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2020/11/09

試合レポート

■レッドロケッツ応援記  ~11/7 対PFUブルーキャッツ 明確なイメージを抱き練習を重ねた「サーブ」が走り、今季初のリモートマッチでつかんだ5勝目~

 開幕からの連勝こそ止まったものの、コートへ入る前から選手たちの表情は自信に満ち溢れていた。春から夏にかけ公式戦はできずにいたが、その間、着実に積み上げて来た練習の成果を1戦1戦実感している充実感。事実、開幕から絶好調の島村は「練習してきたことが発揮できているし、感覚的に負ける気がしない」と言う。

 その言葉を証明するかのごとく、この試合も第1セットから強さを見せつけた。まず山田のサーブから島村、ネリマンが続けて決め6-2とリードすると、古賀のスパイク、ブロックで12-5とさらに点差を広げる。圧巻は、14-9と5点をリードした場面からの古賀のサーブだった。



 全体練習どころか体育館も使用できなかった自粛期間、金子監督は「昨シーズンのV1男子の試合を見て、参考になるプレーを探そう」と選手たちに宿題を与えた。そして、それがヒントになった、と古賀は言う。
「男子の深津(英臣 パナソニック)さんのサーブは軌道が低くて、すごく効果があったので、こういうサーブを打って行こうと意識して練習してきました。相手によっては、低い軌道のサーブをレシーブするのが上手な選手もいるので、そういう時は前に落としたり、緩急をつけたサーブが今日の試合でも効果的に決まりました」
 コースやターゲットを的確に狙ったサーブが立て続けに決まり、相手の攻撃が単調になったところでブロックが効果を発し、ネリマンや山内のブロックポイントだけでなく、ワンタッチからセッターの塚田が山内や古賀のバックアタックを絡めた攻撃で得点を重ね、21-9。そのままPFUを圧倒したレッドロケッツは、25-10と完璧に近い形で第1セットを先取した。





 第2セットからはメンバーを変え、攻撃のパターンを変えて来たPFUに対し、序盤は5-9と苦戦を強いられる。しかし山田、島村の両ミドルのサーブからブレイクを重ねて連続得点を挙げ、17-17と同点に。ここで再び見せ場をつくったのが古賀だ。



 コートの角から角、クロス方向のコーナーに放ったサーブがノータッチエースとなり18-17、アップゾーンの選手たちも両手を挙げて喜び、ベンチも一気に盛り上がる。サーブが走り、チャンスボールが返ってくれば当然ながら攻撃の選択肢も増える。「きれいなワンタッチを取ってくれていたので、余裕を持ってセットアップすることができた。レフトだけに攻撃が偏ると苦しくなるので、バックアタックを含めて、枚数を減らさないように、という意識をし続けた」という塚田が、高さを活かしたミドルへのトスや、山内、古賀、ネリマンが多彩な攻撃を展開。終盤にも山内のサーブで得点を重ねたレッドロケッツが25-20で第2セットも連取。



 第3セットもスタートから連続得点でPFUに反撃の余地を与えず、終盤にはこれがVリーグデビューとなる2年目の吉田がリリーフサーバーで登場。ジャンプサーブで相手の攻撃を絞り、夏場から練習を重ねて来たブロック&ディフェンスが効果を発揮。相手のスパイカーが打つコースを封じるまさに壁と言うべき上野、ネリマンのブロックが相手のミスを誘い、最後も上野の速攻が決まり25-18、3-0の快勝で5勝目。試合の中でも何度も好レシーブで盛り立てたリベロ、小島の26回目の誕生日を勝利で飾り、全員が笑顔で祝福した。






 
今季初のリモートマッチ。これまで常に会場で背を押し、共に戦ってくれたサポーターはスタンドにいないが、ここまでの6戦で出た課題や手応えを試合の中でも発揮できた。金子監督はそう言う。
「スポーツの楽しさは、自分で考えて判断し、駆け引きすること。今は古賀を中心に、『この場面ではこうしよう』と話し合いながら、共通認識を持てている。自分は監督として大したアドバイスをしなくても、選手たちから『ここはこうやってハメこんでいこう』という会話も増えて、成長を感じます。それがもっと完成形に近づいて行けばチームとしての強みが増えるし、古賀だけでなく全員がリーダーシップを発揮すれば、もっとチーム力も上がっていく。主役は選手たちなので、いかに楽しくバレーボールができるか。どうやって勝ちたいかを今はそれぞれが明確にして取り組んでいるのが、いい流れにつながっていると感じます」



 7戦を終え6勝1敗。首位を走るがこれは決して快進撃ではない。取り組んできた成果を発揮し、成長を実感する。地道に取り組んできたことが力になっている紛れもない証だ。まだ前半戦、リーグは始まったばかりとはいえ、伴う結果はこれ以上ない、大きな自信になるのは間違いない。リモートマッチでも変わらず見せた躍動感を、次はホームの舞台で――。まだまだこれから、レッドロケッツはもっともっと強くなる。

■Hot Topics 古賀紗理那

 バレーボールは1人の力だけでは勝てない。それぞれに役割があり、目立たぬところでつないだボールが実は勝利を導いていたこと。必死に跳んでネット越しに上げたトスがあったから、次の1点につながったこと。派手なプレーばかりでなく、勝利に貢献するプレーは数々あるが、そんな1つ1つ、1人1人の総力を結集した勝負の場面。ここぞ、というところでボールを託される存在。それがエースであり、紛れもなく、レッドロケッツのエースは古賀紗理那だ。
 入団間もなく日本代表でも活躍。Vリーグが終わればすぐに代表合宿や国際大会を重ね、疲労困憊で新しいVリーグシーズンを迎えて来た例年とは異なり、トレーニングや基礎練習、セッターとのコンビ練習に時間をかけてきた今季、コンディションは絶好調。サーブ、サーブレシーブはもちろん、スパイクでも相手ブロックを見ながらコースを打ち分ける余裕がある。
「ポジション的にハイセット(二段トス)が上がってくるので、今まではハイセットイコール苦しいボール、という認識でした。でも、ハイセットは相手ブロックも準備できるけれど、自分にも余裕があるので、自分の状況とブロッカーを見て、どこに落としたら嫌がるかを考える時間もある。そう思えるようになってからは、むしろハイセットを決めたほうが気持ちいいと感じたので、周りにも『ハイセット、どんどん持ってきていいよ』と声をかけるようになったし、実際決めるとみんながすごく喜んでくれるのが嬉しいです」
 充実のシーズン。だからこそ、目指す場所は1つ。
「成長していると実感しているので、まだまだ成長を続けて(決勝が行われる)2月に、一番チーム力を高めた状態で試合を迎えたいです」
 逞しさの増した凛々しい表情と、決め切った後の笑顔。レッドロケッツのエース、古賀紗理那の進化はまだまだこれから。エンジン全開のエースに注目だ。


11/7 PFUブルーキャッツ戦ハイライト動画はこちら


11/7 PFUブルーキャッツ戦終了後 吉田あゆみ選手インタビュー


11/7 PFUブルーキャッツ戦終了後 小島満菜美選手インタビュー



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V.LEAGUE

NEC
レッドロケッツ

NECレッドロケッツ

3

vs

16 - 25
25 - 18
25 - 15
25 - 17
-
1

デンソーエアリービーズ

2020/12/05 13:00

とどろきアリーナ

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