レッドロケッツ新人選手座談会 ~新たなる一歩を踏み出したルーキーの横顔~

  info_category3.gif2014/04/28



今年度もまたレッドロケッツに期待のルーキーが加わった。今季は内定選手として早くもリーグデビューを果たした家高七央子(ナオ)と、高校時代に全国の舞台で活躍した佐川奈美(タク)、柳田光綺(ライ)、奥山優奈(ユナ)の計4選手だ。入社から約1ヶ月が経過し、現在の心境やお互いのこと、これからの抱負や目標などを、ときに笑いを交えながら語った。
 
――レッドロケッツのホームページを初めてご覧になった方のために、簡単に自己紹介からお願いします。

 
家高 背番号19、家高七央子(やたかなおこ)です。東海大学出身、ポジションはセンターです。

 
佐川 背番号20、佐川奈美(さがわなみ)です。ポジションはサイドです。出身校は共栄学園高等学校です。

 
柳田 背番号21、柳田光綺(やなぎたみずき)です。ポジションはサイドです。出身校は文京学院大学女子高等学校です。

 
奥山 背番号22、奥山優奈(おくやまゆうな)です。セッターです。旭川実業高等学校出身です。
 
――4月1日にNECに入社して約1ヶ月が経ちました。社会人になっての感想から聞かせてください。
家高 社会人になるにあたって期待と不安がありましたが、今はバレーボールを中心とした生活をしていく上で、これまで以上に自覚や責任をしっかりと持っていかなくてはいけないと感じています。
佐川 私は高校からこのチームに加わったので、大きなレベルの差を感じました。また、これまでは先生の教えに従いプレーしていましたが、実業団のチームは自分から積極的にやらなければいけないというところが高校のときとはかなり違います。
柳田 私も高校から実業団に入り、今まで通用したことがここではまったく通用しなかったり、できなかったことが違う考え方をすることでうまくいったりと、いろいろな発見があります。このチームにお世話になる際、「挑戦」を目標にして入りましたが、まずは良いスタートが切れたのかなと思っています。
奥山 レッドロケッツに入り生活や練習にもだいぶ慣れてきましたが、まだ毎日緊張しています。しかし、そういった緊張感の中で練習ができているのはとても良いことだと思います。また、毎日が勉強の場であり、素晴らしい環境の中でバレーができることをとても幸せに感じています。

――入社前はレッドロケッツに対してどんなイメージを持っていましたか?
奥山 チーム全体が明るく、ポイントが決まったらみんなで集まって喜んでいる印象がありました。みんなで拾って、全員で1点を取るという感じの熱いバレーをするチームだと思っていました。
柳田 入社前に試合を見たとき、「全員バレー」という雰囲気が伝わってきました。他のチームは個々の能力が目立っていて、もちろんNECの方々も個々のレベルは高かったのですが、全員で良いところを伸ばし、悪いところをカバーし合うというつながりの強さを感じていました。
佐川 私は高校時代、夏休みや冬休みの機会に合宿でお世話になり、一緒に練習させていただくことがありました。練習のときから気を抜くことなく全力でやっていて、とても活気があるチームだと感じていましたし、試合で厳しい場面を迎えたときに、この練習のスタイルからつながりが生まれるだと思いました。
家高 本音で言うと、怖いとか厳しいというイメージが強かったです。でも、チームに加わってみると、年齢に関係なく仲良くしていて、自分が思っていた印象とはまったく違っていました。ただ、やはり結果を出さなくてはいけないですから、自分自身のプレーが通用するかは不安でした。でも、大学の先輩でもある近江さんから「大学であれだけの練習やトレーニングをやっていたんだから大丈夫だよ」と言ってもらえて、気持ちの面でとても楽になりましたね。




