~レッドロケッツ応援記 1/27 対デンソーエアリービーズ ホームの声援に後押しされて7連勝~

  info_category1.gif2013/01/28

  前半戦の最後を飾る、とどろきアリーナでのホームゲーム。13戦を終えて11勝2敗と好調が続くレッドロケッツの応援に訪れたたくさんのサポーターが会場を真っ赤に染める。
 ホームの声援に後押しされた最高の環境の中、選手たちは2レグ最後のデンソー戦に臨んだ。


 
 1レグは東レ、岡山に敗れたが、その後は連勝を重ね、2レグは6戦全勝。まさに破竹の勢いで勝ち進んできた。
 とはいえ、内容を細かく見ればどの試合も決して楽に勝てたわけではなく、力が拮抗しているチーム同士、どちらが制してもおかしくない接戦を勝利し、レッドロケッツが勝ち星を重ねてきた。好調を保つ要因を、山田監督はこう説く。
「すべての選手が役割を持って練習に取り組んでいます。その結果、どんな場面で出ることになっても『自分が出たらこうしよう』と具体的なイメージがあるので、いつ誰が出ても持ち味を発揮できているのは間違いありません」
 第1セットを先取されたデンソー戦でも、積極的なメンバー交代が奏功した。第2セットから松浦に代わって秋山、大野に代わって杉山が、イエリズに代わって白垣を投入。山田監督が「サーブレシーブが崩れていたので、松浦が武器とする速さを生かしたコンビよりも、秋山が武器とする崩れたところからの立て直しを重視した」と言うように、攻撃リズムの変化を狙いとした選手交代だったが、代わって入った秋山のサーブが逆にデンソーの守備を崩し、4-8から10連続得点を挙げ、14-8と一気に逆転する。
「まずはつなぎとレシーブで貢献すること。そこに加えて、レシーブから攻撃に入りやすいように間をつくることを意識しました」
 サーブから得た主導権を攻撃にもつなげ、内田、近江の両サイドが得点を重ねる。「トス回しに反省が残った」と秋山は課題を口にしたが、リズムに乗ったレッドロケッツは2、3セットを連取した。 


 
 第4セットも白垣の攻撃が効果を発し、11-10とレッドロケッツがリードして中盤を迎えたが、デンソーも粘りを発揮し、レシーブからつなげる攻撃に連続失点を喫し、12-18と6点のリードを与えてしまう。
 悪い状態ならば、このまま押し切られてもおかしくない状況なのだが、今のレッドロケッツにはここで踏ん張る力がある。ピンチサーバーで投入された張がサーブで崩したところを同じくワンポイントで投入された大野がブロックで着実にワンタッチを取り、チャンスにつなげ、最後は近江が相手ブロックをうまく見てスパイクを決め、1点、また1点とデンソーとの点差が縮まって行く。さらに追うレッドロケッツに対し、焦るデンソーはミスを重ね、ついに21-20とレッドロケッツが逆転。
「自分たちが理想とする展開ではなかったけれど、(6点差が着いた場面から)逆転できたことがチームの自信になりました」と杉山が言うように、追いついたことで精神的にもレッドロケッツが優位に立っていたのは確かだ。デュースにもつれ込んだ後も、杉山が冷静に2本のブロード攻撃を決め、近江の絶妙なフェイントで27-27。続けて白垣がライトからスパイクを決め、遂にレッドロケッツがマッチポイントを握る。
「絶対にレフトから攻めてくる。迷わず飛びました」
 デンソー・石井のレフトからのスパイクを、満を持して飛んだ島村がブロックで仕留め、29-27。大接戦を制したレッドロケッツを、会場の割れんばかりの拍手が称える。山田監督は「ホームの声援があったからこそ勝つことができました」と安堵の笑みを浮かべた。


 
 これで2レグは7戦全勝。今季12勝目を挙げ、前半戦を単独首位で折り返した。
しかし、どのチームにとっても負けられない後半戦は、きっとこれまで以上に厳しい戦いが続くことになるだろう。
 だからこそ、苦しい戦いを制してきたことを自信にして。レッドロケッツはこれからも、もっともっと強くなる。目指す頂へ向かって、まだまだ進化は続いて行く。
 



――前半戦が終わり12勝2敗。2レグは7戦全勝でしたが、好調を保った要因は?
特別にコレがよかった、というのは感じません。周りから「2レグは負けなしだよ」と言われて、「そうなんだ」と思うし、どの試合も接戦ばかりで簡単に勝てた試合はないので、1戦1戦やってきた結果として、気づいたら2レグは全勝できていたという感じです。ただ、練習でやってきたことや、頑張ってきたことが結果として出ているのは事実なので、それはとても嬉しいです。後半戦も変わらず、1戦1戦大事に戦いたいです。
 
――第1セットを取られ、第4セットも相手に先行される苦しい展開からの逆転勝ちでしたが、勝因は何でしょう?
全員があきらめない気持ちが出ていることと、1人1人が役割を認識して練習に取り組んできていることです。普段から負けているところから追い上げる状況をつくって練習に取り入れたりしているので、今日は特にその成果が出たと思います。得点を離されても、あきらめるのではなく「行ける」と思えるのは、選手がそれぞれ高い意識を持って、積極的に練習に取り組んできたことがつながっているのだと思います。
 
――連勝していることでプラスの効果も生じているのでは?
自信を持てるようになったのは確かですね。監督からも「攻撃が最大の防御」と言われたので、攻撃力を高めるための練習を積んできました。まず「守る」のではなく、自分たちから「攻める」という気持ちがあるからこそ、ブロックもレシーブも強気になれる。試合中も「私はここに飛ぶからここは拾ってね」と前向きな言葉が出るようになりました。結果も含めて、いい方向につながっています。
 
――次節からは3レグ、後半戦に向けた抱負をお願いします
とどろきのホームゲームということで、会社を始め、たくさんの方々が応援に来てくださったので、何としてもみなさんの前で勝ちたかった。接戦をものにできて本当に嬉しいです。試合を見た方々の「明日から頑張ろう」という活力になれれば、私たちが試合をしている意味があると思うので、これからもそういうプレーをし続けて、たくさんの方々に応援いただけるチームになりたいです。

このレポートの試合

2013-01-27 デンソーエアリービーズ ○ 3-1 ●

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