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2011/12/12

試合レポート

レッドロケッツ応援記 ~12/11 対東レアローズ戦 あれから9カ月。開幕戦で見えた今季への大きな課題~



 2011/12V・プレミアリーグの開幕。
 例年同様に独特の緊張感に包まれた中で迎えた今リーグ最初の一戦であることに変わりはない。だが、異なることがひとつ。
「昨シーズンの試合が中断された場所。途中で終わってしまったまま、時間が止まった感があったので、やっとここから始まったんだ、始められるんだと実感しました」
 キャプテンの内藤がそう言うように、開幕を岡山の地で迎えたことに実は大きな意味があった。
 2011年3月11日。日本を未曾有の災害が襲った。セミファイナルに向け、レギュラーラウンド最終節を戦うはずだった選手たちは、東日本を直撃した大地震をテレビの画面を通して見ることしかできなかった。
 これからバレーボールができるのか。家族は、友達は無事なのか。それぞれが胸中に様々な思いを抱きながら、不安に直面したあの日、あの時――。
 あれから9カ月の時が過ぎた、2011年12月11日。
 真摯な気持ちと、強い決意を抱き、選手たちは岡山・桃太郎アリーナのコートに立った。


 
 今季から副キャプテンに就任した内田のサーブから始まった試合、レッドロケッツは東レアローズの強打に対し、粘り強いレシーブでラリーを制し、幸先よく先取点を挙げる。
「ロケットスタート!」
 ベンチから見守る選手たちが試合前に大きな声でそう掲げたように、4レグから3レグになった今季、これまで以上に開幕戦の勝敗が今後の戦い方を左右することを意識していたからこそ、待望の先取点となった。
 しかし、それは対する東レアローズにとっても同じこと。昨シーズンは前人未到の4連覇を目指しながらリーグ中断に伴い2位で終わった悔しさをぶつけるべく、やはり今季に賭ける思い、決意は並々ならぬものがある。その成果を開幕戦でレッドロケッツは痛烈な形で知ることとなった。
 セッターの松浦(麻)が言った。
「昨年までのNECに対するシフトと、今季は(東レのシフトが)ガラッと変わっていました。どの攻撃に対してもブロックが必ず1枚ついてきて、抜けたところをレシーブで拾う。高さのあるブロッカーに対して、こちらの攻撃が全く通りませんでした」



 序盤こそ8-5とレッドロケッツがリードしたものの、中盤以降は松浦(麻)が言うように東レのブロックとレシーブにボールをつながれ、切り返しでの失点を喫する。点差が縮まった焦りからか、ミスも生じ、連続失点で流れを東レに与えてしまう。動きの硬くなったところで落とされるフェイントも、なかなかつなぐことができない。
 一方は流れを引き寄せ、一方は流れを失う。その原因について内藤はこう分析した。
「こちらのフェイントボールは相手の中道選手が粘り強く、それこそ身体を張ってレシーブしてチャンスにつなげているのに、自分たちはフェイントに追いつくだけで、体勢が崩れ拾い切れず、もったいないプレーばかり。その差が大きく出てしまいました」
 第1セットを失い、第2セットからはレフトに八幡を入れ、内田をライトへ回す布陣で臨んだが、それでもなかなか突破口が見出せない。金子、大野といったルーキーに加え、日本国籍を取得しこの試合がリーグデビュー戦となった張も役割を果たそうと、懸命にプレーしたが、全員でつなぐ東レの組織力が上回り点差はなかなか縮まらない。松浦(寛)のサービスエースや張のクイックで追い上げたが、この試合でNECのブロックが5本に対し、東レには13本ものブロック得点を献上したことも響き、第2セットは15-25、第3セットは20-25、「絶対に勝ちたい」と強い気持ちで臨んだ開幕戦は、残念ながら白星発進とはならなかった。


 
 悔しい敗戦であるのは間違いないが、まだリーグは始まったばかり。肩を落としているヒマはない。内藤は言う。
「今日の試合でやるべきことがはっきりわかった。チーム全体、選手それぞれが課題を1つ1つクリアしていかなければならないということを思い知らされた。それぞれが『やらなきゃダメなんだ』と思える試合になったはずです」
 昨年はあれもこれもできた、と振り返るばかりでなく、今季をどう戦い、どう勝って行くか。チームの新たなスタイルを構築しなければ、昨年以上の壁を破ることはそう容易なことではない。だが、9カ月前のあの日から、何ができるかを必死に考え、実践してここまで歩んできたように。いよいよ始まりの時を迎えたリーグを戦い抜くために何ができるか。悔しい敗戦が与え、掲示してくれた課題はこれからのチームにとって、きっと大きな糧になるはずだ。








――いよいよ開幕戦、チーム内に硬さや緊張感などあったのでしょうか?
全体としての雰囲気は悪くなかったと思います。でも、気負っていた選手もいたのは確かです。
 
――スタートはラリーを制しての先取点。良い立ち上がりでした
あのまま走れれば良かったのですが、得点した直後にブロックをされて相手に得点を許したことで、流れを相手に持っていかれてしまいました。こちらはなかなかサイドアウトを取れないのに対し、相手は簡単にサイドアウトを奪う。それに何本もブロックされては流れを引き寄せられない。自分たちで悪いパターンを作ってしまいました。
 
――東レのディフェンスの変化はどのタイミングで感じましたか?
始まってすぐに「変わった」と思いました。ブロックシステムにおいて、サイドに対しても1枚、センターにも1枚。完全にコミットでした。相手は高さがあり、まともに打って被ブロックの本数が増えてしまいました。もう少しセンターとライトの絡んだ攻撃を交えるべきでした。
 
――この試合でハッキリと課題が見えたと仰いました
見えましたね。たとえば、どのチームもサーブはリベロではなく、その後スパイクを打つサイドの選手を狙います。そこでパスが乱れてしまうと、どうしても攻撃にも影響が出てしまいがちなのですが、そこは割り切って、たとえ攻撃への参加が厳しい状況になろうとも他の攻撃陣を通らせるようにパスだけは返すとか、もう少し役割を明確にしなければならないと感じました。
 
――1試合目から課題が見えたことは収穫と取ることもできます
「去年はこうだったから」という頭は捨てて、何とかなるかもしれない、ではダメだと全員が自覚しなければならないと感じました。周りの皆様に応援してもらい、大きな力をいただいていると心から感じています。ここから何とか、自分たちで勝つ道を見出し、自分たちの力で勝たなければならないと思っています。

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