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レッドロケッツ応援記  ~2/9 対パイオニアレッドウィングス戦 敵地・山形でストレートの快勝。6勝目で6位に浮上~

  info_category1.gif2014/02/10



 首都圏が20年ぶりという大雪に見舞われたこの週末、レッドロケッツもまた、雪国・山形県鶴岡市で厳しい戦いを繰り広げていた。シーズンもいよいよ後半戦に突入し、前節の第2レグ終了時点で5勝9敗。これからチーム成績を浮上させていくには、今まで以上に1つの勝ち、1つの負けが大きな意味を持ってくる。4強入りに照準を絞るならば、できる限り連敗は避け、連勝の数を積み上げていかなければならない。
 しかし、8日の久光製薬スプリングス戦は、4連勝中という相手の勢いに屈し、無念のストレート負け。山田監督は試合後、「サーブで崩されたことでNECのバレーができない場面があった」とコメントしている。ただ、「負けた中にも得るものはあった。明日は気持ちを切り替えて巻き返したい」とも言っており、チームとしていくつかの収穫もつかんだ様子だった。
 そうして迎えた翌9日のパイオニアレッドウィングス戦。2週間前の対戦ではレッドロケッツがホームとどろきで完勝したものの、だからこそ、相手はその雪辱を果たそうと挑んで来るだろうことが予想された。しかも、この日はパイオニアのホームゲーム。レッドロケッツサポーターも少数精鋭で会場の鶴岡市小真木原総合体育館に足を運んだが、声援の数では相手に圧倒された中、試合は幕を開けた。
 レッドロケッツは久光製薬戦と同様、ハナをセンターに起用。第1セットから互いの意地がぶつかり合う、激しい攻防が繰り広げられた。長いラリーを近江のスパイクで制し、リベロ鳥越の華麗なジャンプトスから都築がきっちり得点する。ハナも機敏な動きで鮮やかに速攻を決めた。ただ、相手も必死に食らいついてくるため、思うようにリードを広げられず、逆に2度目のテクニカルタイムアウト後の3連続失点で逆転を許してしまう。
 悪い時のレッドロケッツであれば、このままズルズルと相手の波にのまれていたかもしれない。しかし、この日は違った。白垣、大野の得点で踏ん張り、ワンポイントサーバーで投入されたキャプテン内田が起死回生のサービスエース。直後にコートに入った島村は一撃必殺のブロード攻撃を決め、セット終盤にレッドロケッツがゲームを再びひっくり返す。デュースというプレッシャーのかかる状況で、都築が渾身のスパイクを立て続けに決め、28-26で第1セットを先取した。



 後になって思えば、大接戦となった最初のセットを獲れたことが非常に大きかった。ハナのブロックから始まった第2セットも、近江、大野、ハナ、白垣と、立ち上がりからセッターの松浦がうまくトスを散らし、相手に的を絞らせない。8-9からは白垣のフェイントや大野のブロックで6連続得点を挙げ、一気に相手を引き離した。この間、相手は堪らず2度のタイムアウトを要求したが、ベンチ前に集まったレッドロケッツの選手たちはもはやお祭り騒ぎだった。コートで戦うチームメイトを控え選手たちがハイタッチで迎え、「ナイス!ナイス!」「もう1本行くよー!」と声をかける。こうした場面はこの後、タイムアウトのたびに何度も繰り返された。いや、タイムアウトの時だけではない。プレー中でも控え選手たちは仲間を鼓舞し続けた。好プレーがあれば、「OK!」「よっしゃー」とさらに盛り上げ、苦しい場面では、「ここ集中!」「大丈夫、大丈夫」と前向きな気持ちになれる言葉を投げかける。普段はコートで声を掛けられる側にいることの多い島村も、この日は精一杯の後押しでチームメイトを勇気づけた。



 第2セットを25-17で奪ったレッドロケッツは、第3セットに入っても大野の速攻や近江のサービスエースなどで着々と得点を重ねる。大野が「ミーティングで相手のデータを見ていたので、絞れる所はしっかり絞れていた」と語るように、要所でブロックが機能していた。ハナが1人で7得点をマークした以外、ブロック得点が多かったわけではないが、相手スパイクを幾度となくワンタッチに引っかけ、鳥越を中心としたバックプレイヤーが守りやすい状況を作ることができていたのだ。セット半ばには白垣がライトから連続得点。18-16からハナのブロックが決まると、松浦のサーブで相手の守備が乱れた所を再びハナが押し込む。レッドロケッツの勢いの前に、相手もミスが目立ち始め、セット終盤には近江が鋭いスパイクで畳みかけた。第3セットは25-19。前日の悔しい敗戦を払拭する完勝で、レッドロケッツは今季6勝目を挙げた。
 「昨日は久光さんにストレートで負けてしまったので、今日はチーム一丸となってもう一度戦おうと挑みました。NECは今、厳しい状況ではありますが、順位はまだ拮抗しているので、残りの試合もみんなで力を合わせて、一戦一戦全力で戦っていきたい」
 試合後のヒーローインタビューで、近江はそう言って胸を張った。充実の内容で勝利をつかんだレッドロケッツは、これで6位に浮上。今週末、来週末と続く現在2~5位チームとの4連戦が、ますます重要になってきた。しかし、この日のようにチームが一つになって戦うことができれば、恐れることは何もない。チャレンジャー精神を貫き、突き進め!レッドロケッツ!
(取材・文:小野哲史)
 
 

 

――ナイスゲームでした。今日の試合を振り返ってください。
 チームとして非常に良いプレーができました。相手にリードされた時でも諦めず、粘ることができました。何か一つが良かったというより、スパイクもサーブもブロックも、すべてがうまく機能したと思います。
 
――慣れないセンターでのプレーだったと思いますが、ご自身のプレーの評価は?
 とても楽しかったです。慣れない点は確かにありましたが、チームメイトの助けがあったので、うまくプレーできました。私にとっては新しいチャレンジなので、良い機会だと思って楽しんでやっています。
 
――センターをやるにあたり、松浦選手らセッター陣とはしっかり練習を積めましたか?
 今まで以上に練習しましたし、全体練習が終わった後も残って自主練習などをして、細かい所を合わせてきました。
 
――V・プレミアリーグはようやく折り返しです。ここまで戦ってきて、疲れはありませんか?
 正直、疲れは少しあります。でもそれは私だけでなく、チームのみんなもそうでしょうし、おそらく他のチームも同じ状況なので、最後まで戦うエネルギーは十分に残っています。
 
――今後の試合に向けて抱負をお願いします。
 チームは今、とても重要な時期に来ていると思います。他のチームに追いつくだけでなく、そこから追い越していかなければいけません。まずは4強に入ることを目指し、それができたら次のことはまた考えます。
 
――最後にレッドロケッツサポーターのみなさんにメッセージを。
 ぜひ会場に試合を観に来てください。全力を出して戦いますので、その姿を観に来ていただきたいと思います。よろしくお願いします!
 
 

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