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レッドロケッツ応援記 1/24 vsJT ~あと一歩の惜敗も大きな収穫を得た今季のベストゲーム~
2010/01/25
大げさではなく、一打一打の行方に、会場はどよめいた。
破竹の勢いで、開幕から11連勝と突っ走るJTマーヴェラスが、遂にここで敗戦を喫するのではないか。
他でもない。その相手が、NECレッドロケッツだった。

1、2セットの主導権は、JTが握った。
「隙がなく、チームが完成している。普通にやっては勝てない相手」
山田監督以下、レッドロケッツの面々だけでなく、会場に足を運んだレッドロケッツサポーターも認めざるを得ないほど、今季ここまでJTの強さは際立っている。決め手に欠くレッドロケッツに対し、JTは序盤から得点を重ね、セットを連取。第2セットに至っては、15-25と10点もの大差をつけられた。
圧倒的にJTペースで進んだかと思われていたが、敵将・石原監督はレッドロケッツのあるプレーが自チームにとってボディブローのようにダメージを蓄積させていることを認識していた。
「前後左右に揺さぶる強いサーブを打たれていた。疲労のたまった3セット目以降、(NECの)サーブが効果を発してきた」

杉山、安藤、八幡のサーブがJTの守備を崩し、1、2セットまでとは反対にレッドロケッツが得点を重ねる。今季を迎えるにあたり、サーブは重点的に取り組んできた課題ではあったが、山田監督いわく「最近になり、ようやく意識が高まってきたため、ここでいい成果を出すことができた」。
キム、谷口、石川といった得点能力が高い選手が揃うJTだが、サーブで崩れればそれだけブロックの的が絞られる。そこにブロックをつけ、効果的なワンタッチを得ることで、次のプレーにつなげ、さらにはリベロの井野を中心にした最後まであきらめない粘りのレシーブでラリーを展開し、最後はこの日好調のフォフィーニャがレフトから鋭いスパイクで何本もの連続得点を得る。好リズムが生じた要因を、杉山はこう分析した。
「悪い状態のときは、決め切れずに悪循環に陥っていた。でも今日の試合では、しっかり次のプレーへつなげ、なおかつ攻めることができていた」

秋山、松浦という2人のセッターを効果的に使い、攻撃に変化を持たせたことも功を奏した。杉山、内藤のミドルからの攻撃に加え、サイドからのスピードある攻撃。1レグの対戦時にはストレート負けを喫した相手も、レッドロケッツの確かな変化を感じていた。
「レフトの攻撃が速くなっていて、対応できずに苦しい展開を招いた」(JT・谷口)
「コースを狙うというよりも、人と人の間など嫌な場所をサーブが的確に突いてきた」(JT・位田)
誰かが主役、ではなく、まさに全員が一丸となったバレーを展開し、レッドロケッツが3、4セットを奪取した。11戦を終えてJTが落としたセットはここまでわずか4セット、フルセットに持ち込んだ試合もわずか1試合しかない。0-2からフルセットへ持ち込んだレッドロケッツの大逆転勝利へ、会場の期待は最高潮に高まった。

最終セットもレッドロケッツの「攻める」姿勢は変わらない。秋山の懸命のレシーブから、フォフィーニャが鮮やかにスパイクを決め、8-5と3点のリードを奪う。勝利へと、一気に高まる期待と、サポーターからの声援。
「頑張れ! レッドロケッツ!」
一方のレフト、八幡も奮闘した。小柄な体をいっぱいに使い、パンチ力を生かしたスパイクを何本も打ちこむ。「絶対に負けたくない」。闘志を前面に打ち出すスパイクで果敢に攻め込んだ。
しかし、勝負は時に残酷なもの。9-6から、なかなか1点が取りきれない。逆に相手の連続得点を許し、リードは消えてしまう。最後まであきらめずに挑み続けたが、終盤の1点を取ることができずに、13-15で第5セットはJT。あと一歩まで迫りながら、勝利を得ることはできなかった。

試合後、相手ブロックに屈した悔しさを顕わにし、八幡はコートで涙を流した。その頭を、何人もの選手がポンと叩き、次々に声をかける。
「今までの試合の中で、一番『チームとして戦う』一体感を感じられた」
杉山の言葉は、チームだけではなく、見るもの全員が感じられた共通の思いでもあった。
敗れた悔しさに変わりはない。だが、山田監督も「今季一番のゲームだった」と言うように、大きな手ごたえをつかんだのも事実だ。次週で2レグが終わり、戦いはいよいよ佳境を迎える。間違いない。レッドロケッツの反撃は、ここから始まる。
破竹の勢いで、開幕から11連勝と突っ走るJTマーヴェラスが、遂にここで敗戦を喫するのではないか。
他でもない。その相手が、NECレッドロケッツだった。

