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レッドロケッツ応援記  ~3/22 対岡山シーガルズ 絶対に負けられないプレッシャーを撥ね退け、勝利で飾った最終戦~

  info_category1.gif2014/03/24



 絶対に負けられない戦いは、これまで何度もあった。
 だが、長いリーグを締めくくる岡山シーガルズとの最終戦は、これまでの「負けられない戦い」とは比べられないほど、大きなプレッシャーのもとで迎えた一戦だった。
 もしも敗れたら、チャレンジマッチに臨まなければならない。
 コートに立った選手も、コートやベンチの外からサポートしていた選手も、皆が口を揃えた。
「試合前から、心臓が出てしまいそうなぐらい苦しかったです」
 コートの向こうに立つ相手だけでなく、プレッシャーに打ち勝つこと。それぞれが覚悟を持って、大事な大事な最終戦に臨んだ。

 勝たなければならないという強い思いが空回りし、序盤から岡山に主導権を握られる。松浦が「先週のJT戦も『絶対に勝たなきゃ』と意識しすぎて負けてしまった。悪いパターンが出てしまった」と言うように、レシーブが上がっても攻撃につながらず、何度か逆転のチャンスをつかみながらも生かせないまま、19-25で第1セットを失う。
 金子選手の地元ということもあり、スタンドには大勢の応援団が詰めかけた。劣勢のレッドロケッツに、大きな拍手と、声援が送られる。
「まだまだ行けるぞ!頑張れ!」
 その声に後押しされ、第2セットに入り、ようやくレッドロケッツが本来の力を発揮する。多彩なコンビバレーを武器とする岡山の攻撃を封じるべく、近江、ハナ、島村の攻めのサーブが冴え渡り、レシーブを崩し、攻撃を単調にしたところをブロックでワンタッチを取り、ブレイクにつなげる。まさに理想通りの展開で、25-16。セットカウントを1-1とし、試合を振り出しに戻す。
 メンバーやポジションを替え、流れやリズムを変えようと図る岡山に対し、第3セットもリードを奪われたが、終盤、ハナに代わって投入されたルーキーの家高が絶妙なサーブでポイントを挙げ、再びレッドロケッツに勢いを呼び込む。



 相手にリードされても、1点、1本を諦めず、リベロの鳥越や、ベテランの都築が懸命にボールをつなぎ、長く、熱いラリーを繰り広げる。苦しい場面でのトスにも関わらず、倒れ込みながら、何度も何度も、スパイクを決めたのが近江だ。
「大エースはいないから、全員で得点する。体は苦しかったけど、絶対に決める。絶対に負けない。ただそれだけを思って、たとえ相手にブロックされてもいい、と思い切って打ち続けました」
 レッドロケッツの気迫が岡山のミスも呼び込み、最後は島村のサービスエース。終盤の逆転劇で第3セットも連取。いよいよ、勝利まであと1セットに迫った。



 勝負の第4セット。岡山に0-4と先行されたが、最後まで選手たちは諦めずに立ち向かう。2セットを連取しながら、逆転負けを喫した前日の敗戦を糧に、内田を中心に、選手たちが声を掛け合う。
「最後の得点を取りきるまで、気持ちを切らさずに攻めていこう!」
 挑戦者である以上、困難に立ち向かわなければならないことは、覚悟の上だ。たとえ点差を離されても、諦めない。勝利を求める強い気持ちが、第3セットに続いて、終盤での逆転劇へと導いた。
 ハナのサーブで連続得点し、16-19から、19-19の同点とすると、終盤には内田のサーブから連続得点。そして、島村のブロックで25点目をもぎ取り、3-1で勝利を収めると、選手たちはコートで泣き崩れた。
 内田が「今までで一番涙が出た」と言うのも無理はない。勝利の喜びと、絶対に負けられない試合を乗り越えた安堵感。重圧から解放された選手たちは、互いに抱き合い、喜びを分かち合いながら泣いた。
 大きなプレッシャーの中で、つかんだ勝利。チャレンジマッチを回避し、5位という最終成績を手に入れたこと以上に、大きな財産を手にしたと近江は言う。
「今日勝てたこと、たとえセット率だろうと最後に5位になれたこと。みんなが1つ成長できた、強くなれた試合でした」
 苦しんだ分だけ、強くなった。この経験が、きっと、これからへと続いて行くはずだ。







――前日の敗戦から、短期間でどのように切り替えて今日の試合に臨みましたか?
 日立戦も内容は悪くはありませんでした。試合の出だしはよかったのに、3セットを取り切れないツメの甘さが出てしまいました。だから、リードしていたのに負けてしまったと思うので、そこだけは絶対に修正して岡山戦に臨みました。日立戦の良かったところは継続して、3セット取り切るまで気を抜かずに戦う。今日の試合中も、常にみんなで言い続けていました。
 
――第1セットを取られて、2セット目からの逆転勝利。勝因は?
 サーブが弱かったので、シーガルズに思い通りの攻撃をさせてしまっていたので、まずはサーブで攻める意識をしたら、ブロック、レシーブにもつながりました。全員が「サーブで攻める」という意識を持って、いいサーブを打てたことが大きかったです。
 
――3、4セット目も相手に先行される苦しい展開でしたが、逆転勝ちにつながった要因は?
 途中で入ったナオ(家高選手)のサーブが大きかったですね。みんな一生懸命サーブ練習をしてきたし、私自身も「あれだけサーブ練習をしてきたんだから」と信じて打ちました。
 
――負けたら終わり、という大きなプレッシャーの中での勝利でした
 絶対に勝たなければならないという大きなプレッシャーがあり、非常に苦しく、つらかったです。その状況で勝つことができたので4セット目の25点目を取ったた瞬間は本当に嬉しくて涙が出ました。
 
――5位という成績については?
 当然ならがらセミファイナル進出を目指していましたので最後に優勝争いができなかったことはとても残念です。チームとしていい時はいい、悪い時は悪い。波が激しいシーズンでした。チームだけでなく選手1人1人にも波があったから、それがチームの良し悪しにもつながっていたと思います。みんながもう少し安定すれば、チームも、もっと良くなると思います。
 
――最後に、応援してくださった方々へのメッセージをお願いします
 長いリーグ中、たくさんの応援ありがとうございました。山あり谷ありで、見ている方々や応援している方々もハラハラしてしまったと思いますが、熱い応援、大きな声援はいつも聞こえ、私たちに届いていました。すごく選手たちの力になったし、苦しい最終戦に勝てたのも皆様のご声援のおかげです。
 第5位という結果に終わってしまいましたが、リーグ中の温かいご声援本当にありがとうございました。チームは次の黒鷲旗へ向け精進していきますので引き続きよろしくお願いいたします。
 
 

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