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NEWSNECレッドロケッツ ニュース

2021/01/18

試合レポート

■レッドロケッツ応援記 ~1/17 対久光スプリングス 勝負所で高い集中力を発揮し、2021年を連勝スタート!~

 新たな年を迎えても、1月9日に予定されていた岡山大会が中止になるなど、新型コロナウイルスの猛威は依然として収まる気配が見えない。それでもレッドロケッツは、今季のスローガン『挑続~for the TEAM~』を胸に、今できることに取り組みながらひたすら前へと突き進む。キャプテンの山内は、2021年の抱負を力強く語った。
「近い目標としては、2月21日にあるファイナルに進んで、そこで勝ち切ること。そして、2021年最後の日に、『今年も成長できたな』と感じられる1年にしたいです」



 今年最初のゲームとなった16日のJTマーヴェラス戦は、成人の日に新成人として晴れの門出を迎え、「常に向上心を持って、何事もワクワクする気持ちを忘れずにやっていきたい」と言っていた曽我が活躍。フルセットにもつれた激戦を制し、昨年12月の天皇杯皇后杯全日本バレーボール選手権大会準々決勝で惜敗を喫した相手に雪辱を果たした。
 そして、17日に対峙したのが久光スプリングスだ。山内は「久光さんは昨日、フルセットで逆転負けして、前回の私たちとの対戦ではストレート負け。そういう悔しさをぶつけてくるはず」と警戒し、古賀も「(久光は)個々のポテンシャルが高い選手が集まっているチームという印象は昔から変わらない。気を抜いたらすぐに足元を救われる」と、試合前のミーティングで確認し合った注意点を肝に銘じて試合に入ったという。



 実際、立ち上がりからレッドロケッツの集中力は高かった。山田の速攻で先制した後も、ネリマン、島村、古賀と、セッターの澤田が攻撃陣を効果的に操り、6-5からは4連続得点。14-11の場面では、リベロ小島が横っ飛びで何とか拾ったボールを、古賀がネット際でうまく押し込んで1点をもぎ取った。



 23-19から2点差に迫られたものの、タイムアウトを要求して一呼吸入れると、最後は古賀がきっちりと決め切った。25-22で最初のセットを奪ったレッドロケッツは、島村が「サーブで攻めることができていたし、相手のレフトからの攻撃はだいぶ抑えられていた」と語ったように、一定の手応えをつかんでいた。曽我も「サーブで自分が狙われるのはある程度わかっていた。しっかりサーブレシーブをしてから自分が打つというところをできたのは成果」と胸を張った。



 とはいえ、すべてのセットで、どちらのチームがものにしても不思議ではないほどの競り合いが繰り広げられた。とくに第2セットは終始、第3セットも最終盤にレッドロケッツが抜け出すまでは、点差が2点以上開くことはなかった。
 試合後に金子監督が「オフェンスでは、ミドルの攻撃がやや少なかったですが、古賀が良いところでしっかり広角に決めてくれましたし、両サイドが頑張ってくれた」と評したように、サイドアタッカー陣が攻撃の軸となった。とくに第2セット以降は、古賀とネリマンの存在感が光った。ネリマンが高さとパワーを生かしたスパイクを突き刺せば、古賀はキレ味鋭く、ときに相手ブロックを翻弄するような老獪さを見せつける。第2、第3セットにサイドから、あるいはバックアタックで挙げた得点は、2人合わせてチーム全体の約8割近くを占めていたはずだ。



 もちろん、他の選手たちもそれぞれに奮闘した。野嶋は第1セット中盤にワンポイントサーバーとして送り込まれ、連続得点につなげた。25-23で競り勝った第2セットは、終盤の22-20から逆転を許したところでブロードを決め、流れを引き戻したのは山田だった。互いに譲らなかった第3セットも、上野が速攻やブロードで3得点をマーク。終盤の勝負所では、「サーブでのミスが減ってきたので、どうやって崩すかに意識を持っていけている」と話す山内が鮮やかにサービスエースを決めている。レッドロケッツはそこから勢いづき、25-21でこの試合の決着をつけたのだ。