――入社前はみなさん、それぞれに面識はあったのでしょうか?初めて会ったときやその後の変化を含めて、お互いの印象をお伺いします。まず柳田さんはどんな人でしたか?
家高 私は入社試験で3人と初めて会いました。みんな若いからエネルギッシュで、最初は自分とのギャップが激しいかなと、少し壁を感じていました(笑)。そして、ライ(柳田)は目ヂカラがあるというか、ギロっとしてる感じだったから、ちょっと話しかけづらいかなと。でも、一緒にいたらそんなことはなく、明るいし普通に話せる子でした。
佐川 私はライとは去年、国体の東京選抜チームで一緒でした。周りのことをすごく気を使ってくれますし、プレーに関しては、背はそれほど高くないのに、高い人と同じレベルでそこまでできちゃうんだと尊敬する部分があります。でも、バレーボールから離れると、東京の人っぽくない素朴さがありで、かわいらしくて妹のような感じです。
奥山 私は入社試験が出会いでした。高校のときに仲が良かった子に見た目が似ていて、あまりしゃべらない子かなと思っていたら、最初からいろいろ話してくれてイメージが違いました。しっかりしている反面、ドジなところがあったりもします(笑)。
柳田 この前、自転車で出掛けたとき、止め方が甘くてストッパーがすねに当たって、あざができました(苦笑)。怪我には気をつけなきゃいけないんですが、そういうことがちょいちょいあります。
 
――次に奥山さんの印象について。
佐川 ユナとは高校の合宿で一緒になったことはありましたが、顔見知り程度でした。第一印象はいつも笑ってるなぁ、元気だなぁって。でも、こうして接するようになって、当たり前ですが笑っているだけじゃなく、考えていることもしっかりしていて、芯のある子だなと思っています。
家高 初めて会ったとき、ゼネラルマネージャーの中村さんに「優奈に言っても多分聞いてないし」みたいな感じで突っ込まれていて(笑)、そういうノリでいける子なのかなって。一緒にいても話がいきなり変わったり、天然キャラの面もありますが、バレーのとき、いつもは見せない真剣な顔を見せるので、タク(佐川)も言った通り、内心ではきっといろいろ考えていて取り組んでいるんだろうなと思います。
柳田 私は人見知りなので、最初に会ったときにユナ(奥山)がいろいろ話してくれたおかげで、このメンバーの中にすぐに溶け込めました。バレーに関してはきちんと考えていたり、自主練習を一生懸命やっている姿を見て、自分も頑張らなきゃと思わせてくれる存在ですね。



――佐川さんについては?
奥山 私にとっては「共栄の佐川」というようなすごい存在でした。高校の合宿のときはあまりしゃべったりできませんでしたが、今こういう関係になって面白いなぁと。こう見えて匂いに気を使ったり、高い〝女子力〟があります。一緒にいて落ち着くし、お母さんみたいな人です。
佐川 お母さん!?
柳田 私は、同じ東京の高校だったので試合や練習試合でよく戦いましたし、国体のチームでも去年の夏から一緒にやっていて知っていました。いろいろなことに気を使ったり、すごい一生懸命な子だなという印象を持っていましたね。仲良くなっていくうちに、一生懸命で真面目なだけじゃなく、面白いところもあるし、一緒にいて楽しいです。今は寮に入って一緒にいることが多いのですが、いろいろな場面で安心感を感じて、自分にとってはお姉さんみたいな存在です。
家高 ユナと一緒で、最初は天然ボケのようなイメージでした。ただ、バレーになると、ミスしたときに「なんでミスしたんだろう」と根本的な原因を探ろうとしているし、練習が終わった後もコーチに聞いたりして、バレーボールに対する気持ちは人一倍ある印象です。体育館を出ると、急に砕けた感じになって「疲れたぁ~」とか言ってますが(笑)。
 
