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レッドロケッツ応援記 ~2/18 対東レアローズ戦 厳しい現状だからこそ問われる、これから、どう戦うか~

  info_category1.gif2012/02/20



 ようやく手にした1勝で得たものは幾つもあった。
 たとえほんのわずかであっても、失いかけていた自信を取り戻したこと。試合毎に入れ替わるメンバーでもここまで必死で戦い抜いてきたからこそ、「チーム」として勝利できた喜びを得られたこと。
 残り試合は限られている。それでも、今できることは何か。これからにつながる活路を見出したはずだった。



 
 雪国、山形での東レアローズ戦。まず試合の主導権を握ったのはレッドロケッツ。狙いを的確に絞った内田のサーブで相手の攻撃を単調にさせ、レシーブから切り返したところを好調の杉山が次々と得点を重ねる。中盤、東レも変化を加えた攻撃で応戦し、15-16で逆転されるも、またも杉山が今度はブロックで得点を重ね、再びレッドロケッツが逆転。
ブロッカーがワンタッチを取ったボールを近江がレシーブでつなぎ、さらにチャンスを広げたレッドロケッツは終盤の4連続得点で東レを突き離す。最後は杉山に代わってピンチサーバーとして投入された張のサービスエースで25-20、第1セットはレッドロケッツが先取した。



 内藤が「サーブで攻めて、攻撃を絞れたからブロックも対応できた」と振り返ったように、第1セットはまさに思い通りの展開で進んでいたのだが、第2セットに入ると形勢は逆転。杉山は言う。
「(第2セットの)スタートがすべて。相手に先に行かれてしまうと、自分たちのすべきことが全くできなくなる。やりたいように攻めてくる相手に対して、すべて後手になってしまいました」
 第1セットは走っていたサーブが、リードされたことで「攻めよう」から「ミスをしないように」という意識へ変わる。自ずとプレーが消極的になり、サーブミス、スパイクミス、さらには単調な攻撃で相手ブロックに捕まる悪循環が続き、2、3セットを続けて失った。


 
 劣勢からどう立て直すか。シーズンを通じて直面する課題が浮き彫りになる中、終始安定したプレーを見せたのが内定選手ながらスタメン出場する近江だ。
キャプテンの内藤が「落ち着いてボールに触ってくれるし、大崩れすることのない選手」と称するように、合流直後とは感じさせないプレーを随所で発揮。自身も「(背は)小さいけれど大学時代もずっとエースとしてやってきた。サーブレシーブはもちろん、攻撃でももっと力になりたいと思いながらプレーしました」と言うように、高さこそないが、相手ブロックの間やブロックアウトを巧みに取り、サーブレシーブ、スパイクレシーブともに安定したプレーで存在感を発揮した。 
 しかし、対する東レはレッドロケッツをさらに上回る安定感を発揮した。菅野監督が「雑にならないように。それだけ心がけた」と言うように、たとえ連続失点をしてもすぐさま立て直し、レシーブでつないだラリーを制する。第4セット、内藤のサービスエースや近江のスパイクなどで11-9とレッドロケッツが先行したが、中盤以降に相手ブロックに捕まり逆転を許し、終盤もブロックを含む連続失点で差を広げられてしまう。相手のマッチポイントから、内田のサーブで崩し、連続得点で追い上げたが中盤での差が響き、最後も東レのブロックで22-25、セットカウント1-3で敗れ2勝目を挙げることはできなかった。


 
 翌日のパイオニア戦にもフルセットの末敗れ、残りは4試合。厳しい状況は続く。
 どう受け入れ、どう戦うか。やや厳しい語調で、杉山はこう言う。
「相手のブロックが高いならどうすればいいか。1本前にミスをしたら、次はどう打てばいいか。ただ一生懸命だけじゃなく、考えながらプレーしないと状況は変わりません」
 キャプテンとしてチームを牽引する内藤も同調する。
「相手のミスを待つのではなく、自分たちから崩して、得点を取っていく。強い気持ちで戦っていかなければダメだと思います」
 苦しい状況が続いても、声援を送り続けてくれる人がいる。勝って得られるものがあるように、負けが続く厳しい今だからこそ得られるものがあることを、忘れないでほしい。








――試合を振り返って
攻撃が単調になってしまっていたので、相手も対応しやすかったと思います。サーブレシーブが乱れて単調になってしまうのも仕方ないとは思いますが、もう少しバリエーションを考えなくては、というのはプレーしながら感じていました。
 
――確かにミスや被ブロックが目立つ展開でした
高い相手に対して中に打ちつけていたと思うので、(ブロックが)2枚来ていても2枚来たからこそできる攻撃があるはずです。そこはまだまだ増やしていかなければならない部分だと思います。
 
――そんな中で近江選手のプレーが起爆剤になっていました
身長は低いですが大学でもエースとしてやってきているので、レシーブだけでなく攻撃でもNECの力になれたらと思っていました。守備だけでなく「小さいからマークを外していいだろう」と相手に思わせないように。もっと攻めて点を取りたいです。
 
――プレー以外の面で心がけていることは?
最初のうちは「内定(選手)だから」と少し引き気味のところもありましたが、出させてもらっている以上は関係ないと思い始めました。もっと積極的になろうと思います。まだまだですが、コートでもっと声をかけられるようになりたいです。
 
――残りの試合はどう戦いたいですか?
負けている時は自分たちのミスによる失点が多く、そこから波に乗れず暗くなることが多いので、そういう場面でも常に積極的に、切り替えるところは切り替えてチームで意思疎通して挑んで行くだけだと思います。
 
――応援してくれる方たちにどんな姿を見せたいですか?
大学からプレミアチームに入る選手は少なく、レギュラーで出る選手はさらに限られます。試合に出させてもらっているからには、その代表として他の選手に負けないぐらいできるところを見せたいし、頑張っている姿を大学でお世話になった方々にも見せていければ大学バレーも発展すると思うので、そういう気持ちを持ってプレーしたいです。


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