レッドロケッツ応援記 ~2/24 対久光製薬スプリングス 首位攻防戦をストレート勝ちで16勝目~

  info_category1.gif2013/02/25



 今季最後のホームゲームにあたり、チームで掲げた目標があった。
「とどろきで4連勝して終わろう!」
 たくさんのサポーターが詰めかけ、スタンドを真っ赤に染める。首位を走るレッドロケッツと、1勝差で追う久光製薬スプリングス。後半戦に差しかかったリーグ戦の上位を走る2チームによる首位攻防戦。まさに、最高の舞台が整った。


 
 これまで二度の対戦では勝利しているとはいえ、皇后杯を制した実力を誇る相手だ。セッターの松浦は「ブロックが高く、攻撃力のあるチーム」と相手の高さを警戒していた。
 思い通りの流れに持ち込まれないために、まず徹底したのはサーブで攻めること。相手を崩し、返ってきたボールを確実にセッターへとつなぎ、センター線を絡めた攻撃で得点を重ねる。それがレッドロケッツの試合前に描いた戦略図だった。
 試合は首位攻防にふさわしく、第1セットからサイドアウトの応酬が繰り広げられ、互いが得点し合い僅差のまま試合は終盤へと進む。22-22から相手サーブに崩され22-23と先行されたが、リードを与えてもコートの選手たちは落ち着いていた。
キャプテンの内田が「相手の空いている場所が見えていた」と言うように、前半から内田、近江、イエリズのフェイントが効果を発していたこともあり、「自分たちのバレーができない」まま劣勢を招いたのではなく、「自分たちのバレーができている」という余裕があった。鳥越が拾ったボールをつなぎ、好調のイエリズがライトから決め23-23とすると、今度は内田が見事なブロックを決め24-23。イエリズのジャンプサーブから切り返したチャンスボールを、ライトに走り込んだ島村が鮮やかに決めて25-23。終盤の逆転劇で第1セットを制した。


 
 競り合いを制したことで、1つ1つのプレーに自信が生まれる。
 たとえばサーブならば、単に「ミスをしないように」と消極的になるのではなく、「相手の弱いところへ思いきって打とう」と強気の攻めにつながる。攻撃時にも、相手ブロックが2枚、3枚と並ぶ中でも前半から効果を発したフェイントに加え、大事な場面では思いきって強打を放つ。たとえそれがブロックされようと、仲間がフォローしてくれると信じて、思いきった勝負を仕掛けられる。相手の強打を体全体で拾う鳥越のレシーブも、チームを盛り立てる一因につながった。
「リベロとしては『まだまだダメだ』と思うプレーばかりでした。でも1本1本拾うたびに盛り上がってくれることが、すごく心強かったです」
 まさにホームの声援、応援が後押しとなり、レッドロケッツの力に変わる。第2セットも粘る久光製薬を振り切り、25-20で連取すると、第3セットはサーブ、スパイクで常に主導権を握ったレッドロケッツが終始リードする形で、25-12で奪い勝利した。


 
 有言実行のホームゲーム4連勝というだけでなく、完勝と呼ぶにふさわしいストレート勝ち。これからのセミファイナル、ファイナルを見据えたうえでも、とても大きな勝利であることは間違いない。
 しかし、山田監督が「最後に勝つために、1つ1つ確認しながら戦わなければならない」と言うように、まだこれは、頂に立つための過程に過ぎない。
 ルーキーながら、エースとして風格すら漂わせる近江の言葉にも力がこもる。
「スキを見せず、助け合いながらいいところをもっと、もっと伸ばしていきたいです」
 残りは8試合。そのひとつひとつが、最後に笑うための糧と力になるはずだ。


 




――今季とどろきアリーナでのホームゲームは4連勝です
チームだけでなく私にとってもここ川崎、とどろきは地元です。高校時代からお世話になっている方々にも観に来ていただいたり、大会運営をされている先生方もよく知っている方々ばかりで、「帰ってきた」という気持ちでした。高校時代からこの体育館で試合もしてきましたし、先生や親戚、たくさんの人たちが応援してくださるので、一番大きな力をもらえるホームでこの結果を残せたことはとても嬉しいです。
 
――昨日は島村選手自身としては途中交代、勝ちはしたものの悔しい結果でした
交代したスギさん(杉山選手)がチームを引っ張り、その姿をベンチでみることで自分にとっても収穫のある試合となりました。昨日の反省が久光戦に生かされたと思います。昨日がなければ今日はありませんでした。
 
――スパイク、ブロック、サーブだけでなく、今日はレシーブでも貢献していました
先週は試合がなかったため、つなぎのプレーに力を入れ練習しました。夏場から重点に取り組んできたことでしたが、ここ数試合はそれが出せない状況が続いていたので、もう一回やり直そうと。練習してきたことがゲームに出せてよかったです。
 
――首位攻防戦でストレート勝ちですね
かなり大きな意味があると思います。私たちにとっては自信につながるし、これからセミファイナル、ファイナルでも当たる相手だと思うので、「NECは強い」というイメージをつけられたことはとても大きいと思います。
 
――では今後の試合に向けて抱負をお願いします
今日のようにセンター線が通ればNECらしいバレーが展開できると思います。どんなところからでも上がってくるボールを打ち切ることが自分の持ち味であり、役割だと思っています。いかなる状況でも、得点につなげられるように頑張ります。

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