――最後は家高さんについて。
佐川 私たち高卒の3人とは4歳違うのですが、第一印象ではその4年がとても大きく思えました。雑誌で名前と東海大学のキャプテンということを知っていたぐらいで、入社試験で初めて会ったときのナオさんはスーツ姿で、いやぁ綺麗な人だなって。そのとき普通に話しかけてくれたのですが、自分はまだガチガチに緊張していて、なんて答えたらいいかわからず…。今こうして生活していく中では、私たちを引っ張ってくれる、頼れるお姉さんという感じです。リーグで試合に出たときはチームを盛り上げてましたし、同期として自分たちもすごく嬉しかったです。
柳田 私も第一印象は、スーツを着てカッコイイお姉さんだなぁと思いました。これまで一緒にやってきて、練習のときもみんなを盛り上げたり、一番下の自分たちがやらなきゃいけないことを率先してやってくれるのがナオさんです。今は4人で行動することが多いですが、いつもナオさんが引っ張ってくれるので、同期にナオさんのような大人がいるだけで安心感を持てます。
奥山 初対面のときはオーラがすごかったです。そして私も本当に綺麗な人だなと思いました。最初に会ってチームの方に食事に連れて行ってもらったときも、ナオさんが率先してお茶を入れてくれて、やっぱり大学生はすごいなぁと。私もそういう気を使える人になりたいですし、ナオさんは明るくみんなをまとめたり、持ち前の雰囲気でチームを盛り上げていて、見習うところの多い素晴らしい人です。


 
――バレーボールの面で、それぞれのアピールポイントを聞かせてください。
家高 プレー面ではサーブとスパイク。ブロード攻撃を見てほしいですね。あとは、点が決まったときのガッツポーズなどを意識しながら、ムードメーカーとしてチームをどんどん盛り上げていきたいと考えています。
佐川 サウスポーを生かしたスパイクを頑張りたいです。クイックが好きで、高校のときはクイックで決めることが多かったのですが、このチームではオープン攻撃も武器にしたいです。また、ブロックも比較的得意なので、そこも持ち味になるのかなと思います。
柳田 身長が168cmで普通のアタッカーよりも小さいですが、それを感じさせないジャンプで、打点の高さやスパイクの威力などを見せていきたいです。プレー全体の正確性も追求していくつもりです。あとは試合中に諦めない心が大事だと思うので、相手チームがしつこいなと思うぐらい諦めないところをみせて頑張りたいと思います。
奥山 私はセッターですが、セッター歴はまだ長くありません。でも今、みなさんに協力してもらって練習をしていて、高いところでトスを上げることが自分の武器になると思います。それを常に意識することと、セッターはアタッカーのためにやる仕事ですから、どんなところからでもアタッカーが打ちやすいトスを、気持ちを込めて上げられるセッターになりたいです。

 

――レッドロケッツの中で、この選手の、この部分を見習っていきたいというものがあれば教えてください。
佐川 私は八幡さんの練習が終わった後の自主練習の仕方です。みなさんもやっているのですが、八幡さんはこのチームに入って長いですけど、今でも変わらずやっているという持続性がすごいなと思って、自分も見習っていきたいです。
柳田 私は練習中、リオ(金子)さんをすごいと感じました。きついスパイク練習があって、自分の限界まで出し切ってアタックを決めないといけないのですが、体力的に落ちて息も上がってくる場面で、普通なら苦しい顔や疲れた表情が出てしまう中、リオさんは最後まで周りの声を聞きながら、笑顔で返事をして打ち込んでいる姿がとてもカッコ良く見えました。苦しいときこそ自分の世界に入ってしまうのではなく、笑顔で返すことができたら、周りも明るくなって頑張ろうと思えるはずです。リオさんにはそういうことを教わりました。
奥山 私はレグ(都築)さんです。チーム練習で一緒にコートに入ったとき、「気持ちが一番大事だよ」ということを教えてもらいました。もちろん技術やプレーの細かいところも大切ですが、最後はやはり気持ちが大事で、気持ちさえあれば、見ている人やチームメイトにも思いは伝わると思います。自分のプレーはまだまだですが、強い気持ちを持つことはずっと大事にしていきたいですし、そういうプレースタイルのレグさんを本当に尊敬しています。
家高 私はキャプテンの内田さんを見習いたいです。それほど大きくない身長で攻守ともに優れていますし、試合で内田さんがコートに入ると、みんなが安心してプレーできるのが、リーグで見ていても、自分がコートに入ってプレーしたときも感じました。これまでの経験もあるかもしれませんが、コートにただ立っているだけで他の選手に安心感を与えられるというのはチームにとっても大きいので、私も今後、そういう存在になれたらいいなと思います。

