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レッドロケッツ応援記 1/31 vsトヨタ車体 ~ホームの声援に支えられて手にした5勝目 ~
2010/02/01
会場が赤く染まるとどろきアリーナでのホームゲーム。試合に臨む前、選手たちは試合に賭ける共通の思いを掲げた。
「いいゲームをする、という意識を持つ時期はもう終わり。勝ちにこだわって、今日の試合は絶対に、みんなで勝ちに行こう」

先週のJT、そして今週土曜日の東レと0-2から追い上げながらのフルセット負け。あと一歩だっただけに、悔しさは募るが、惜敗の中で選手たちは確実な手ごたえも感じていた。守護神・井野は言う。
「開幕の頃とは違うまとまり、全体の調子も上がってきて、チームとして戦えている。上位のチームとも力の差を感じることなく戦うことができているのは確かです」
前後に揺さぶるサーブや、的を絞ったブロックと後衛のレシーブ布陣、相手のブロック、レシーブ位置を見て変化を加える攻撃パターン、粘り負けしないつなぎのプレー。トヨタ車体との一戦でも、相手に先行される苦しい展開を招いたものの、慌てることなく、1セット目中盤からはレッドロケッツらしいプレーが随所で展開される。
中でも光ったのが、昨日の東レ戦同様、途中出場で投入された内田だ。安定感のあるサーブレシーブだけでなく、サイドからのスピードを生かした攻撃、秋山との抜群のコンビネーションで次々に得点を重ねる。ブロックでも効果的にワンタッチを取り、素早く攻撃体勢に入り、隙を与える間もなく鋭いスパイクを次々に打ち込んだ。
「昨日の(東レ戦の)悔しさを絶対に晴らしたかった。ホームゲームで、たくさんの方が応援に来てくれている前で何とか勝ちたかった」
内田の投入からリズムをつかんだレッドロケッツが第1セットを先取し、幸先いいスタートを切った。

連取を狙う第2セットだが、1本目、内田のサーブレシーブが崩れる。秋山が何とかつないで相手コートに返すも、得点には至らず。開幕直後であれば、このままズルズルと崩れてしまう場面も多くみられたが、ここで、レッドロケッツは確実に成長を遂げた姿を見せる。
サーブで崩した相手が一気に攻め込む中でもひるまず、冷静な判断でブロックに飛び、ワンタッチを取る。再びコートに入ってきたボール、秋山が展開する攻撃の選択肢は何か。レフトから、秋山を呼ぶ内田の声が響いた。
「レフト、レフト! もう1本持ってきて!」
秋山のトスはレフトへ。内田が鮮やかに決め、コートに笑顔の輪ができる。たとえ1本目が崩れても、全員でつなぎ、最後まであきらめない。これまで目指してきたスタイルが、まさに形となって表れていた。

ジュースにもつれ込みながらも第2セットを制したが、第3セットはトヨタ車体の粘りに屈し、18-25で失う。嫌な空気が漂い始めた第4セット、停滞した流れを内田、フォフィーニャのサーブが断ち切り、再び勢いを取り戻したレッドロケッツが連続得点を挙げ、勝利をグッと引き寄せる。
内藤、安藤の連続ブロックで23-14と大きくリードを得て、5勝目まであと2点。だが、ここから連続失点が続く。悪循環を招いた要因を、井野はこう分析した。
「たとえ相手に連続得点を取られても『自分たちがリードしているんだから大丈夫』と切り替えることができませんでした」
24-22と2点差まで迫られてしまったが、戦う心がひるまぬよう、スタンドからはホームの大声援が選手たちの背を後押しする。ここで、負けるわけにはいかない。
最後は安藤が時間差攻撃をトヨタ車体コートに叩きつけ、25-22、苦しみながらもレッドロケッツが第4セットを手にし、3-1で勝利を飾った。
勝利の中で見えた手ごたえと、後半戦に向けた課題。ブロック、クイックで奮闘した内藤がチームの声を代弁した。
「今の勢いにプラスして、各自がやるべきことをやる。チームとしても成長をしているので、3レグ以降にいい形でつなげていきたいです」
内藤、井野、今季からレッドロケッツの一員となった2人にとって、これが初めてのレッドロケッツでのホームゲーム。
「たくさんの応援の中で戦えて、本当に気持ちよかった」(井野)
「地元の応援を感じたので、みなさんにもっともっと楽しめるような試合をしていきたい」(内藤)
選手たちだけでなく、応援してくれたたくさんのサポーターも、みんなの笑顔の中で今季最初のホームゲームは幕を閉じた。いよいよ戦いは後半戦へ。1戦1戦、レッドロケッツの巻き返しが始まる。
(取材・文:田中 夕子)
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