 久光のような経験豊富な強豪との戦いでは、勝敗は常に紙一重である。古賀は試合後、「今日はストレートで勝ちましたが、(どのセットも)中盤、終盤までは拮抗した展開で、しっかり後半に私たちのテンポでバレーができて、抜け出せたのが収穫でした」と振り返った。金子監督は「Cパスになったときでも、2球目でカバーして、オフェンスを何とか打ち込んでいく。そうすることで相手も苦しい攻撃になり、こちらが的を絞りやすくなる」と言っており、そうした小さな積み重ねが、五分五分のラリーを自分たちに引き寄せる結果になった部分もあるだろう。さらにつけ加えれば、選手たち一人ひとりに「絶対に勝つ」という強い思いがあったのは言うまでもない。
 金子監督が勝ってもなお、新たに見つけた課題を淡々と口にしたのは、いつも通りだった。
「昨日フルセットを戦ってからの今日だったので、体力的な部分で少し脚が止まる場面が多かったかなと思います。(JT戦で)あれだけのラリーをしたので仕方ないのですが、ファイナルなど上のステージを見据えていくと、2日連続で高いパフォーマンスを出せるかどうかは課題になりました」



 次週は、とどろきアリーナでの今季最後のホームゲーム。他チームの結果次第ではレギュラーラウンドの4位以上(V・ファイナルステージの1~4位決定戦進出)が決まるが、選手たちにとってはそれも1つの通過点に過ぎない。とどろきは今季4戦4勝という相性の良さを生かしつつ、勝利を1つずつ積み重ねていくだけだ。



■Hot Topics 島村春世



 17日の久光スプリングス戦で、1つの偉業が果たされた。島村がVリーグ通算230試合出場を達成し、Vリーグ特別表彰の対象者に贈られる「Vリーグ栄誉賞」を受賞したのだ。島村本人が230試合出場を知ったのはつい最近で、それもチームが発信しているSNSからだったと笑う。
「これまで関わってくれた先輩や先に引退してしまった後輩、今のチームメイトなど、すべての人たちの助けがないと、これだけの試合数を重ねることはできませんでした。みんなに感謝しています」
 230試合出場達成者は、表彰制度が始まった1994/95シーズン以降で38人しかいない。レッドロケッツでは7人目で、いずれもレジェンド級の名選手が並ぶ。レッドロケッツのみに在籍したのは、杉山祥子さんと大貫美奈子さんだけで、島村が3人目だ。
 入社初年度から試合に出続けてきた古賀でさえ、「すごすぎて、ちょっと想像できません」と語る230試合というのは、もちろん多くの人たちの支えもあっただろうが、やはり何より島村自身の努力の賜物に尽きる。技術や戦術眼はシーズンごとにアップグレードさせていかなければならないし、コートに立ち続けられる体力やフィジカルの強さもなくてはならない。長期の戦線離脱を余儀なくされるような大きな故障がほとんどないのも、島村のストロングポイントと言っていい。監督やスタッフ、チームメイトからの信頼も重要な要素だ。どれか1つでも欠けていれば、今回の偉業は成し遂げられなかったに違いない。
 しかし、この偉大な数字も島村にとっては通過点である。レッドロケッツの一員として、みんなで今季のリーグ制覇を目指すとともに、個人としての目標も明確に持っている。
「今季は、アタック決定率で上位にいるので、その個人賞は狙っていきたいです。今後に関しては、息の長い選手というのが目標で、自分の身体が動かなくなるぐらいまでは現役を続けていきたいと思っています」
 島村の辞書に、「衰え」という文字は見当たらない。レッドロケッツの背番号1は、これからも進化しながら、チームの大黒柱であり続ける。
(取材・文:小野哲史)

1/17 久光スプリングス戦ハイライト動画はこちら


1/16 JTマーヴェラス戦ハイライト動画はこちら


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3

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25 - 14
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-
1

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