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2009/11/09

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2009/10Vプレミアリーグ開幕直前! ~ 山田監督インタビュー ~

 

――今年はチームが新しくなりました。新チーム移行後、どのような段階を経てここまで来たのでしょうか?
若いチームへ移行しながらも、勝てるチームをつくることを念頭に置いてスタートしました。最初に重視したのは体力強化と基本スキルです。オーバーパスやアンダーパスなどパスドリルを積極的に取り入れ、つなぎの効果を高める練習を行い、攻撃面ではレシーブからのスパイク、いかにラリーに勝つかという面を強化してきました。

――チームスローガンは何ですか?
「チームケミストリー」です。お互いのいいところを出して、相乗効果を出せるようにということで、年齢は関係なくそれぞれが主体性を持って始めようと。「なぜバレーを頑張っているのか」という根本から、男子が休部になったことも含め、今置かれている環境を考えた中で自分たちの使命は何か、日頃の練習に明確な意味をもって取り組もうというところからチームをつくってきました。メンバー間のコミュニケーションも風通しがよくなり、いいチームになってきましたが、それだけでは勝てないので、チームの良い部分を勝てるチームになるための要素につなげられるよう励んでいます。

――サマーリーグ、国体など実戦経験が多くありました。試合を通して見つかった課題、現在の課題は何でしょうか?
NECのバレーは伝統として固いレシーブからのコンビバレーですので、生命線はリベロとセンター線です。サイドアウトからのコンビネーションを今は大詰めのポイントとして取り組んでいます。今季から使用ボールが変わりましたので、サーブレシーブでは苦戦が予想されます。乱れたところからでも、コンビをきちんと使えるように日々の練習で意識しています。

――新ボールは大きな変化が生じるようです。具体的な対策はありますか?
オーバーパスでのサーブカットも練習しています。男子は当たり前に行っていますが、女子は力も弱いので、まずは夏場から練習前に指立て伏せをメニューに加え、継続して指の力を鍛えてきました。成果は出てきています。あとは実戦を重ねる中で慣れていければと思っています。

◆勝負は開幕!
――長いリーグ、ポイントはどこだと思いますか?
まずは開幕の2連戦をどう戦うかです。経験の多い選手が少なくなりましたので、実際に戦う中で自信を積むことが大切です。若いチームには勢いが大事ですので、しっかり勝ち星を取って、チームの結束力と勢いを示したい。最初が肝心です。

――今シーズンはチーム練習を行う時間が多くあったことはプラスだと思います。実際の状態はいかがですか?
いくつかパターンをつくって練習していますので、戦い方の幅をずいぶん広げることができました。責任が分散してしまわないように、各自の仕事を絞ったほうが集中しやすいのかもしれませんが、4レグのリーグを考えると、1つの戦い方だけでは対応力に欠きます。相手や状況によって変化できるゆとりを持って戦う準備をしてきました。

――今季は新人3選手に、新たに2選手が加入しました
非常に良い状態です。松浦、八幡、滝口も試合経験を通して、それぞれ良い働きをしてくれています。内藤、井野もいいですね。若手を乗せたり、年上の選手ともざっくばらんにコミュニケーションがとれる選手です。プレーだけでなく、人を活かすという意味で二人がチームの潤滑油のような役割を担っています。流れをコントロールできる選手達です。

――全体を見て、最も手ごたえを感じているのはどこですか?
気持ちの部分が大きく変わりました。それぞれが課題を掲げて、自らを、チームを高めようという雰囲気が醸成され、向上心のあるチームになりました。チーム全体の目指しているものが共有されず、温度差が生じると最後に勝ちきることはできません。同じ目的を持って一つにまとまったチームが大事な局面では強い。その点では、今は非常に良い空気でできています。もちろん経験や技術、戦術、ベンチワークがあってこそですが、やはり根本は気持だと。最後の1点を取る気持ちがあって、そこから経験を積んで、技術が磨かれていくはずであり、土台はそこにあると考えています。土台は出来上がってきましたので、あとは勢いを持って試合に臨むだけです。選手個々の持ち味をコート上で思い切り表現する試合をしたい。そして、何としても勝つこと。自信を得るためにも1レグは大事ですね。監督として、どうしても勝ちたいです。

◆全員バレーで勝利をつかむ 
――キーになるもの、キープレーヤーを挙げるとしたら?
はっきりしたキープレーヤーはいません。現有戦力全部を合わせて、いかに全員バレーで戦うかがキーです。それぞれに求める役割はいろいろ出てくるので、選手の責任も増えますが、その経験を通してアスリートとして成長してほしいですね。先発も控えも役割は同じ。チーム力で勝負します。

――改めて今シーズンの目標を聞かせて下さい
今まではやってみて、事後対応することが多かったのですが、今回は事前準備を大事にしてやってきたのでそこは徹底していきたいですね。事前に不安があるなら自分で準備をして、トレーニングもセルフケアも、いかに主体性を持って自分で動けるか。個人の責任を持ってリーグを戦えるかということが一番大きなテーマです。そのためには選手を信頼していくこと。若いチームなので難しさもありますが、目標設定のミーティングを行ったり、いろいろな取組みを通してずいぶん成長してきました。選手たちはよくやってくれたという実感があります。あとは僕が全てを預かるので、思い切りやってもらいたいですね。スタッフを含め、全員の力で勝ちたいチームです。

――最後に応援してくれる方へのメッセージをお願いします
僕らはバレーボールのトップリーグでバレーをしていますが、それは決して特権でも何でもなく、支えてくれる方々を含めた環境にバレーボールをさせてもらっているのだと思います。好きなバレーに打ち込める環境で、思い切りできていることに対する感謝を、チーム全員がしっかり持ってやっていくことが一番大切だと思います。サポートしてくれる方々のためにも、ファンの方々のためにも、感動や勇気など、見ている方に何かを訴えられるような試合をしたいと思っています。ぜひぜひ応援よろしくお願いします。


(取材:田中 夕子)

  

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