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2020/11/24

試合レポート

■レッドロケッツ応援記 ~11/22 対久光スプリングス サーブとオフェンスが機能し、アウェイで相手を圧倒!~

 Vリーグにおいて、この10年で優勝5回、 準優勝3回と、圧倒的な実績を誇る久光スプリングス。レッドロケッツが優勝した2014/15シーズンも、16/17シーズンも、最後のファイナルで死闘を演じた相手はいずれも久光だった。今季はここまで思うように勝ち星を伸ばせていないものの、日本代表経験者を多数擁し、有力チームであることに変わりはない。
 だからこそ金子監督は「久光さんは実力があるチーム」と認め、古賀も「久光さんは本当に強いチームなので、チームでしっかり勝とうというのはありました」と意気込んでいた。ただ同時に「1年1年チームカラーは変わってきますし、私たちのチームカラーも少しずつ変化している」という言葉からは、これまでのことはこれまでのこととして、この一戦にかける強い思いを感じさせた。



「試合の入りで、いかに自分たちのリズムのあるバレーをできるかがカギ」
 金子監督がそう考えていた通り、序盤から鋭いサーブが相手の守備を苦しめた。山内の先制点の後、 山田のサーブで次々とチャンスを作り、いきなり6連続得点。山内のサーブでも島村の連続ブロードや古賀のバックアタックなどで、12-2と一気に流れをつかんだ。そこからも10点前後のリードをキープしつつ、押し込まれたラリーでは、ネリマンらがネット際のボールをうまく処理してつなぎ、相手のミスを誘う場面もあった。



 25-16で難なく最初のセットを奪うと、山内が「さぁ、頑張るよー!」とチームメイトを盛り立てて、第2セットに入っていく。6点リードでファーストテクニカルタイムアウトを迎えるまでに効果的だったのも、やはり攻撃的なサーブだった。山内が2本のサービスエースを決め、相手を崩したところではネリマンがきっちり仕留めた。このセットも半ばまでに古賀のスパイクやブロックで10点差をつけ、相手をほとんど寄せつけることなく、25-13でものにする。



 セッターの澤田は「(チームメイトの)1本目の質がすごい良くて、自分自身は相手ブロックとの駆け引きをしっかり考えながらプレーできた」と語ったが、先週のホームゲーム2連戦で30%台だったチームのサーブレシーブ成功率を50%台に戻せたのは、1本目の質の向上につながったと言えるだろう。古賀の「先週はサーブレシーブがあまり入っていなかった」という反省をしっかり生かせていたわけだ。また、ディグに関しても、ブロッカーが連携して相手の攻撃コースを限定することで、小島らバックプレイヤーがよりレシーブしやすい状況ができていた。



 質の良いパスが渡れば、澤田は余裕を持ってトスアップの体勢に入ることができる。このとき同時に、たとえば左右のサイドから古賀と山内が、ミドルでは島村や山田が、さらに後方からはネリマンがバックアタックの準備に入る。相手からすれば少なくとも4方向からの攻撃を警戒しなければならない。この試合では、レッドロケッツがこうした分厚い攻撃を仕掛ける場面が幾度となく見られた。



 第3セットに入ってもレッドロケッツの勢いは止まらない。山田がサービスエースを決めるなど、序盤からサーブが走り、8-2、16-7と着実にリードを広げた。終盤には途中交代で入った曽我が鋭いスパイクで1得点をマーク。25-15で一気に駆け抜け、福岡市民体育館の多くを占めたホーム久光のサポーターを沈黙させた。試合時間はレッドロケッツの今季最短となる、わずか1時間11分だった。



「チームとして組織的なオフェンスができた」(古賀)、「サーブでもオフェンス面でも全員が攻め続けられた」(澤田)と各選手が胸を張ったように、技術的、戦術的に申し分のない試合内容だった。そして、それとともに収穫だったのは、相手にほんの少しさえも隙を見せなかった点だ。島村は言う。
「いつもだったら1セット目が良い展開でも、2セット目の入りで中だるみをしたり、セットの入りが良くても終盤でもたついて、相手に流れがいってしまうことがありましたが、今日はそれがなかった。各セットに入る前に、みんなで『今のセットは切り替えて、もう一回、一からスタートしよう』とか、3セット目に入る時も『2セット取ったことは忘れて、1セット目のようなイメージで行こう』という話が自然と出ていました」



