり好きではないですが、今年は少し越えられた気持ちがあったのでよかった。ホッとしました(笑)。
 
 


◆ ガライ・フェルナンダ選手:ベスト6賞(初受賞)・得点王(初受賞) 
―得点王のタイトル受賞について感想は?
タイトルを取れたことは嬉しく思うし、個人賞が取れたことは結果的によかったと思っています。でもそれよりもその過程、シーズン中にいい試合ができて、個人的にもいい結果、成績を残せたことがチームにとって重要だったと思っています。シーズン中に活躍することができたのが一番嬉しいです。
 
―ブラジルを離れ、日本での初めてのシーズン。プラスになったことは何でしたか?
技術面でもプラスになったことはたくさんあると思うけれど、それよりも人間的に成長したことです。すぐ近くに家族や頼れる人がいない、飛行機に乗ったらすぐに実家に帰れるような状況ではない環境の中でプレーしたことで、人間的に強くなれたこと、成長できたことがプレーヤーとしても大きなことだと感じています。
 
―ベスト6については?
私のポジションは、サーブ、サーブレシーブ、ブロック、スパイクの全部をこなさなければならないポジションなのでそれを評価してもらったのは嬉しいし、スパイク以外でもいい成績が残せたことはとても嬉しく思っています。
 
―黒鷲旗(全日本男女選抜優勝大会)に向けて、ファンへのメッセージをお願いします
チーム全員が、リーグの4位という結果に対して満足していません。黒鷲旗へ向けた思いも強いし、みんなの目標は黒鷲旗でいい試合をして優勝することです。そのために練習をしているので、黒鷲旗では絶対にいい試合をします。期待していて下さい。

JVL承認NECW-2010-T040

 

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