1、2セットの主導権は、JTが握った。
「隙がなく、チームが完成している。普通にやっては勝てない相手」
山田監督以下、レッドロケッツの面々だけでなく、会場に足を運んだレッドロケッツサポーターも認めざるを得ないほど、今季ここまでJTの強さは際立っている。決め手に欠くレッドロケッツに対し、JTは序盤から得点を重ね、セットを連取。第2セットに至っては、15-25と10点もの大差をつけられた。
圧倒的にJTペースで進んだかと思われていたが、敵将・石原監督はレッドロケッツのあるプレーが自チームにとってボディブローのようにダメージを蓄積させていることを認識していた。
「前後左右に揺さぶる強いサーブを打たれていた。疲労のたまった3セット目以降、(NECの)サーブが効果を発してきた」

杉山、安藤、八幡のサーブがJTの守備を崩し、1、2セットまでとは反対にレッドロケッツが得点を重ねる。今季を迎えるにあたり、サーブは重点的に取り組んできた課題ではあったが、山田監督いわく「最近になり、ようやく意識が高まってきたため、ここでいい成果を出すことができた」。
キム、谷口、石川といった得点能力が高い選手が揃うJTだが、サーブで崩れればそれだけブロックの的が絞られる。そこにブロックをつけ、効果的なワンタッチを得ることで、次のプレーにつなげ、さらにはリベロの井野を中心にした最後まであきらめない粘りのレシーブでラリーを展開し、最後はこの日好調のフォフィーニャがレフトから鋭いスパイクで何本もの連続得点を得る。好リズムが生じた要因を、杉山はこう分析した。
「悪い状態のときは、決め切れずに悪循環に陥っていた。でも今日の試合では、しっかり次のプレーへつなげ、なおかつ攻めることができていた」

秋山、松浦という2人のセッターを効果的に使い、攻撃に変化を持たせたことも功を奏した。杉山、内藤のミドルからの攻撃に加え、サイドからのスピードある攻撃。1レグの対戦時にはストレート負けを喫した相手も、レッドロケッツの確かな変化を感じていた。
「レフトの攻撃が速くなっていて、対応できずに苦しい展開を招いた」(JT・谷口)
「コースを狙うというよりも、人と人の間など嫌な場所をサーブが的確に突いてきた」(JT・位田)
誰かが主役、ではなく、まさに全員が一丸となったバレーを展開し、レッドロケッツが3、4セットを奪取した。11戦を終えてJTが落としたセットはここまでわずか4セット、フルセットに持ち込んだ試合もわずか1試合しかない。0-2からフルセットへ持ち込んだレッドロケッツの大逆転勝利へ、会場の期待は最高潮に高まった。

最終セットもレッドロケッツの「攻める」姿勢は変わらない。秋山の懸命のレシーブから、フォフィーニャが鮮やかにスパイクを決め、8-5と3点のリードを奪う。勝利へと、一気に高まる期待と、サポーターからの声援。
「頑張れ! レッドロケッツ!」
一方のレフト、八幡も奮闘した。小柄な体をいっぱいに使い、パンチ力を生かしたスパイクを何本も打ちこむ。「絶対に負けたくない」。闘志を前面に打ち出すスパイクで果敢に攻め込んだ。
しかし、勝負は時に残酷なもの。9-6から、なかなか1点が取りきれない。逆に相手の連続得点を許し、リードは消えてしまう。最後まであきらめずに挑み続けたが、終盤の1点を取ることができずに、13-15で第5セットはJT。あと一歩まで迫りながら、勝利を得ることはできなかった。

試合後、相手ブロックに屈した悔しさを顕わにし、八幡はコートで涙を流した。その頭を、何人もの選手がポンと叩き、次々に声をかける。
「今までの試合の中で、一番『チームとして戦う』一体感を感じられた」
杉山の言葉は、チームだけではなく、見るもの全員が感じられた共通の思いでもあった。
敗れた悔しさに変わりはない。だが、山田監督も「今季一番のゲームだった」と言うように、大きな手ごたえをつかんだのも事実だ。次週で2レグが終わり、戦いはいよいよ佳境を迎える。間違いない。レッドロケッツの反撃は、ここから始まる。
(取材・文:田中 夕子)
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