姫路とのアウェーゲームに臨んだレッドロケッツ。立ち上がりに塚田のサーブから山田の速攻で3点を先取したが、すぐに逆転を許した。ネリマンのバックアタックで追いつき、曽我も鋭い攻撃を見せたものの、3点ビハインドで2回目のテクニカルタイムアウトへ。その後も13-19までリードを広げられたが、ネリマンのサービスエースや古賀のスパイク、山田のブロックなどで追い上げ、終盤についに追いつく。デュースに入ると激しい点の取り合いとなり、最後はレッドロケッツがセットを奪った。
　第2セットは山田のサービスエースや島村のブロードなどで序盤から先行した。中盤にはこのセットのスタートから起用された古谷のサーブが冴え渡り、相手のレシーブが乱れたチャンスでは古賀がダイレクトで叩いた。10-9から一気に6連続得点。しかし、山田の速攻で20-15としてから粘る相手に迫られ、終盤に同点とされてしまう。島村と古賀が意地を見せるも、相手の勢いを止められず、このセットを落とした。
　再び先行したい第3セット、序盤は互角だったが、5-5から山田の速攻と古賀のブロックで一歩抜け出し、山内のスパイクで12-7とペースを握った。相手のツーアタックを小島が見事な反応で拾うと、柳田が得点につなげる。しかし、粘る相手に徐々に点差を詰められて並ばれ、終盤は互いが一歩も引かなかったが、最後はVリーグデビューとなった野嶋がサーブでチャンスを作ったレッドロケッツが逃げ切った。
　立ち上がりに3点を先取された第4セットだが、島村のブロックや古賀のバックアタックですぐに流れを引き戻した。中盤は一進一退の展開。上野は速攻、山内はバックアタック、島村はブロード攻撃を決めた。相手に押し込まれた終盤は古賀のブロックと上野の速攻で食らいつき、古谷は起死回生のブロック。最後はデュースにもつれ込んだが、粘り強くつないだレッドロケッツがラリーを制し、勝利をつかんだ。