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2020/10/26

試合レポート

■レッドロケッツ応援記 ~10/24 対JTマーヴェラス 攻守がかみ合い、ホームとどろきで前回王者を撃破!~

 ホームの力、サポーターの力の底知れぬパワーを改めて感じた一戦だった。

 前節の開幕戦で快勝し、2020-21シーズンを幸先よくスタートしたレッドロケッツ。24日の今季初となるホームゲームでは、とどろきアリーナにリーグ連覇を狙うJTマーヴェラスを迎えた。金子監督は「前回王者のJTさんに対し、チャレンジャーとして気持ちの部分では絶対負けないように」と、開幕戦と同じ6人をスタメンに送り込んだ。



 いきなり白熱したラリーとなったオープニングポイントを古賀のスパイクで制すと、島村は得意のブロード攻撃を2本突き刺し、廣瀬も続く。序盤からペースを握って8-3としてからは、山田は移動攻撃と速攻、曽我はライト、レフトの両サイドからの強打と、機動力を生かした攻撃が冴え渡った。セッターの澤田は静かな闘志を胸に秘めてコートに立っていた。

「先週の開幕戦は、塚田選手や山内選手に助けられて、チームが勝てたことは嬉しかったのですが、自分自身は悔しい思いをしたので、今日はまずは楽しんでプレーすることと、自分の持ち味を忘れずに最後まで戦おうと思っていました」



 4点リードで2回目のテクニカルタイムアウトを終えた直後、小島が素早い反応でブロックフォローに入り、廣瀬がパワフルなスパイクを放つ。一度はアウトの判定だったものの、金子監督が要求した相手のワンタッチに関するチャレンジが成功。さらにリードを広げた。その後も廣瀬を中心に次々と得点を挙げたレッドロケッツが、25-18で危なげなく最初のセットを先取した。



 第2セットも古賀が攻撃陣をリードしながら、順調に得点を重ね、25-19でものにする。9-5から4連続失点で同点にされた場面こそあったが、リードされることは一度もなかった。澤田は「サーブで崩し、相手のレフトアタッカーに簡単に決めさせることなく、ブロックディフェンスからのオフェンス展開がリズム良くできていました」と振り返る。リベロの小島は開幕戦に続き、この日もその好守でたびたびチームの窮地を救った。
「今年はチームでオフェンスに力を入れてきましたが、その上でディフェンスをしっかりオフェンスができるところまで持っていくのが自分の仕事。それはチーム全体でも考えていたことだったので、とくに1、2セット目は自分たちの強みであるブロックディフェンスがはまって、オフェンスの展開が増えたのは良かったです」



 理想的な形で2セットを連取したレッドロケッツだったが、第3セットからはJTが王者の意地を見せ、より激しい点の取り合いへと突入する。古賀や島村は依然として高いアタック決定率をキープし、「自分のところに来るボールは全部止めよう」と意気込んでいた山田は相手エース・ドルーズの強打を鮮やかにシャットアウトした。両チームが互いの持ち味をぶつけ合い、主導権を握るまでには至らない中、22-22から一歩抜け出したのはJTだった。曽我のスパイクで2度のセットポイントをしのぎ、レッドロケッツは必死に食い下がったが、26-28でセットを落とすことになる。



 第4セットも最後までもつれた。レッドロケッツが6-9から6連続得点を挙げるなど、3点差がつく場面は何度かあったが、そのたびに劣勢の側が巻き返し、いずれかのチームに流れが傾くということはなかった。デュースに入ってからも一進一退。勝負がどちらに転んでも不思議はなかった。仮にJTが第4セットを取っていれば、そのままの勢いで第5セットも駆け抜けた可能性は小さくない。そういう意味でレッドロケッツは、是が非でもこのセットで決着をつけたかったはずだ。
 小島が「最後に勝ち切れたのは大きい」と語ったとおり、4度目のマッチポイントで執念ともいえる古賀のブロックが決まって30-28。レッドロケッツがなんとか逃げ切って価値ある勝利を手にした。



