• トップ
  • インフォメーション1
  • レッドロケッツ応援記~1/13 対東レアローズ戦 杉山の大記録達成に花添える勝利で、2013年を連勝スタート~

レッドロケッツ応援記~1/13 対東レアローズ戦 杉山の大記録達成に花添える勝利で、2013年を連勝スタート~

  info_category1.gif2013/01/15


 
シーズンが年をまたぐVプレミアリーグにおいて、「新年」にさほど大きな意味はない。それでも天皇杯・皇后杯全日本選手権の準々決勝敗退により、2012年を敗戦で終えたレッドロケッツにとって、リーグ戦再開となる2013年最初のゲームは、チームが再び上昇気流に乗るためにも重要な意味があった。



そんな思いを共有して臨んだ12日のトヨタ車体クインシーズ戦は、セットカウント3-0の快勝。鳥越を中心とした堅い守備からリズムが生まれ、とくに近江は58.6%という高いアタック決定率と、22得点を挙げる活躍で攻撃陣をリードした。試合後、「2013年の良いスタートが切れた」と語った山田監督。ただ、チームにとって重要度がより高かったのは、翌13日の東レアローズ戦だったかもしれない。東レは、1レグの対戦で勝利まであと一歩に迫りながらフルセットの末に敗れ、天皇杯準々決勝でも逆転負けを喫した因縁の相手。しかもこの日は、杉山のVプレミアリーグ329試合連続出場という日本新記録が懸かった試合でもあり、選手は「勝ってスギさんの記録達成をお祝いしたい」(内田)と、いつも以上に意気込んでいた。



序盤、3-3から6連続得点を挙げた東レが流れをつかみかけたが、レッドロケッツは冷静だった。秋山のサービスエースとイエリズのブロックですぐに追い上げ、内田のスパイクで逆転。その後は優位に試合を進め、一旦は同点に追いつかれたものの、近江のサービスエースと大野のブロックで振り切った。25-21で第1セットをレッドロケッツが先取した後、第2、第3セットは一進一退。東レが23-25で第2セットを奪うと、第3セットはデュースにもつれ込み、27-25でレッドロケッツが制す。同じ東レが相手でも、1レグや天皇杯のときとは違う〝気迫〟があった。山田監督は言う。
「(天皇杯後は)どんなボールでもアタックまでつなぐ意志の底上げをずっとやってきた。ボールに対する執着心の面でも前回とは変わったと思います」
杉山もプレーをしながら、チームの手応えを感じていた。
「東レには悔しい負け方が続き、年末年始はその悔しさを持って練習に取り組んできました。今日もそれがボールにしっかり伝わっていたので、いつもだったら決められてしまうボールも食らいついて上がっていたし、いつもは簡単に返してしまうボールもきちんとヒットして打ち込めていた。気持ちの入ったプレーが多かった気がします」
 セットカウント2-1で迎えた第4セット、大野と杉山のブロックで着実に得点を重ね、第2セット途中からライトに入った白垣は思い切りの良いバックアタックを突き刺した。秋山はアタッカー陣をうまくコントロールし、相手に的を絞らせなかった。ラリーが長く続くと、東レにミスが目立ち始めたのは、レッドロケッツの執拗な粘りに根負けした部分もあったはずだ。常に2、3点のリードを保ちながら全員で戦ったレッドロケッツは、マッチポイントをキャプテン内田がきっちり決めて、25-21。今季8勝目を挙げてリーグ2位のポジションを守るとともに、快勝で杉山の大記録達成に花を添えた。





「天皇杯は一方的にやられて自分たちのバレーが全然できなかったので、その負けを無駄にしないためにもチームでぶつけようと年明けから、そして試合前日の夜もみんなで話していました。それが結果につながって良かったです」
 近江がそう語ったように、1レグや天皇杯の敗戦は決して無駄ではなかった。しかし、ここで息をついている暇はない。次週は同じ8勝2敗で並ぶ首位・岡山シーガルズ、3位・久光製薬スプリングスとの対戦が控えている。心も身体も充実した今の状態を維持しつつ、レッドロケッツらしい全員バレーで強敵から勝利をもぎ取ってほしい。
(取材・文:小野哲史)
 
 



――まずは今日のゲームを振り返っていかがですか?
今日は個人的にはスパイクが決まらなかったので、チームに迷惑を掛けてしまいました。でも、みんなの頑張りで勝つことができ、チームメイトに感謝しています。今までやってきた〝つなぎ〟や粘り強いバレーが最初から最後までできたので、これからもそれを継続してきたいです。
 
――改めて329試合連続出場達成、おめでとうございます。今の率直な感想を。
入社して以来、目の前の試合を戦ってきた結果だと思います。15年間、病気も怪我もなく試合に出続けられているのは、今こうして振り返ると、自分でもすごい記録だなと。ただ、やってきた印象としては、1試合1試合、1シーズンとこなしてきただけで、気づいたら329試合だったという感じです。
 
――入社間もない頃と比べて、変わったこと、変えたことはありますか?
練習量ですね。若い頃はいくらやっても大丈夫だったのですが、最近はうまく調整して、コンディションを整えるということを考えながらやるようになったかなと思います。食事面はバランス良く食べて、体調によってサプリメントを摂ったりするなど、昔から気をつけているのでそれほど変わっていません。
 
――今後の目標や抱負を聞かせてください。
これからも今までと変わらず1試合1試合に集中して、チームに貢献していくことです。そうすることが連続試合出場につながっていくと思うので、チームのために活躍していきたいですね。
 
――ここまでの15年間で印象に残っていることは?
この大阪市中央体育館では以前に決勝をやりましたが、その第6回(1999/2000)Vリーグの全勝優勝はやはり印象深いですし、逆に昨シーズン、最下位で入れ替え戦をしたことも同じぐらい貴重な経験をしたと思っています。
 
――チームメイトを含め、あとに続く選手たちにはどんなことを期待しますか?
長年にってVプレミアリーグで活躍して、私の記録をどんどん抜いていく選手が出てほしいなというのが一番です。
 
――最後にレッドロケッツのファンのみなさんにメッセージを。
良いときも悪いときも、一緒に喜んだり悔しがったりしながら応援してくださるファンの方々の力があって、ここまで来ることができました。本当に感謝しています。リーグはまだまだ続きますので、今後とも変わらず、応援をよろしくお願いします!

アーカイブ