 そうした姿勢でプレーできる限り、劣勢の相手は挽回のチャンスを見出すことができず、早い段階で諦めムードが生まれてくる。今後も目指していきたいゲームの進め方だろう。
 ただ、会心の試合を終えた後も、チームに気を緩めるような気配はなかった。
「アタッカーの個々の力はあるのですが、それを打ち切らせる精度がこれから戦っていく上で、非常に必要になってきます。今日はアタッカーの技量で打ち切っている場面が多々あったと思うので、そこはみんながもっと関わって1点をとりにいく場面を増やしていきたい。つなぎの部分での2段トスなど、まだまだ精度を上げないといけないプレーはたくさんありましたので、そこは引き続き上げていきたいと思います」(金子監督)
 次週の相手は、昨季4戦全敗を喫しているデンソーエアリービーズ。レッドロケッツにとっては強敵との対戦が続くが、今回の久光戦でワンランク上がったように見えるチームレベルを改めて証明するには、絶好の相手と言えるかもしれない。



■Hot Topics 島村春世



 今季好調なチームの中でも、一際存在感を放っているのが、社会人11年目の島村だ。 開幕戦からこの久光スプリングス戦までの10戦で、全試合スタメン出場。生え抜きではチーム最年長であることを忘れさせるほど、若々しくコートを駆け回っている。自身は「開幕からこれだけできているのは久々です。ここ数年は全日本の活動でチームへの合流が遅れたり、コンディションの調整で、開幕戦に出られないことが続いていたので。でも、今季は開幕から頑張りたいとこだわっていたからこそ、それができているのは嬉しい」と笑顔を見せる。
 もちろん、ただ試合に出ているというだけではない。ミドルブロッカーとして常に相手の攻撃の最前線に立ちふさがり、攻撃では得意のブロード攻撃を軸に、1試合平均10点以上をマーク。総得点116点はエース古賀に次ぐチーム2番手だ。アタック決定率に至っては、実に10試合で50%以上のハイアベレージをキープし、通算57.1%は現在、リーグ全体の堂々1位にランクされている。「今季はレシーブが安定しているので、ミドルが活躍できる場面が多くて助けられています」と、自分の活躍よりも先にチームメイトへ感謝するあたりに島村の人柄がにじみ出ている。
「試合終盤に少しバテてしまう感覚がある」のは、体力的な衰えでは一切なく、むしろ「今までよりスピードやキレが増えている分、今までの体力ではきつい」らしい。そうしたスピード面の向上は、夏場の鍛錬期に取り組んできた成果に他ならない。
 進化という意味では、同じポジションの上野や山田、新人の野嶋や甲らから様々な刺激を受けているという。「みんなそれぞれ良いところがあって、この子のブロックはうまいから盗みたいなとか、今の攻撃は私もやってみたいなと、いつも思わせてくれます。練習のAB戦では『負けないぞ』という感じでやっていますが、試合ではミドル陣で助け合いながらできていると感じています」
 ある程度のキャリアを積み重ねると、自分のやり方だけにこだわったり、新しい試みにトライするのを避けたりしがちだが、島村にはそれがない。「現状に満足しているわけではないですし、自分の悪い所しか見えていないので、まだまだ進化できる」
 レッドロケッツの頼れる大黒柱は、自身3度目となるVリーグ制覇に向けて、今、充実のシーズンを過ごしている。
 
(取材・文:小野哲史)
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NEC
レッドロケッツ

NECレッドロケッツ

1

vs

24 - 26
25 - 20
21 - 25
17 - 25
-
3

埼玉上尾メディックス

2021/03/28 16:00

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