 

――まもなく始まる黒鷲旗全日本選抜大会、そして来シーズン以降、どんな目標がありますか?
家高 黒鷲はシーズン最後の試合で負けたら終わりですから、このメンバーで戦うのは最後ということを一戦一戦かみ締めながら臨み、レッドロケッツらしい試合をやっていきたいです。今季は内定選手ということでリーグにも出させてもらいましたが、大学の卒論などバレー以外でやることも多く、最初は不安や緊張がありました。でも、先輩たちに「思い切りやってくれればいいし、ミスを怖がらなくていいよ」と言われていたので、当たって砕けろという気持ちでプレーできました。チームは5位という結果で終わったので、来シーズンは必ずファイナルに行けるようにしたいです。
佐川 黒鷲旗は、自分が今できることを一生懸命やることと、ユニフォームを着る機会があれば、それに見合ったプレーを全力でやらなければいけないと思います。サポートに回るなら、選手の人たちがやりやすい環境を作らないといけませんし、その場その場に応じて自分のできることをしっかりやって、みんなで勝ち進んで優勝したいです。来シーズンの目標としては、できるだけ早くコートに立ちたいので、自分が苦手なディグなどをもっと練習して、早く先輩のみなさんと一緒にプレーできるように頑張ります。
柳田 黒鷲旗はシーズン最後の大会なので、チームとして1番を狙うのはもちろんですが、試合に出る、出ないに関係なく、自分の力が少しでもチームの力になれるように練習からしっかりと頑張っていきたいです。また、新人のときにしか感じられないことがあると思うので、それを見て覚えたり、肌で感じて、すべてを自分の成長の糧にできるように、日々感じたことを次の日、次の日とどんどんつなげ、成長していきたいと思います。
奥山 リーグの後半にチームに帯同させてもらい、勝って嬉しいとか負けて悔しい思いをベンチの外からも感じることができました。黒鷲旗ではどんな状況においても自分ができることを一生懸命やって、チームが良い結果を残せるように頑張りたいです。来シーズン以降は、自分が活躍できる選手になるために、苦手なところも含めて今の自分をきちんと把握して、毎日の練習で必要なことを伸ばしていきたいです。
 
――最後にレッドロケッツのたくさんのファンの方たちに、これからの意気込みを含めたメッセージをお願いします。
奥山 新人らしさを忘れず、若さと元気と笑顔で、見ている人を元気にさせるプレーができたらいいなと思っています。応援よろしくお願いします!
柳田 1年目で一番若いので、元気や生き生きとしたフレッシュさを出していくこと。そして、諦めない心を前面に出して、ファンの方々の心を熱くさせるようなプレーをしたいと思います。応援よろしくお願いします!
佐川 初心を忘れずに、観に来てくださったファンの方々が毎回毎回、あの選手はまた成長したなと思ってくれるような面白い選手になっていきたいです。今後とも応援よろしくお願いします!
家高 今は新人としてチームに入っていますが、この初心を2年、3年…とずっと忘れてはいけないと思います。大卒だからというのは関係なく、同期3人に負けないくらい元気を出して、日本一を獲るという目標を掲げているチームに少しでも貢献できるように頑張っていきたいです。また、バレーだけじゃなく、一社会人として人間性も磨き上げていきたいとも考えています。応援よろしくお願いします!
(構成・小野哲史)
 

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