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レッドロケッツ応援記  ~1/26 対パイオニアレッドウィングス戦 攻守がかみ合い、ホームとどろきでストレートの快勝

  info_category1.gif2014/01/27



 相手の攻撃時には辛抱強くボールをつなぐ。チャンスが生まれたら、多彩な攻撃で確実に得点を挙げる。2週にわたって行われたホームゲーム4連戦の最終試合で、レッドロケッツは〝レッドロケッツらしい〟バレーを存分に発揮し、第1レグで完敗したパイオニアレッドウィングスに、ほぼ完勝と言える内容で雪辱を果たした。前日の東レアローズ戦は、フルセットの末に勝利にはあと一歩届かなかった。しかし、その敗戦を無駄にすることなく、この一戦につなげていったのだ。
 「東レ戦は全体的には悪くなかった。ただ、勝ちに行くという思いがまだ少し足りなかったのだと思います。だから今日は何が何でも、這いつくばってでも勝とうという気持ちで臨みました」
 白垣がそう語ったように、選手たちは必死のプレーで勝利への執念を体現した。都築の先制点の後、粘り強い守備から相手のミスを誘い、3-0。白垣のネット際に落とす絶妙な軟攻や、都築の1枚ブロックで、一気に流れを引き寄せた。常にリードを保ちつつ、点差を詰められれば、大野の速攻、松浦のサービスエース、内田のスパイクで引き離した。13-12にされた場面でも、鳥越の好レシーブから白垣と都築がブロック、さらに島村も力強いスパイクを叩き込んで3連続得点。相手からすれば、追いつけそうで追いつけない展開に、歯がゆさを感じていたかもしれない。その後もレッドロケッツは、松浦のサービスエースや大野の連続得点で試合を優位に進め、25-19で最初のセットをものにした。
 「いいぞー、レッドロケッツ!」「この調子で行こう!」
 川崎市とどろきアリーナのスタンドを赤く染めたサポーターから威勢の良い声援が飛んでくる。もちろん、そうした雰囲気に選手たちが気を緩めたわけではないだろうが、第2セットは立ち上がりに1-3とされてしまう。ここで山田監督はすかさずタイムアウトを要求。指揮官の冷静な判断もあり、選手はすぐに落ち着きを取り戻した。「最初に持って行かれた流れをしっかり断ち切って、自分たちの流れに引き戻せたのは良かった」(山田監督)と、以降は高い集中力を維持し続けた。島村が速攻やブロード攻撃で相手ブロックを翻弄し、白垣はダイナミックなスパイクを相手コートに突き刺す。都築は好レシーブの直後、自らスパイクを決めて逆転に成功。さらにサービスエースもマークし、相手のタイムアウトでベンチ前に集まった際には、笑顔の控え選手たちからハイタッチでもみくちゃにされるようにして迎えられた。



 セット半ばからは島村のサービスエース、大野の攻撃と、今季好調をキープするセンター線の活躍が光り、白垣は得意のバックアタックで存在をアピール。山田監督は試合後、「オポジットのアタックは、欲しいアタック得点の要。そういう意味で今日は良い活躍をしてくれました」と、この日、アタックでチーム最多の11得点をマークした白垣を高く評価した。その白垣は、セットポイントでもブロックを決め、25-20でこのセットもレッドロケッツが奪った。
 勢いは第3セットに入っても止まらない。ますます高まるサポーターからの後押しを力に変え、レッドロケッツは突っ走った。大野のブロックと速攻の後、内田は相手ブロックからワンタッチを取る巧みなスパイクで得点を量産。20-13の場面では、ルーキーの上野がワンポイントブロッカーとして投入され、V・プレミアリーグデビューを果たした。「ずっとサブメンバーで、いつでも来いという準備はしていましたが、いざ出た時は緊張しました」と振り返った上野。「得点にはならなかったけれど、ブロックを1本引っ掛けられたのは成果だったと思います」と、社会人選手としての大いなる一歩を記した。セット終盤には、相手の外国人エースの強打を大野がブロックでシャットアウトし、最後はキャプテン内田がサービスエース。25-17で締めくくったレッドロケッツが、ストレートの完勝で今季4勝目を挙げた。



 この一戦では、44.9%という高い決定力を残したアタッカー陣の奮起が勝利をたぐり寄せた。ただ、それを引き出したセッターの松浦、ワンポイントのサーバーで起用された金子、「リベロがしっかりしているチームは強い」という思いで、ワンリベロとしてサーブレシーブや相手スパイクを拾いまくった鳥越ら、データには現れないプレーヤーの功績は見逃せないだろう。1人1人が与えられた役割をきっちりこなしたからこその結果だった。
 それでも、これがレッドロケッツの完成型ではない。さらに質を高め、ミスを減らし、より魅力的なバレーをできるはずだ。また、それができない限り、緊迫するシーズン終盤やファイナルラウンドで、百戦錬磨の強豪相手に太刀打ちはできない。選手たちはそのことを十分に理解している。
「苦しい状況は続いていますが、そういう状況が、選手個々のプレーやメンタルにおいて、勝ち上がって行くために何が必要かということを教えてくれていると考えています。それを試合からしっかり学び、練習で消化して、また次の試合に挑んでいく。その繰り返しですね。今日は結果につながりましたが、来週の試合もそういう取り組みが結果につながるようにやりたいと思います」
 山田監督は3試合ぶりの勝利に安堵の表情を浮かべながらも、次なる戦いに向けて思いを馳せていた。
(取材・文:小野哲史)
 
 

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――ストレートの快勝でした。まずは試合を振り返ってください。
 悔しい試合が続いていたので、勝てて本当にホッとしています。とくに出だしが良かったと思います。出だしが良いと自分自身も乗れるので。
 
――今日はどういう意気込みで試合に臨みましたか?
 今日はリベロが1人ということで、自分もそうだし、周りの人たちも不安があったと思います。でも、岩崎さんの分まで私がやらなきゃという思いが強くあったので、そういう面では前向きな気持ちで試合に臨めました。それに、1レグのパイオニア戦では、私がキャッチで崩されて、ディグも全然上がらなかったので、その時の映像や昨日のパイオニアの映像を見直して、念入りにチェックして試合に入りました。
 
――思っていたようなプレーはできましたか?
 データを見ていた部分もあるし、ブロックが見やすかった面もあって、今日は相手のスパイクがよく見えました。また、ちょっと上げたボールでもみんながカバーしてくれたので、そこでもっと拾おうと思えました。
 
――今日はどんな収穫がありましたか?
 出だしから走って相手を追い込むことで、相手も焦ってくる。早い段階からそういう気持ちにさせることで、自分たちのリズムで勝てるということを勉強できました。
 
――ホームゲームということで、力になった面はありましたか?
 たくさんの応援をいただけるということと、なかなか地方には行けないという知り合いも来てくれたので、とても力になりました。本当に感謝しています。とどろきアリーナでの試合はやりやすいと改めて感じました。
 
――次週以降の抱負をお願いします。
 来週も東京大会ということで、ホームゲームではありませんが、たくさんの応援を力にして頑張ります。私たちが決めて、サポーターの方たちが盛り上がると、さらに相手を追い込めるので、ぜひ会場に足を運んでもらえたらと思います。
 

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