 スコアを見ても明らかなように、第3、第4セットは両チームの間にほとんど差はなかった。あったとすれば、スタンドを赤く染めたサポーターの存在かもしれない。新型コロナウイルスの感染拡大防止対策から、声を出しての応援やチアスティックの使用は禁止。音響機材からの音と拍手、ハリセンという応援スタイルに制限されてはいたが、サポーターの思いはしっかり選手に届いていたと山田は言う。「プレー中も応援の音はよく聞こえます。とくに劣勢のときに大きな音で後押ししていただくのが本当に力になりました」



 金子監督が試合後、「これだけ多くの方が観に来てくださったことに感謝しています。我々は1球1球に気持を込めて戦っていきます」と力強く語って迎えた翌25日のKUROBEアクアフェアリーズ戦も、応援の力を実感したゲームだった。第2セットまではリズムに乗れずに苦しい展開。第3セットに入って、今季初出場となった古谷や上野の活躍でレッドロケッツらしさを取り戻した。ストレートでの勝利は、サポーターの存在なくしては果たせなかったに違いない。



 次週は兵庫県姫路市に乗り込むが、31日はレッドロケッツと同じく3連勝で首位に躍り出た東レアローズ、そして11月1日のヴィクトリーナ姫路戦は、相手のホームゲームである。いずれも厳しい戦いになるだろうが、リーグ制覇のためには、そうした状況の中でいかに勝ち点を積み上げていけるかが重要になってくる。開幕3連勝の喜びに浸ってはいられない。

■Hot Topics 曽我啓菜



 前節の開幕戦は、先発で出場しながら4得点に終わった。第1セット半ばにベンチに退いた後は、第3セット中盤に短時間出場しただけにとどまった。
「みんなにカバーしてもらってありがたかったですし、チームが勝てたことは嬉しかったです。でも、スタートで出ている責任を果たせなかったのは悔しかった。正直、『もっとできるのに』と思いました」
 金子監督は曽我に対し、「機動力を活かしたオフェンスが持ち味ですが、ポジションに関係なくコートを動き回って、オフェンスを展開してほしい」と、単なるサイドアタッカー以上の働きを期待している。そして、それは曽我自身も自覚し、今季に向けて強化してきた部分だと話す。
「オフェンス面で頭を使って点を取っていくという部分で、セッターといろいろなコンビ、パターンを増やそうと話しながら取り組んできました。身長が低いので機動力やスピードで相手を上回るしかありません。そこは意識してやっています」
 この日のJTマーヴェラス戦では、2枚替えで下がる場面以外はコートに立ち続け、終始、安定したプレーでチームの勝利に貢献した。ポジションはライトだが、ライトからもレフトからも放つスパイクは切れ味鋭く、中から外、あるいは外から中に切れ込んで打つ攻撃では、相手のブロックを翻弄した。アタックで16得点は十分な活躍にも見えるが、しかし、曽我自身は満足してはいない。
「JTさんは昨シーズンの優勝チーム。楽な展開にはならないことはわかっていた上で、しんどい場面でもみんなで攻めることを忘れずに戦えました。ただ、個人としてはオフェンス面で(古賀)サリナさんに助けられた部分が多かった。今後はマークも厳しくなってくると思うので、自分もしっかりオフェンスで存在感を出せるようにしたいなと改めて感じました」
 金子監督は「彼女自身が持っている能力からすると、まだまだベストではないという気がします」と言いながら、「その中でも我慢強くプレーしようという姿勢は、昨シーズンと比べて成長してきている」と評する。レッドロケッツは試合を重ねるごとに成長を目指すチームである。曽我もまた、一つひとつの経験を糧とし、立ち止まることなく進化していく。
(取材・文:小野哲史)
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3

vs

16 - 25
25 - 18
25 - 15
25 - 17
-
1

デンソーエアリービーズ

2020/12/05 13:00

とどろきアリーナ

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